海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1008  「聴海」

2017-09-26 | 


書 「聴海」

成人講座として、町主催の文化祭への出品準備を進めてきましたが、今週で作品の提出締め切りです。

受講の皆さんには、自宅でも書く様に勧めておいて、講師としての出品もあるので、自分が書かない訳にはいきませんね。

最近はいつも、"一枚で仕上げよう!"と、頭の中でしっかりシュミレーションしてから書くのです。この一枚に、思いを込めるのです。

これは、受講生の目の前で、手本を書く時もそうですが、集中力を要します。

この前、14人分の手本を一気に書いた時は、終わってからかなり疲れて、立ちくらみをしました。

因みに、全員違う創作の半折作品。もちろん、一枚で。


というわけで、皆さんと同じく半折の作品を、一昨夜と昨夜で揮毫しました。

一枚で、といっても、一枚で納得できることはまずありませんから、やはり、20枚ほど、用意した紙、墨が尽きるまで書いてしまうのです。

これが、書家の業、ですか。

何はともあれ、気に入ったのがいくつかできて、「よし、これだ!」というのができて、打ち止めです。

さて、どんな表具になるか、お楽しみ。

でも、印をどれにするか?

どうも今までのでは合わないか!

やはり、刻か!

(墨、画宣紙半折)