養老孟司さんと宮崎駿さんの対談、「虫眼とアニ眼」を読んだ。
養老:毎日手入れして育てても、結局は子供がどうなるかなんてわかるわけないんです。それを忘れちゃって、さも一定の手続きを踏めば、こういう子供になるみたいなことばかり言われすぎちゃっている。そんな中で育てられたら子供だってたまりませんよ。人間の周囲から自然を消しちゃうとそんなことすら分からなくなってくるんだ。
宮崎:本当にその通りですね。先はどうなるかわからない。それこそが生きているってことですね。まあ、人生そう大したことは起こらないって決めて生きれば、ずいぶん気が楽ですよ。それでも生きるに値することってあるんです。ワクワクすることも出てくる。そんなに先のことが見えないと生きられないのか問いたいですね。これまでだって先なんか見えてた例(ため)しないじゃない。
養老:「お先真っ暗」でいいじゃないですか。だからこの世は面白いんですよ。
さすが、「近眼」には見えない世界でありました。
養老:毎日手入れして育てても、結局は子供がどうなるかなんてわかるわけないんです。それを忘れちゃって、さも一定の手続きを踏めば、こういう子供になるみたいなことばかり言われすぎちゃっている。そんな中で育てられたら子供だってたまりませんよ。人間の周囲から自然を消しちゃうとそんなことすら分からなくなってくるんだ。
宮崎:本当にその通りですね。先はどうなるかわからない。それこそが生きているってことですね。まあ、人生そう大したことは起こらないって決めて生きれば、ずいぶん気が楽ですよ。それでも生きるに値することってあるんです。ワクワクすることも出てくる。そんなに先のことが見えないと生きられないのか問いたいですね。これまでだって先なんか見えてた例(ため)しないじゃない。
養老:「お先真っ暗」でいいじゃないですか。だからこの世は面白いんですよ。
さすが、「近眼」には見えない世界でありました。