海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1605 「やせ蛙…」裏打ちをする

2019-10-02 | 




「やせ蛙…」裏打ちする

書作品は、書いただけでは完成しません。

作品として見てもらうには、やはり表装が必要です。

僕の場合、かなり大きなものでも、何とか自分で裏打ちをします。

いや、裏打ちしようと努力します。

自分でできることは、自分でしたいのです。

もちろん、財力があれば、表具屋さんに頼んだ方が確実できれいにできるでしょう。

しかし、何十年も染み付いた貧乏性は簡単には変えられません。

(実際に貧乏ですが…)

さて、今回は「やせ蛙…」をどうするか。

パネルにする予定で書いて、パネルも用意したのですが、どうもしっくりこないのです。

手持ちの布や和紙を見ていたら、軸に使えそうな紙を見つけたので、思いきって軸装にしてみようと思います。

この和紙は、ちょうど長野の一茶の住んでいた土蔵のイメージです。

まずは作品本紙の裏打ち。

作業台は、こたつの天板です。

上の写真は、裏打ち紙(肌裏)を貼り終えたところ。

下のは、天地用の茶色の和紙も裏打ちして、押入れの引き戸を張り台として、貼り終えたところです。

これから、一週間程乾燥させます。

軸の完成までにはまだまだですが、第一歩の裏打ち終了です。

軸装は、ちゃんと行うと大変です。自分の手には負えません。だから、いつもは業者に頼んでいますが、簡易的なものなら何とかできそうです。

さてどうなるか?あと一ヶ月後に、掛け軸の作品としてお見せできればよいのですが…。

途中でパネルになったりして…。

No.1604 ちょっと修理

2019-10-02 | その他




ちょっと修理

何気なく壁を見ていたら、ちょっと景色が違うことに気づいた。

あるべきものがない。

どうやら、この前の台風17号の激風で、飛んでしまったらしい。

元々は外の電灯が付いていたのだけれど、外壁修理の時に、壊れていたので撤去した。

ただ、コードがむき出しなので、漏電しないようにカバーを付けておいた。

それが飛ばされたのである。

これが正しい使い方かどうかは知らないが、ナイスハットH型という、プラスチックのものだ。


新しいものを買ってきて、ビスで留めただけだけれど、これで一安心。

次の台風に備えて。

No.1602 木材に着けたデンドロビュウム

2019-10-01 | 


木材に着けたデンドロビュウム

デンドロビュウムの生育が良い様です。

昨年から今年にかけて、蘭類(デンドロビュウム、胡蝶蘭)は株分けなどしながら、"樹にぶら下げる"という方法にしているのです。

つまり、元々の自生地と同じように、着生蘭は着生蘭として育ててみよう、ということです。

このちょっと小振りのデンドロビュウムは、冬もずっと外ですが、耐寒性があって、多少雪が降っても元気です。(もっとも、最近は雪の日もとても少ないですが…。)

昨年、株分けをして、朽ちかけた木材に、水苔少々といっしょに糸で結び、ヤマボウシの木にぶら下げておいたものですが、とても元気に充実した姿を見せてくれています。