海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1615 障子張り

2019-10-20 | その他


障子張り

表装の糊と肌裏紙が余ったので、ついでに一部分破れていた障子の補修しました。

今、貼った紙の真ん中辺りに霧を吹いたばかりです。

ちゃんと乾いてから、余計な部分を切り取って、障子張りの完了となります。

これは簡単。

それにしても、いろいろな紙で補修しているので、色合いも様々ですね。

No.1614 軸装失敗!

2019-10-20 | 


軸装失敗!

軸表装もいよいよ終わりに近づいて、軸棒を着けて丸めて広げたところ、ご覧の通り、見事にシワが出てしまいました。

大失敗です。

上の方はきれいにできていたのですが、残念です。

でも、めげませんよ。

失敗は成功の基、失敗の原因を考えながら、再度挑戦するつもりです。

一応、こんなこともあろうかと、ちゃんとパネル仕立ても作っています。

それにしても、軸表装はなかなか難しいものですね。

時間かかりそうです。

しかし、まさに「やせ蛙負けるな…」です。

No.1613 軸先の塗装

2019-10-17 | 


軸先の塗装

軸表装の続き。

簡易的なので、あくまでも作り易さを優先して、軸先は軸の丸棒をそのまま使うことにしました。

前回までに、軸先にあたる部分を砥草できれいにしてから、透明ウレタンを三度塗ったら、アメ色になりました。

丸棒に、プラスチックの軸先を付けるよりも作業も簡単ですし、出来上がりもきれいです。

いろいろと考えましたが、とりあえずやってみなければわかりませんね。

思いの外、美しく、よい感じです。

軸表装は、いろいろと面倒ですが、果たして最後までできるでしょうか。

No.1612 トレニア三種

2019-10-10 | 


トレニア三種

いつの間にか、すっかり秋になっています。

ブドウ、ヤマボウシ、柿、イチジク、…。

落ち葉がいっぱいなのです。

もちろん、緑の方が多いのですが、少しずつ色合いも変わってきました。

この夏は、今までとは違って、少し花を植えましたから、庭に色が増えていました。

トレニアは三種類。

はじめてちゃんと咲いてくれたという感じです。

でも、そろそろ花も終わり。

種を採ろうと思います。

No.1611 スウェーデンアイビーの花

2019-10-09 | 


スウェーデンアイビーの花

気がつかなかったのですが、こんな花がいつの間にか咲いていました。

これを何?

円錐形に咲いています。一つ一つの花は小さな蘭の様な花です。

確かに、もらって来たときに名前を調べたはずなのですが、忘れてしまっています。

ちゃんと名札を付けておかなければダメですね。

再度調べなおしました。

「プレクトランサス ヌンムラリウス」

これじゃあ、覚えていないのも分かります。

でも「スウェーデンアイビー」というのもありました。

これです。思い出しました。

それにしても、この植物、とても丈夫で育て易い様で、ほとんど手をかけていないのですが、どんどん殖えています。

よく見ると、蕾がいっぱいあるので、これからたくさん咲きそうです。

No.1610 軸先を砥草で…

2019-10-07 | 工作


軸先を砥草で…

軸表装の軸棒をどうしようかと考えていましたが、ちょうどよいラワンの棒があったので、これを利用することにしました。

直径25㎜の丸棒です。

普通の軸表装の場合、軸棒に軸先を取り付けるのですが、手持ちの軸先とは直径が合わないし、だいたい加工が面倒です。

簡易的な軸ですから、そこまできっちりやらずに、むしろ創作的に自由に軸先も考えてもよいと思うのです。

今回は軸を軸先の部分の延長として、軸幅から両側に35㎜ずつ出るように切ってから、両側を塗装して仕上げるつもりで作業をはじめました。

丸棒を切ってから、普通はサンドペーパーの登場です。

でも、目の前に砥草があるので、代わりとしました。

我が家の庭では、草丈1m程の大きめの立派な砥草が抜いても抜いても出てきます。

もちろん、ある程度は残しているのですが、専ら観賞用で、なかなか砥草本来の使い方をしてはいませんでした。

ところが、使ってみれば代わりどころか、この方が気持ちよく削れる感じです。

江戸時代までは、サンドペーパーなんてなかったのですから、きっと砥草で磨いていたはずです。

昭和に入っても、いや、今でも砥草を使っている人がいるかもしれません。

とにかく、ラワンの木目がきれいに出て、このままでも使えそうになりました。



No.1609 「やせ蛙…」表装・二度目の裏打ちのやり直し

2019-10-05 | 



「やせ蛙…」表装・二度目の裏打ちのやり直し

昨日二度目の裏打ちをしたのですが、今朝見たら、なんと、一部本紙が浮いています。

糊が着いていない所があった様です。

慣れた作業ですが、やはり油断があったのでしょう。

また、少々茶色の和紙の色シミが出た所もありました。

しかし、慌てることはありません。

もう一度やり直せばよいだけです。

糊は昔からある普通のでんぷん糊ですから、霧吹きすればはがれます。

裏打ち、表具に、ボンドとか化学糊を使っているとそうは簡単にはいきません。

シミもついでに飛ばしてしまいます。

こんな時に、伝統の技の凄さを思い知らさせます。

それにしても、どこでミスったのかを考えながら、再度慎重に、確実に作業しました。

今度は大丈夫でしょう。

明日にならないとわからないかな~。


No.1608 「やせ蛙…」表装・二度目の裏打ち

2019-10-04 | 


「やせ蛙…」表装・二度目の裏打ち

軸表装にするのですが、天地の和紙の横幅が50㎝しかありません。

本紙(作品)の幅より少し小さいので、柱は着けずに、覆輪にすることにしました。

作品の両側を少し裁断してから、5㎜の幅で天地と同じ和紙を貼りました。

これが覆輪。

そして、覆輪と共に本紙全体を二度目の裏打ちです。

これで、本紙部分と天地の紙の厚みを少しでも揃えようという作戦です。

もちろん、強度も増すし、覆輪もしっかり固定できます。

これが乾いたら、横幅が決まります。

次は明後日以降ですね。


No.1607 「やせ蛙…」表装・天地の耳を折る

2019-10-04 | 




「やせ蛙…」表装・天地の耳を折る

天地の部分、裁断したままでもよいのですが、補強も兼ねて、本格的に耳を折ることにしました。

実は今までにやったことのない作業です。

こんなことでも、はじめては、ちょっと不安ですが、ワクワクします。

でも、目打ちを使ってガイドラインを入れておけば、簡単に折れました。

まだ全然の横幅を、本紙の二度目の裏打ちの後に決めるため、とりあえず片側だけとしました。

幅4㎜を裏側に折り返し、接着して、耳の片側完成です。


No.1606 「やせ蛙…」本紙と天地の裁断

2019-10-04 | 


「やせ蛙…」本紙と天地の裁断

この前裏打ちした作。

二日間の乾燥だけれど、天気も良いし、次の作業開始です。

先ずは張り台からはがして、本紙と天地の和紙のサイズを確認。

やはり和紙は耳の部分がまっすぐではないので、そのままでは使えません。

少し幅が少なくなりますが、仕方ありません。

とにかく、きっちりと直角平行四辺形になるように裁断しました。