


文様はまさに小さな宇宙。
二人は囁くように言葉を交わしました。
こんなに小さな声で、耳元で聞くJの声はもしかして初めて?(笑)
“ひとつになる心”とは、よく表現される言葉ですが、こういう事なのだ!と感動しました。
人生の先輩が、ご高齢にもかかわらず電車に乗って、これをご覧になるために(奈良市まで)お出ましになったと伺って、私達ははからずも車を利用して、拝観の榮を受けました。
出掛けには、「淡路の生シラス」か、「お茶椀」か、いささかの討論はありましたが、国宝鑑賞を選んで本当に良かったです。
天気は快晴。たくさんの修学旅行生。群がるシカ。奈良は活気に満ちていました。


銅像ではなく、国立博物館前のおりこうなシカ

お馴染みのセント君 「ようこそ奈良へ」


出会ってから結婚まで四ヶ月の短さの中で、デートらしきものはほんの数回ですが、初めて遠出したのが奈良でした。
その後も思い出の地という事でやって来た事はありますが、今回は随分と久し振りです。
シカもかわいくて、とても楽しい所です。
高速を乗り継ぐと、奈良市内まで一時間半で到着しました。
今は日も高いので、もう一ヶ所の名所見学は可能です。
姫路城と共に、「世界文化遺産」日本初の認定を受けた斑鳩の里「法隆寺」を訪れる事になりました。
聖徳太子がお育ちになった、「夢殿」、太子に係わる「宝物殿」と、ここでも国宝指定建造物、そのお宝と、貴重なものに遭遇する機会を持ちました。
淡路のシラスもいいけれれど、頭の中に国宝を取り入れるのも千載一遇の好日なりと、教養とは無縁の私達も胸を弾ませたのでした。
つづく・・・

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