よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

家電メーカーの苦悩/どうなる日本経済(170)

2011-10-26 06:40:43 | どうなる日本経済

日本の家電メーカーの斜陽化

そして新たな時代への挑戦はうまくいくのだろうか。

日本の家電メーカーと言えば、かっては「電子立国」日本の立役者として、世界をリードしていたはず。自動車産業と並び、戦後の日本経済を引っ張ってきた。

これまで日本の家電メーカーは、「ブラウン管テレビ、ビデオ、ラジカセ、ウォークマン、CD・DVDプレーヤー、ゲーム機、液晶テレビ」など、絶え間ない技術革新で、日本市場だけでなく世界市場を席巻してきた。

ところが、デジタル化による製品の均質化や、韓国・中国のメーカーの急伸な台頭、更には、どこまで進むのか全く見通しが見えない円高、最近ではアップルのようなヒット商品が出せない現状の中で、世界での影が薄くなり、役割が終わるのではないかとも思われる。

この斜陽化をもたらしたのは、テレビやビデオなど大量に生産し、上から目線で売れる日本の家電メーカーの役割は終わったことを意味するのではないだろうかと言われる。

このことにようやく気付いた日本の家電メーカーは、新たな生き残りの展開を図ろうとしている。

その戦略として、

・商品ではなく「体験」を売る。 点ではなく面で攻める。 単体ではなくネットワークで売る。

・液晶テレビに見切りをつける。世界中で発電所を作る。保守・メンテナンスまで含めたトータル製品丸ごとシステムで売るなどなど。

色々なテーマ・切口での新たな取り組みを始めているようだ。果たして、又、世界をリードしてきた日本の家電メーカーが、再び世界をリードする役割を担えるのか。その生き残りのための戦いが始まっており、今後の展開に、技術力日本の運命を左右するものになるのではないだろうか。

かごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/  

かごしま企業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/ 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする