よかど!鹿児島

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日本の新技術⑤/どうなる日本経済(167)

2011-10-19 06:23:57 | どうなる日本経済

砂漠でも野菜が収穫できる。

日本の植物工場をドバイに出荷、野菜を試験栽培

 (株)フェアリーエンジェル(京都の植物工場ベンチャー)の出資者である、LED照明メーカーのシーシーエス(株)三菱化学(株)が共同で、小型の植物工場「コンテナ式植物工場」を開発。カタールの食品関連企業への納入が決定し、2010年4月にカタールのドーハ(首都)へ納入し、6月頃から野菜の栽培が開始しているという。
 
 
シーシーエスの植物育成用LED照明技術フェアリーエンジェルの植物工場設計技術や栽培ノウハウ、さらには三菱化学の太陽光パネル、蓄電池、リサイクルコンテナなどの技術やノウハウが融合されて、開発・納入に成功した。技術的課題、経済不況などのマクロ的要因など、様々な理由から開発・納入が遅くなったが、ようやく第一号がスタートしたとのこと。

今、野菜工場は、① 閉鎖された空間なので気候・天候の影響を受けない、② 多段式の棚で栽培するため空間を最大限に活用できる、③ 病害虫の侵入がなく無農薬栽培も可能、④ 水耕栽培のため連作障害や土壌汚染が発生しない、⑤ 砂漠や寒冷地、都市や地下など多様な空間に設置できる、といった特長があり、異常気象や食糧危機への懸念が話題となっている今日、新しいかたちの農業を可能にする手段として注目を集めています。

今後は、お客様のご要望と設置場所の諸条件を踏まえた仕様のカスタマイズを行いながら、コンテナ野菜工場を広く国内外に販売していくという。日本の植物工場化の技術が、これまでの気候や病害虫、土壌等に影響されない新しい食と農業の在り方を根本から変えていくことになるかもしれない。

       

        コンテナ型植物工場                    植物工場内部

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かごしま企業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/ 

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