僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

心のつながる場所へ

2014-07-30 | Weblog
長崎佐世保で女子高生が同級生を殺害するという悲惨な事件が起きた。
人を解剖してみてかったとの理由で、その後頭や手首を切断し、腹部も切ったたというのだから、
その心のあり方には戦慄を覚えてしまう。

昨日、高槻のライブハウスで3世代バンド集合というイベントに出させていただいた。
一番若いバンドは16歳の高校1年生。次に40歳代位、そしてウチのバンドが最高齢の57歳。
高校生を中心に8バンド位の対バンで、どのバンドももちろん素晴らしかったが、
特に刺激を受けたのは高校生たち。技術云々ではなく、とにかく純粋に音楽を愛し、
緊張と闘いながら懸命に演奏している姿には心を打たれた。

私の最近の高校生像というのは、どこにでも座り、いつでも携帯を操作して、常識が欠如し…
のような悪いイメージしかなかったのだが、この子たちは、ライブの間一切誰も携帯を
見ることなく、仲間を応援し、演奏者を盛り上げ、後片付けをきちんとし、挨拶もきちんと
する、ものすごく健全な子たちだった。
いっしょに生徒と縦ノリで踊っていた顧問の先生方のご指導がしっかりしていたんだろうが、
音楽は人と人の心をつなぐものである、ということを生徒たちがちゃんと理解していたように
思う。

佐世保の生徒がどのような生活をしていたのか知らない。
ただ、新聞やテレビで知る限りは、母親の亡きあとは親にも暴力を振るうことがあったようだ。
その後、親元を離れ、一人でマンションに住んでいたという。
独立心を育てるための親心だったのかも知れないが、これらを聞く限りは、高校1年生の女子
生徒をひとりでマンションで暮らさせるなんて行為は、私には、親の責任放棄だとしか思えない。

彼女が昨日の高校生バンドを一度でも見ていたらどうだっただろうか。
彼女の親が一度でも見ていたらどうだっただろうか。

結果はもちろん分からない。でも、人の心を理解し、人の生きざまに共感を覚えるような
機会があるかないかでは、間違いなく結果が違ってきたと思う。

人の心が繋がることを知る場所や機会はまだまだいくらでもある。
インターネットや携帯を見る時間があったら、ほんの少し人が集まる場所に行ってみたら
どうだろう。

今後二度とこのような事件が起こらないことをただただ祈るのみである。

テニス肘

2014-07-24 | Weblog
右肘がえらく痛いのだ。
特に「持ち上げる」動きをするととても痛くて、コップを持ち上げるのも痛い。
これはいわゆる“テニス肘”と全く同じ症状らしいのだが、テニスのような
おしゃれなスポーツを私がするわけもなく、原因はテニスではない。

他に思い当たるフシはないけど、とくかく痛いので、ネットで色々調べていたら、
最近は仕事上、パソコンのキーを打つことが多い人に、テニス肘と全く同じ症状に
なる人が激増しているとのこと。

そうなんや…と思いながら、仕事やからキーを打つのをやめられない。
「パソコン肘」「キー肘」なんて名前がつくのかね、でもなんかそんな肘って、
まるで健全さがない。おまけに、それを伝えるために書くブログもキーを打つ
必要がある。

「テニスはしないが、俺は断じてテニス肘なのだ」

せめてそんなことでも言って、きっと将来ITへのきつーいしっぺ返しがくる
世の中と対峙していたい今日この頃である。

セミはなぜ鳴く

2014-07-17 | Weblog
女の子の孫がいる。たぶん3歳位だ(3人も孫がいると誕生日とか年齢とかもう分からん)。
今朝、セミの鳴き声を聞いて彼女はこう言った。

「お母さんがおらへん、言うて泣いたはる」

泣くとはどういうことか。
お母さんはどれだけ大切な人か。
幸せとはどういうことか。
どれだけ大切に育てられているか。
この一言で全てが伝わってくる。

ちなみに私は、「孫がこんなこと言うた」と泣いたはりますが。

すれ違おう

2014-07-15 | Weblog
友達の奥さんが白血病で緊急入院した。
何か月かに亘っての辛い抗がん剤療法を受けることになるらしい。

彼女の生き甲斐は孫である。
孫といたい、世話をしたい、という強い願望が彼女に病気と闘う力を与えている。

彼女の旦那、つまり私の友達は健康である。
今後も仕事がきっと一番辛いであろう真面目な普通のサラリーマンだ。

彼の生き甲斐は奥さんである。
彼女を大切にすることが彼の存在の意義であり、彼に働く意欲を与えている。

生き甲斐はそれぞれに違うがそれは当然のことでもある。
夫婦だから、なんだかんだとあるだろう。すれ違いもあるだろう。
でも、「なんだかんだ」って奴は大切な意見をいっぱい出してくれるし、
「すれ違い」って奴は、その数が多いことを示してくれている。
生き甲斐が違うから、お互いを支え合えないなんてことはない。

だから、奥さんよ、病院のベッドで寝ている場合ではない。
友達よ、ふさぎこんでいる場合ではない。

早くよくなって、二人でなんだかんだとすれ違ってくれ。
近くて遠い、友達という立場の私は、ただただそう願うのみだ。

2年の歳月

2014-07-14 | Weblog
久しぶりにブログを更新する。
ここ1~2年全く更新していなかったのに、それでも目を通してくださる方がいて、心より感謝申し上げます。

なぜ更新できなかったかと言うと、ここ2年の間に転勤を2回経験し、心身共に結構堪えていたから。昼休みにブログを書く私としては、この心労は思いのほか辛くて、昼は本を読むこと以外、する気にならなかったのだ。

2年の時を経て、今はまた本社勤務に戻り、ようやく昼の時間に少し余裕が持てるようになってきた。本を読むか、ブログを書くかの2択でまだ迷っているので、時々の更新になるとは思うが、少しずつ再開しようと思う。

ということで、今日は人生幸郎師匠のごとく、責任者出てこいトークをひとつ。

先日お気に入りの服屋さんのチェーン店が難波にある、ということを知り、行ってみようと店に電話をしてみた。

私 :「昔、守口市にあったそちらの店によく行っていたものです。難波にも同じ店があると知ったので行きたいのですが、道を教えてもらいますか?」
店員:「ありがとうございます。どちらからこられますか?」
私 :「○○から行きます。近いです。でも私は東西南北が分からないので、左右で説明していただいていいですか?」
店員:「はい、分かりました。○○が見えますね?それを“北”へお願いします」
私 :「(心の声)だからぁ、東西南北分からん言うてるがな! と、思いつつも、あのー左右で説明お願いできますか?」
店員:「あー、そうでしたね…」
状況:「ちんぷんかんぷんな説明が繰り返され、電話で10分ほどが経過」
私 :「やっと分かりました。もうすぐ着きます」
店員:「そうですか、ところで、ウチは女性専門店ですが構いませんか?」
私 :「(心の声)ええわけないやろ!!あほかアンタは! と思いつつ、いいえ、女性の店では行っても仕方ありません」とオトナの対応…

幸郎師匠:「責任者出てこい!!」

こんな世の中で大丈夫なんでしょうかねぇ。まいりましたわ。