ついこの間も、わき見、というか助手席のカセットを操作しようとして、園
児の列に突っ込み、何人かの幼い命を奪うという事故があった。
俺は飲酒はしないものの、わき見運転はたまにしていたので、改めてその
行為の恐ろしさに気づかされ、最近は車に乗るのが恐ろしいとさえ感じる。
でも、慎重に車を運転することに勝るものはないけど、あまりにも慎重に
なりすぎると返って慎重さを欠くということになる場合があるので、少しは
大胆さも必要になる訳で、この頃合がむずかしい。
このようなバランス感覚は決して学校の授業では教えてもらえないことで、
能動的にせよ、受動的にせよ、社会で授業を受けて、自分で身につけ
るしかない。
しかもこの授業の成果は点数に現れないので、その力の測り方はそれぞ
れ個人の裁量にまかされている。
で、もう一度自分のバランス感覚を考えてみてたら、重大なことに気が
ついた。
自分はバランス感覚に優れているとずーと思ってきたこと自体が思い上
がりであったことを。
慎重という言葉がもっとも似合わん俺やけど、車だけは肝に銘じて慎重
に運転しようと思います。