篆刻 成人講座書道
受講生の皆さんの作を補刀しました。
作品に押印するために、自作していただいたのです。
しかし、年配のお姉様方には、かなりハードルが高かったようです。
はじめて印刀を握る方がほとんどで、力の入れ方、刀の使い方は、簡単ではありません。
まして、印材の質が悪くて、硬すぎて刻し難かったのです。
(といっても、自分も最初に印刀を使った時も、やはりうまくはいきませんでしたね。無理もないことです。印材が悪かったのは、補刀してわかりました。)
もっと軟らかな石を使えば良かったですね。
出来はさんざんでしたが、とにかく、怪我がなかったことが幸いです。
自分でやってみたことに意義があるのです。
しかし、作品に押すためには、このままではいけないので、全員分、補刀することにしました。
講師としては、責任がありますから。
それで、とりあえず、今朝、五つ補刀しました。
はっきりいって、最初から刻すよりも難しい。
この個性と無数についたキズをどう生かすか。
悩みどころですが、何とか使えるようになりました。
(28㎜×28㎜の青田石)