同郷の伴侶

　まだ一輪の花びらも舞い降りる事の無い、絶好の桜の鑑賞日。
わたくし達は慣れ親しんだ、美の川の岸辺のベンチに席を取りました。

二人で持ち寄った物で食事をしていると、ぼちぼちと人が寄って来られました。
静かで、それでも子供の楽しげな声がして、中々上質の夜桜鑑賞会が現れました。

神戸市と三木市をつなぐ電車が何度も往復して行きます。





同じふるさとを持つ二人は学校も同じで、知っている人も同じで、この河原の道も何度も歩きました。

「さまざまのこと思ひ出す桜かな」俳聖はそう歌っていますが、私達は何も思い出す事も無く、同化した境遇の中に、今の安らぎをただ幸せと感じていました。


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近所の先輩

　

　全てにおいて隔世の感のある、先輩の花を拝見して、がんばろう！精神が湧いて来ました。
どこが違うのだろう？
愛かな・・・
知識かなぁ・・・

今日は何がなんでもやろうじゃないの。
空は快晴、風も無し。

　

昨日の桜パワーが効いたような清しい朝です。

そうか・・・私に無いのはやる気かなぁ。
・・・もっと足りないものがあるみたい（クス）


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