大阪大学・石黒研究室が人間型ロボット(アンドロイド)開発
石黒教授の分身ロボットの開発に成功
ジェミノイドはこの研究の当事者であるATR知能ロボティクス研究所客員研究員で大阪大学教授の石黒浩氏と生き写しのロボットのことです。
ジェミノイドは46自由度を持ち、エアーコンプレッサーで駆動する。通信や電源のケーブルは尻の部分から出ており、椅子の軸部分を通して見えないように隠している。本体は石黒氏の全身を型どりしてコピーした。頭部は頭蓋骨の外形をMRIで撮像してコピーしたという。皮膚表面はシリコンゴム製である。本体を作製したのは株式会社ココロ。本体製作期間はおよそ半年で、ソフトウェアに2、3カ月程度かかったという。
実在の人間とロボット技術とを融合することで、人間の動作やしぐさ、外観をコピー。実際の人間の「存在感」を写し取って、モデルとなった人間が別の場所に同時に存在する、いわゆるテレイグジスタンスを実現する、あるいはそのためには何が必要かを探るテストベット・ロボットとして開発されたものだそうだ。
自分そっくりのロボット、自分の分身ロボットがいるということになると、人生が滑稽というが、どういう気持ちになるのかわからないが、石黒教授は、「ロボットを操作していると自分がそのロボットになったように感じる。ジェミノイドが触られると自分自身が触られたような感じがする」という。現在のロボットはあまり動くことができないが、その動きに、自分自身が合わせてしまうような感覚があるそうだ。
このアンドロイドロボットもは、日本が世界をリードする超未来テクノロジーになるのは、間違いないことではないだろうか。
アンドロイド・ロボット ロボット(左)、石黒教授
かごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/
かごしま企業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/