~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

報道写真家 福島菊次郎

2013年09月13日 | 映画
先週のことです。横浜へ写真展と映画を見に行って来ました。
「92歳の報道写真家 福島菊次郎展」 日本新聞博物館にて
とても見ごたえのある写真展でした。
会場を埋め尽くす写真の一枚一枚に福島氏自身によるキャプションがついていました。
展示の約半分は彼の報道写真家としての原点となった、一人の被爆者に肉薄した写真です。
絶えることの無い苦しみ、理不尽なものへの怒り、救いの無い絶望・・・
それらが具体的な文章と写真で綴られていました。
たっぷり時間をとって行ったつもりだったのに、映画の開演時刻が迫り、半分しか見られませんでした。

そんな中でも、しっかりカフェでコーヒー飲んで来ちゃいました。エヘヘ


博物館の2階にあるCAFE de la PRESS

日本新聞博物館の外観は


ドアをくぐると


横浜に住んでいた頃は、この辺りまで車で15分の近さだったのに、あの5年間はすっかり引き篭っていて惜しい事をしました。
でも今も、最寄駅から乗り換えなしで行けるようになったので、往復3時間かかるけれど、たまに散歩に行くのもいいものです。

大急ぎで伊勢佐木町の横浜ニューテアトルへ移動
ギリギリセーフで映画 「日本の嘘 報道写真家福島菊次郎90歳」 を見て、最晩年を迎えた一人の男が貫いてきた生きざまに心奪われました。

私はどんな風に生きたらいいんだろう。
どんな風に写真を撮ったらいいんだろう。
おこがましくもそんな事を考えました。

映画が終わり外へ出ると既に夜。
どこか古さを漂わせる伊勢佐木町の町灯りの中を雑踏に紛れて歩きました。
噂に聞いていたリセットカフェは工事中でした。閉店??

ふと見ると、ビルの狭い階段の壁に傷ついた黒揚羽が。