書 「聴海」
成人講座として、町主催の文化祭への出品準備を進めてきましたが、今週で作品の提出締め切りです。
受講の皆さんには、自宅でも書く様に勧めておいて、講師としての出品もあるので、自分が書かない訳にはいきませんね。
最近はいつも、"一枚で仕上げよう!"と、頭の中でしっかりシュミレーションしてから書くのです。この一枚に、思いを込めるのです。
これは、受講生の目の前で、手本を書く時もそうですが、集中力を要します。
この前、14人分の手本を一気に書いた時は、終わってからかなり疲れて、立ちくらみをしました。
因みに、全員違う創作の半折作品。もちろん、一枚で。
というわけで、皆さんと同じく半折の作品を、一昨夜と昨夜で揮毫しました。
一枚で、といっても、一枚で納得できることはまずありませんから、やはり、20枚ほど、用意した紙、墨が尽きるまで書いてしまうのです。
これが、書家の業、ですか。
何はともあれ、気に入ったのがいくつかできて、「よし、これだ!」というのができて、打ち止めです。
さて、どんな表具になるか、お楽しみ。
でも、印をどれにするか?
どうも今までのでは合わないか!
やはり、刻か!
(墨、画宣紙半折)