バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

近々ちかじか

2013年04月24日 | 記事日記


雨に出足をくじかれて、うとうと外見の昼下がり、出先のJの目覚まし電話。

「○ちゃん、早く予約して! 僕はその気だからあまごを食べに行こう。早くしないとゴールデンウィークが始まるよ」

「えっ。ゴールデンウィーク?」

もうそんな週間が始まるの・・・

・・・一年の三分の一が終わるんだ。

先日の新聞に「鮎の解禁間近」が載り、そう言えば今日は「あまご」が載っていた。

電話をするとお爺さんが出られ、とても緊迫した印象は残らない。

「はぁ~い気を付けてお越しなさい」ゆぅっくり電話が切れて、またなんだか眠くなって来た。

これはJの戦略にはまったのだろうか?

色々がんばって来た後の事、あまごの数匹くらい、喉に刺さる事も無いだろう・・・

誘い上手に乗せられて、若葉の道をくねくねと、ゴールデンの始まりは清流流れる山里へ。


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心のしおり~ 好きな野菜

2013年04月24日 | 記事日記
 昨夜から降り続く雨は止みそうになく、肌寒い朝になりました。

 

竹の子も成長し、散りかけ?と思ったミズキも健在でした。



Jの植えたキヌサヤが収穫日を迎えました。
彼は今年は忙しく、あれやこれやの日送りです。
いつもは大騒ぎをするこの可愛い野菜を、格段うるさく言わなくなりました。
殆ど畑には入らないわたくしの、出番の拍子木が鳴ったようです。


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雨の童話

2013年04月24日 | 料理日記
 ここは居酒屋「森中呑兵衛」。
大盛りデカ盛り迫力盛りが、何故か人気の安普請。
切り盛り女将は、器量も気立ても四流で、いいとこ無しの愛想無し。

それでも女に惚れたのか、毎夜手酌の男がひとり。

「お客さん、天ぷらでも揚げましょうか?」
「いいね!女将は俺の好きなものを、やっと覚えてくれたんだね」

返事もしないで女がポイと、イカを油に放りなげ、ギィヤァッ!と大声張り上げた。

「どうしたの!」驚くようでこの男、持ったグラスは落とさない。

 

イカもさるものイキなもの、女将目掛けて飛び掛かる!

そこいら辺が油にまみれ、泣きべそ女将の崩れ顔。

「怒りなさんな。俺が一緒に拭いてやろ」
「お客さん、ちょっと出来が悪いけど、いっぱい食べて。どう?美味しい?」

「美味しいよ。でも二度とイカの天ぷら揚げるなよ」

「もう二度とイカの天ぷら揚げないわ」

いつしか外が雨になり・・・「森中呑兵衛」の灯が消える・・・


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