「無事、これ名馬」という格言がある。
それほどに怪我をせず、体調を壊さず何かを続けるということは素晴らしい。
ところで名馬かどうかは別として、俺もアマチュアギタリストとして今まで
35年ほどギターを弾いてきたんやけど、その間、高校生の頃、ラグビーで
指を骨折した以外は、指の怪我や疾病でギターが弾けなるなるってことが
なかったのが結構自慢やった。
そやのにこの間ついに怪我をしてしまった。
弾いてる時に左手の人差し指に"ピキッ"という感触が走り、同時に激痛が
して、まったく弦を押さえるどころではなくなってしまっのよ。
医者に行く間もないし、会社の近くの医者はヤブやし、もう自分の判断で
しばらく安静にして、ギターを全くさわらずに1週間ほど過ごしたんやけど、
全く痛みが引かない。
とはいえ、放っておいてもよくなる訳がないので、特に腫れとかがないので、
冷やす必要はないやろうと判断し、以前に嫁の肩こり等の治療用に買った
赤外線の温熱機で毎晩30分ほど暖めることを続け、ギターは2週間以上
弾くのをやめてみた。そうするとちょっとマシになったような気がしてそっと
ギターを弾いてみるとやっぱり痛い。そんなことを続けてかれこれ1ヶ月半。
ちょっとづつマシにはなっているものの、何ともなかった時とは比べ物になら
ないほど痛いので、ここでちょっと考えてみた。ひょっとしたら安静にしてい
る間にもう直ってて、あとは逆に指を使わないから痛いんとちゃうか?と。
要するにリハビリができてないだけやないのん?と。
そこでついに思い切って痛い指を無理やり動かしてみることに。
グイっと指を逆に反らせてみたり、曲げ伸ばしを繰り返してみたり。とても
痛いけど、それを我慢して続けること2日目。なんや感触が元に戻ってきて
る。100%とまではいかないものの、80%くらいは回復してる感じや。
これは…と思い、ギターを持ってみる。すると…やっぱり少しは痛いが今ま
でとは全然違ってある程度曲が弾けるようになってきた。
なのに…また昨日あたりから痛い。今度はちょっと熱を持ってる感じがする
ので、逆に冷やしてみたらかなりマシにはなるが、しばらくするとやっぱり
痛みが走る。
ギターなど弾かない人にとってはたかが指先のことやねんろうけど、俺の
場合この指は、生き甲斐と言っても過言じゃないギターが弾けなくなると
いう可能性も秘めているわけで、大げさじゃなくこれは人生を左右する一
大事。
さすがに2ヶ月近くもこの状態というのはあまりにおかしいので来週どこか
1日休みを取って大病院で診てもらうことにしようと思う。
無事、とはなんと素晴らしいことであろうか。
人は日々無事に過ごしているだけで十分立派なのだと、指先を見つめな
がらつくづく思う。
いやー、今日もまた出会ってしまいました、訳のわからん人に。
今日のお相手?は朝の通勤電車の隣の席に座ってた30歳そこそこくらいの
サラリーマン。
俺の座ってたいたのは基本5人掛けの席。でも俺を含めて結構大柄の人ば
かりだったのでその席には4人しか座っていなかった。だから普通に5人座
れば触れ合う肩や足は触れんくらいにお互いの横のスペースは結構ゆった
りしていたんやね。
いつも音楽を聴いたり本を読んだり、日によっては寝たりして通勤電車内の
時間を過ごす俺やけど、今日はえらい眠くて知らない間に眠ってしもた。
でも、隣のお人のこんな声に起こされた。
「すいません、足こっちやらんといてもらえます?」
どうも寝てる間に俺の足が開き隣のこのお方のお御足に当たったみたいや
ね。どうもそれが気に食わなくてわざわざ寝てる俺に向かって文句を垂れら
れたみたいやわ。
最初一瞬?と思って、次にこいつ本気か?と思って、その次に腹立ってきて、
その次に最近の訳の分からん奴の危険性を考えて、次に満員電車の中とい
うシュチュエーションを考えてから、結局俺のとった行動は、
「メンチ切りと無視」
