
見慣れない
番号で
何度も
着信が
あって
首を傾げながら
掛け直すと
「まみちゃん?
あのね・・・」
と
時候の挨拶も
すっ飛ばして
話し出した
お相手は
16才年上の
従姉妹
でした
母のお兄さんのムスメ
ふみこさん。
つい
すっかりお互い
オトナになってしまった
ので
「お久しぶりです
ふみこおばさ・・」
と
言いかけたら
早速のダメ出し
「まみちゃん。
と
ふみこおねえちゃん。
でしょ⁈」
って(笑)
聡明で
テンポよくて
母を
とても
慕ってくれていて
それもあって
なかなか
しょっちゅうは
逢えないけれど
よく
可愛がって
くれていたっけ
「(母の故郷)
新潟に
帰省した時には
トウモロコシを
まみちゃん
美味しいから
もうヒトツ
食べていい?
って
聴きながら
5本も
ニコニコして
食べてたよ~」
なんて
当の食いしん坊本人は
忘れてしまっていた
まみちゃん。らしい
想い出話を
昨日のコトのように
話してくれました
ワタシたち
家族が
神奈川に
住んでいる時も
自営業で
家族サービス
なんて
なかなか
出来やしない
両親に
代わって
休日には
東横線に
2人で乗って
池袋とか
デパートに
連れて行って
くれたっけ
最後に
あったのは
20年以上も前
社会人に
なって
東京に
遊びに
行った時も
代官山やら
渋谷やら
お洒落スポットを
案内して
くれたんだった
お互い
子育ても
ひと段落して
最近は
母と
よく
電話で
話しているそうな
来年早々には
九州に
遊びに行くのよ!
なんて
嬉しいお知らせまで
飛び出して
盛り上がった
ひととき
でした
時間は
刻々と
流れている
けれど
時代は
ちゃんと
その場所に
留まって
いてくれて
目を閉じると
ココロを澄ますと
ギューンと
タイムスリップ
できる
術を
ワタシたちは
持っている
想い出や
輝かしい過去を
振り返り
愛おしく
想ったり
慈しんだり
できるのは
やはり
充実した
「現在ーいまー」
が
あるからですよね
42歳のまみちゃんは
一丁前に
迷えるオンナトモダチに
アドバイスを
したり
励ましたり
オトナ風吹かすコトも
あるけれど
ホントは
相変わらず
泣き虫で
弱虫です
でも
タイムスリップしながらも
前を見据える
強さや
期待は
抱けるようには
なったかなぁと
思えるのは
きっと
守りたいモノ
や
かけがえのないモノ
と
出逢えたから
もぅ
あまり
まみちゃん。
と
呼んでくれるヒトは
少ないけれど
ワタシを
甘やかさず
でも
ワタシらしく
捉えて
受け容れてくれる
シアワセな
環境に
身を置かせて
もらうコトで
42歳のまみちゃん。
は
今日も
笑って
いられる
ココロの中で
ちょっとだけ
泣いてみたり
しながらも
明日も
ずっと
その先も
笑い皺だらけに
なっても
いいから
笑っていられたら
いいなぁ
そう
夢見て
いる