
だれかと
出逢う
って
関わる
って
あらゆる
感情を
教わる
って
コト
嬉しい
や
愉しい
だけ
なら
最高
だけれど
時には
苛立ち
や
憤り
も
やるせない時に
ボクは
イイトコロ職人に
逢いに行く
目に見えないモノ
に
翻弄されそうに
なったら
わかりやすい
程に
イイトコロ職人の
キミに
逢いに行く
キミは
惑わされない
強気な
ボクにも
不安定な
ボクにも
一緒に
威張ったり
一緒に
オロオロしたり
せずに
ただ
ただ
自身の
イイトコロ芸を
磨いている
キミと
見上げた
大きな樹
それは
そう
キミに
よく
似ていて
のびやかに
枝葉を
伸ばし
空を
仰いでいる
きっと
時には
予期せぬ
悪天候
や
悪条件
を
突きつけられた
コト
だろう
完全とは
云えぬ
カタチ
だけれど
長年に
わたり
根付き
観るモノを
圧巻させる
ほどに
生き抜いて
きたんだね
ボクは
こんなに
逞しくは
なれないけれど
こんなに
長生きは
出来ないけれど
せめて
イイトコロ職人の
技のヒトツ
でも
カラダに
沁み込ませる
くらいに
なるから
どうぞ
傍らに
居させて
くださいな
「師匠
まずは
なにから
始めましょう?」
キミノイイトコロ
~槇原 敬之~
自転車は坂をすり抜け
人で溢れるスーパーをぬけてく
むねのポケットに音楽を
片手には花を
君から電話がかかってきた
今日の天気とかを話した
この美しき日常で
君と恋をしてる
喜ばせたり喜んだり
傷つけたり 付いたり
言葉は思うよりも
暴れてしまうから
君の良いところは 言わない
内緒にしておく
だけど同じようなことを
出来るようにするから
僕の良いところも言わないで
内緒にしていてよ
何も計らないで君を
喜ばせたいから
「人は独りじゃ生きていけない」
もしもこれが本当ならば
愛されるための努力を
してもいいけれど
誰かを喜ばせようとして
盗んできた花をあげても
花がかれるよりも先に
愛はかれてしまう
喜ばせたり喜んだり
傷つけたり 付いたり
言葉は思うよりも
溢れてしまうから
君の良いところをまねして
笑ってくれたら
その時初めて打ち明けよう
おしえたのは君だと
僕の良いところをまねして
僕が笑ったら
その時初めて打ち明けて
おしえたのは僕だと
君の良いところは 言わない
内緒にしておく
だけど同じようなことを
出来るようになるから
僕の良いところも言わないで
内緒にしていてよ
何も計らないで君を
喜ばせたいから