電車の中で足が当たるなんて当たり前やろ!それが嫌なら座らんかったら
ええんじゃい、クソボケ!!という怒りに満ちた目でしばらく睨みつけて、
足はもちろん離さんといたった。そしたらちょっとしてから隣の車両に移りよっ
たけど。
一体ホンマに世の中どうなってんのよ?公共の乗り物で自分の我がままが
通るのが当たり前やとこのバカ青年サラリーマンは思ってたに違いない。
そして、たぶんメンチ切られた俺のことを俺と同じように、世の中には訳の
分からんおっさんがおる、というふうに思ってるんやろう。
今サミットが開催中だ。世界中がひとつの目標に向かって努力するということ
はとても重要な問題やと思う。
でも今日のようなことがある度に思う。そういう目標に向かっていくべき国民
の質がどんどん落ちていってるんやないか、と。
やっぱり今の最重要課題は環境うんぬん、よりも幼少期からの教育問題に
あると思う。
でも今の自分にできることは自分の子供をきちんと躾けること以外にない。
俺の子供は二人共二十歳を越えているけど、やっぱり間違ったことを言った
りしたりしたら「大人なんやから」、みたいなことで放任せずにしっかりと叱り
つける、ということをきちんと続けなあかんよな。
子育てはもう終わったと思ったのに、今日の変な奴のおかげで、その仕事も
目覚めさせられたわ、ええかげんにせぇ、ちゅうねんな、ホンマ。
今日のお相手?は朝の通勤電車の隣の席に座ってた30歳そこそこくらいの
サラリーマン。
俺の座ってたいたのは基本5人掛けの席。でも俺を含めて結構大柄の人ば
かりだったのでその席には4人しか座っていなかった。だから普通に5人座
れば触れ合う肩や足は触れんくらいにお互いの横のスペースは結構ゆった
りしていたんやね。
いつも音楽を聴いたり本を読んだり、日によっては寝たりして通勤電車内の
時間を過ごす俺やけど、今日はえらい眠くて知らない間に眠ってしもた。
でも、隣のお人のこんな声に起こされた。
「すいません、足こっちやらんといてもらえます?」
どうも寝てる間に俺の足が開き隣のこのお方のお御足に当たったみたいや
ね。どうもそれが気に食わなくてわざわざ寝てる俺に向かって文句を垂れら
れたみたいやわ。
最初一瞬?と思って、次にこいつ本気か?と思って、その次に腹立ってきて、
その次に最近の訳の分からん奴の危険性を考えて、次に満員電車の中とい
うシュチュエーションを考えてから、結局俺のとった行動は、
「メンチ切りと無視」
電車の中で足が当たるなんて当たり前やろ!それが嫌なら座らんかったら
ええんじゃい、クソボケ!!という怒りに満ちた目でしばらく睨みつけて、
足はもちろん離さんといたった。そしたらちょっとしてから隣の車両に移りよっ
たけど。
一体ホンマに世の中どうなってんのよ?公共の乗り物で自分の我がままが
通るのが当たり前やとこのバカ青年サラリーマンは思ってたに違いない。
そして、たぶんメンチ切られた俺のことを俺と同じように、世の中には訳の
分からんおっさんがおる、というふうに思ってるんやろう。
今サミットが開催中だ。世界中がひとつの目標に向かって努力するということ
はとても重要な問題やと思う。
でも今日のようなことがある度に思う。そういう目標に向かっていくべき国民
の質がどんどん落ちていってるんやないか、と。
やっぱり今の最重要課題は環境うんぬん、よりも幼少期からの教育問題に
あると思う。
でも今の自分にできることは自分の子供をきちんと躾けること以外にない。
俺の子供は二人共二十歳を越えているけど、やっぱり間違ったことを言った
りしたりしたら「大人なんやから」、みたいなことで放任せずにしっかりと叱り
つける、ということをきちんと続けなあかんよな。
子育てはもう終わったと思ったのに、今日の変な奴のおかげで、その仕事も
目覚めさせられたわ、ええかげんにせぇ、ちゅうねんな、ホンマ。