たまにゃハメを外さなね

「羽目を外す」という慣用句は、ものすごく簡単にいうと、馬術の「はみ」を外して
馬を自由にする、ということからきているらしい。

ま、馬ももちろんやけど、まして人間となればそれは時々そういうことをしないと、
精神状態を正常に保てないのは考えるに難くないわけで。

SMAPの草なぎ君がそういう羽目を外す行動を公衆の面前でしてしまった、とい
うことで捕まっていたけど、世間の人は皆、そういうことはたまにあっても仕方な
いがな、と理解しているので、有名人となると色々大変やなぁ、という同情的な
意見が多く、もちろん、俺も例にもれない。

ただこのような仕事は、世間に支えられている訳やから、行動も自ずと制限され、
また、そこへの影響力も大きいからこそ、高額のギャラをもらえる。だから、
「公衆の面前でしてもた」ということだけは言い逃れできへんやろけどね。

まぁ、何にしてもほんまに大したことないことでこんだけ騒ぎたてるのは、全く理
解に苦しむところ。

給料日から3日で、さいふに1000円札すらない、と騒ぎ立てている同僚の気持
ちは痛いほど理解できるんやけどなぁ。

てんやわんや

最近、家族がてんやわんやなのです。

まず優。何回も書いているけど順調に回復はしてるものの、リハビリは続けないと
あかんし、今後も細心の注意を払って生活させてやらないといけないことには間違
いない。

それから嫁。原因不明の肩の痛みに襲われ、色々な病院で診てもらってはいるが、
ずっと直らない。色々な友達関係に紹介ももらって、今週ようやく治療できそうな病
院(京都)で診てもらえることになったので、今はそれに期待するしかない。

次に孫。今、次女が２人の孫を連れて里帰りしているので、もう家の中はいたずら
でぐじゃぐじゃ。大切なものに触れないように様々な工夫をするのだが、その労力
もハンパやない。おまけに、上はアホほどちらかして遊ぶわ、下は泣いてばっかり
おるわその声を聞いて優が泣くから、もう何がなんだか分からない位にうるさくて、
仕方なく静かにしなさい、と叱る嫁の声も合わさるとそれはもうどうにもならない。

加えて、母親も歳相応に大変やし、俺も俺相応に(笑)大変やし、結局次女は産後
にゆっくり休むどころか、家のことをほとんどこなしてくれている状態で、働きに帰っ
てきたようなもん。

長女も沖縄からちょこちょこと帰ってくるけど、その都度ほとんどお手伝いさん状態。

まぁ、こんなてんやわんやは今まで経験したことないんやけど、そんな中でも救いは
誰も命に関わるような病気をしてる訳やない、ということ。だからいずれは落ち着く日
がくるはずで、そこまで何とか我慢すればええことやねんから。

ということで、最近は友達からの飯のお誘いすらお受け出来ず、先輩の見舞いにも
まだ行けず、関係各位には迷惑を掛けっ放しで申し訳ありません。
もうしばらくの間ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどをお願いいたします。

あっぱれ森本

セリエAカターニアで活躍する日本人フォワード、森本選手。
怪我が多く、これまでは実力を発揮できなかったが、今期は体質改善に
努め、けがをしなくなったということでリーグでゴールを量産している。
当然、日本代表からもお声がかかるようにもなるが、それに対して彼は
とても面白い考えを示している。

それは、スペインのテレビインタビューで、日本代表に招致されたらどう
するか？という質問に、彼が「行きたくない。プレースタイルが違うから」
と答えたということ。

日本代表というステータスより、自分を生かしてくれるチームでのプレー
を最優先に考えるこの姿勢は、とかく体裁や見栄を気にする日本人には
なかったものだ。

まだ20歳という若さでこれだけしっかりと自分を見つめ、生かせる道を
歩けるのは、驚きというほかないが、だからこそ世界のトップリーグで
レギュラーを張り活躍できるのだろう。

彼には、この上は世界一のフォワードと呼ばれるくらいにまで成長しても
らって、今後どんどん海外のリーグで活躍する日本選手が生まれるよう
に頑張ってもらいたい。

日本サッカー界に“一時的な”救世主など不要なのだから。