一週間ほど前、母親が体調を崩して入院した。
重篤な症状ではなく、普通に話しもできるけど、まだまだ様々な検査を
する必要があるらしく、もうしばらくは入院生活が続くことになるやろう。
まぁそれなりの歳やし、元々心臓他に持病を抱えているので、そのあた
りは仕方ないなぁ、と思ってはいるけれど。
それにしても今年は自分の近くで病気と闘ってる人が多い。
バンドの先輩、友達の妹・子供、嫁、犬の優、そして母親。
病状は様々で、癌と闘っている人もいれば、原因不明の痛みと闘って
いる人もいる。優は順調に回復してきているけど、他の人たちはまだ一
進一退の状況だ。
そんな中、今日「“脳死を人の死とする”“A案”」が可決された、という
ニュースを聞いた。もちろん、これはホントに難しい問題で、どの案を採
択しても、ものすごい難題が待ち受けているやろう。
でもそれを聞いて俺は思った。なんかそんな大切な問題に「A」とか「B」
とかつけんといて欲しい、と。便宜上であることはあくまでも承知してる
けど、何か病気と闘っている人はもちろん、その近くにいる人にとっても
ものすごく軽い問題として扱われてるような気になるから。
病気と闘っている人、その家族にとっては、毎日毎日がとにかく辛い闘
い。治療期間が長期に及ぶとその大変さは、もう想像を絶するものにな
るんやから。
もちろん、臓器移植を待ち望む方々にとって、この決定はとても重いもの
やろう。でも、誤解を恐れずに言えばそれは、ものすごい少数の方々の
こと。
癌の方を始め、世の中ではたくさん苦しんでおられる方がいる。
救急病院をたらい回しにされて亡くなる人もいる。
AだのBだのと言う前に、医療不足や医師不足といったもっともっと基本
的で根源的な問題を先に解決するべきじゃないのかね。
つい最近、昨年応募したものの、残念ながら落選したアマチュアバンドの
コンテストへの応募案内が届いた。
一回くらい落選したからといって当然諦めるタチじゃない俺なので、再挑
戦は望むべくところやねんけど、どうも昨年の決勝大会に残った面々を
見ていると、このままでは到底勝ち目がないのは明白。
どうしてかというと、俺達のバンドには大きな問題があって、それは、
「とにかく音楽を楽しむ」という姿勢が見て取れないこと。
俺のような素人でも、バンドの演奏前のステージでの立ち姿を見ただけで
プロかどうか分かるくらいに、音楽を楽めるバンドは何かオーラを発してい
るもの。それは優れた素人バンドにも共通していて、昨年のこのコンテス
トのファイナリスト達は例外なくそう見えた。
俺達ももちろん音楽が楽しいからやってるわけやねんけど、何か突き抜け
てないところがあって、自分達が演奏してる映像を客観的に見ても、楽し
んでるなぁ、という雰囲気がまるで伝わってこないのよね。
ただ、楽しさには色々あって、笑顔がはじけてるから楽しい、ということだ
けじゃなく、思わず涙ぐむほど感動を与えるようなことも、もちろん「楽しさ」
という範疇に含まれると思う。
夫婦二組のバンドで今更ノリノリのPOPSやROCKをできるわけでもないんや
から、そこは「俺達なりの楽しさ」を作りあげる以外に方法はない。
じゃあ、どうしたらこの「楽しさ」を創出することができるのかを考えてみたい。
【問題点】
?唄がうまいわけでもなく、演奏がうまいわけでもない。
?アレンジに優れているわけでもない。
?ビジュアルがいいわけでもない。
と、ないないづくし。
【訴求点】
?オリジナル曲がある(良い悪いは別として)
?アコースティックバンドである(本選に残っていたのは全てエレキバンド
なので、個性を主張できる)
?夫婦二組のバンドである(たぶん他にはない)
と、ないに等しいくらいしかない(笑)
ということで、
【対策】
?インスト構成を考える(前回はギター4台という珍しい構成にした。落ちた
けど(笑))
?ユニフォームを考える(アジアンキッチン風なんか面白そう)
?あまり皆がやっていない無茶苦茶いいオリジナル曲を作る(沖縄風とか)
etc・・・
今はこんなくらいしか思いつかない。
まぁこれからもっとしっかり考えて再挑戦に向かうところやけど、こんなこと
書いてる間があったら、曲のひとつでも考えとけ、ちゅうのがオチとしては
最適なんやろね。
しばらく前から、久しぶりに作詞・作曲をしている。
前の記事に書いたようにとにかく落ち着かないとか、色々あったりとか、自分の心が
何がしかの理由で揺れ動かされる時にはこういうことが多い。
逆に言えば、俺の場合、詩や曲はこのような様々な形での刺激がないと浮かんでこ
ないので、押し並べて見ると、苦しい時にしか書けない、ということになる。
詩や曲を書く人皆が皆当然俺と同じじゃないやろうけど、なんらかの刺激を受けてい
ないと書けない、ということは共通してると思うので、やはりプロの方々の刺激の求
め方というのはきっと中途半端やないねやろうね。ミュージシャンはもちろん、アーテ
ィストに大麻で捕まる人が多いのはきっとこのせいやろうから。
尾崎豊なんか、ホンマに生きていくのが精一杯に見えてたし、そうは見えなくても、
松任谷由美さんなんかも本を読むと、どれだけ苦労して書いてるかがよく分かる。
そういう人達は、苦しさや楽しさを自己表現という形で外に出すことで、何か性欲の
発散のような、ある種のはけ口にしてるんやろな。
そして、それが仕事になる人は共感を呼ぶ発散の仕方ができるということなるのか
もね。
ということで、俺もそれを目指して今作っているのは「沖縄風」の唄。俺が歌っても
全くサマにならないし共感も得られにくいと思うので、イメージ的には是非沖縄を代
表するバンドのBiginに歌ってもらいたいところ。
たまたま長女が沖縄に住んでいるので、曲が出来上がったら土日を利用してBiginに
会いに行き、直接売り込んでみたいと思っている。
51歳でミュージシャン(表舞台には出ずとも)デビュー。
いけそうな気がする~(エロ詩吟風)
今ちゃんの「いけへんいけへん」、という声が遠くから聞こえてくるけど。