
むかし
小学生のころ
一斉に
花の種や
球根を
植えて
観察日記を
つけながら
あなたのお花を
咲かせましょう
そんな
理科の授業
やら
校内活動が
あっていて
ペットは
もとより
生きものを
愛でる
習慣が
あまり無い
環境に
育った
ワタシは
幼いながらに
相当な
プレッシャー
だった
陽当たりのいい場所に
一列に
並んでいるはず
なのに
なんだか
自分のだけ
発芽が
遅いような・・
花がようやく
咲いたと
思いきや
なんだか
他のと
比べたら
花びらが
歪なような・・
意外に
気にしい
なんですYO
(笑)
子どもを
持ってからも
多少は
そんな
傾向も
あったかな
これでいいのかな・・
こんなはずじゃ
なかったかな・・
生きていてくれるだけで
充分なのに
つい
欲目を
はたらかせたり
ね
人生が
ヒトの数だけ
あるように
動物だって
植物だって
各々の
伸び具合が
ある
自分の分身のように
想えても
理想や
欲望を
投影して
そのものを
押し潰しては
失礼な話よね
なんでも
気付くのは
ずっと
後で
わかったつもりに
なっていたとしても
未だ
きっとワタシは
植物を
うまくは
育てられないだろう
大切なヒトに
対しても
どうかな
相手の意思を
汲んだり
意図を測る前に
これが
ワタシだから
って
開きなおっては
いないかしら
押しつけては
いないかしら
その花を
見つけたのは
その花が
美しかったから
自分には無い
咲き方や
輝き方に
きっと
惹かれたから
摘み取りたい
衝動は
拭い去って
特等席で
眺めさせて
もらえたら
花も
自分も
きっと
シアワセ