
波動スピーカーのようなもの 2号機(完成)の音
いよいよ、その時がやってきました。
スピーカーの出来は姿形ではなく(もちろんそれも大いに関係がありますが)、どんな音か、ということが何より重要ですね。
CDラジカセにアンプをつないで、プラス、マイナスの極性だけは間違わないように、アンプにコードをつないで、「津軽三味線」聴いてしてみました。
凄いのです!
最初の一音で、何だこれは、という驚きの音なのです。
一言でいうと臨場感。
すぐそこで生演奏している様な感じなのです。
気を良くして、CDの棚からいろいろなものを持って来て鳴らしてみました。
先ずは、「竹山の津軽じょんから」、続けて、「ヨーヨー・マ、バッハ無伴奏チェロ組曲」、「胡弓 趙国良の世界」、「Guitar islacio」、「四季に鳴く 森の合唱」、「喜多郎」、「姫神」、そして、モーツアルトの交響曲、協奏曲、ピアノ、ヴァイオリン、クラリネット、…、と聴いて段々と分かってきました。
このスピーカーは一種の楽器なのだと。
独奏や小編成の管弦楽なんかを聴くと、そのものが振動して音を奏でてくれているということなのでしょう。
目の前の演奏者の息使い、弦に触れた音、指使いまで、感じ取れるような、そんな体感なのです。
今まで、段ボールのスピーカーから始まって、いろいろなものを遊びで作ってきましたが、どれもイマイチ、何だかモヤッとした感じの音でしたので、やはり市販のスピーカーにはかなわないと諦めていましたが、これはちょっと、いや断然違います。
少なくとも、自作の中ではベストです。
そして、もしかすると、普段聴いているSANSUIよりも、独奏の楽器や鳥の声ならば、好きな音です。
音としてどうなのかは、専門家ではないし数値で表すことも僕にはできませんから、好きかどうかということになりますね。
我が家はほぼ木製ですから、ステレオは良い音です。今使用のSANSUIも、電器屋さんが設置してくれた時に良い音だと感心してくれた程なのです。確かに交響曲や歌は素晴らしいのです。しかし、こんな臨場感はありません。
交響曲や合唱等の大編成のものは、重低音が足らずに流石にかないませんが、独奏曲、殊に弦楽器に関しては、この波動スピーカーのようなものの臨場感の方が勝っているように思います。
気のせい?ではないと思います。
気を良くしてもっとしっかり作りこんでみたくなりました。
いずれにしても、もう少しいろいろなジャンルを聴いてみて確かめてみたいと思います。
ジャズ、環境音楽、落語、…。
また報告します。