〜いつまでも忘れられない言葉。
は
美しい言葉。
である
二つは殆ど同義語のように
私には感じられてならない。
忘れられないというのは
よくもわるくも一人の人間の
まぎれもない実在を確認した
ということを意味するのかもしれない〜
〜茨木のり子(美しい言葉とは)〜
詰るヒト
を
見た
愛するヒト
を
詰る
なんて
どうして
そんなに
汚い
包み紙
を
選んだのだろう
第三者
で
在りながら
哀しくなった
詰るヒト
自体
も
なんだか
薄汚れて見えた
いま
雷鳴が
轟いて
この
オトコ
の
汚い
空気
と
コトバ
を
焼き払えばいいのに
とすら
想えた
詰られた
女
の
瞳
は
虚ろだった
綺麗
な
造作
を
汚い包み紙
で
被われた
様
は
いつか
ニュース
で
観た
油まみれの
水鳥
の
よう
だった
ただ
ヒトツ
解ったのは
カノジョ
は
なにかをあきらめていた。
と
いうコト
考えるコト
を
止めてしまった。
と
いうコト
シアワセ。
は
してもらう。
でも
してあげる。
でも
ナイ
感じるモノ
響くモノ
噛みしめるモノ
美しい
想うキモチ。
が
宙を舞い
羽衣のように
互いを
包み込むモノ
キレイゴト。
だけなら
いくらでも
取り繕える
偽り
も
誤魔化し
も
ナイ
〜美しいセカイ〜
其処に
揺蕩う
吾が身
を
預ける
に
値する
美しいヒト
に
手
を
引かれて
いたい
ココロ
惹かれて
いたい