2輪車国内市場は復活するのか?
切り札は「逆輸入車」と言われるが。
4輪車で日産の逆輸入車が話題を呼んだが、2輪車でも、川重がタイで生産した世界66箇所で販売するグローバルモデルの[Ninja250R」を逆輸入し国内市場に投入。ホンダもタイで生産した「PCX」や「CBR250」を今年のゴールデンウィーク前に国内で販売する準備をしているという。
世界で強さを誇る日の丸2輪車だが、国内市場では苦戦が続いており、販売の低迷に加え、円高で国内生産も岐路に立っている。
日本自動車工業会のまとめでは、2011年の出荷台数は約44万台。ピーク時の1982年の328万台からすると、概ね9割も減っている。これは、ホンダとヤマハ発動機が「HY戦争」とも言われた販売合戦、3台まとめて9万9000円といった乱売等でバイクの価格を下げてしまったことで、国内販売は適正価格が破壊されたとのこと。
更にリーマンショックも加わり、2007年まで70万台前後を維持していたが、2008年には52万台へと急減してしまったのだ。
生き残り策とはいえ、「販売・サービス、生産、調達、開発、マーケティングの全てを現地化してしまった、その結果、最後には経営まで現地化してしまい、日本を後にすることになるのではないかと懸念されている。
徹底した現地化で、世界で戦う体制を整えたと言われる2輪車業界。このことは、産業界初の完全な「脱日本モデル」になるのではないかと予測もされている。
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