駅 - 竹内まりや
改札口を抜けてホームへの階段に向かっていると
階段から上がって来た彼
視線を感じて顔を上げる
足を止めて、見つめ合って、空気が固まった
声が出ない
いつも使わない駅のこんなところで会うなんて
もうすぐ後期高齢者の彼が
66才の私の頭を黙って撫でた
15分だけ立ち話し
きちんと生きてるよと確認作業かな
またどこかで会えるよねと彼は言って、
じゃあねって握手して別れたけれど
もう生きて会えないかもなぁと思いながら
電車に揺られた
改札口を抜けてホームへの階段に向かっていると
階段から上がって来た彼
視線を感じて顔を上げる
足を止めて、見つめ合って、空気が固まった
声が出ない
いつも使わない駅のこんなところで会うなんて
もうすぐ後期高齢者の彼が
66才の私の頭を黙って撫でた
15分だけ立ち話し
きちんと生きてるよと確認作業かな
またどこかで会えるよねと彼は言って、
じゃあねって握手して別れたけれど
もう生きて会えないかもなぁと思いながら
電車に揺られた
私は薄情者なのか、軽蔑したまま通り過ぎそう。。。それとも10年も経てばまた変わるのかなぁ?
元夫のことも今は何とも思わないから、立ち話位できるような気がするし。。。?😅
その位時間が経つと、そしてsakeさんが年をとると変わるかもしれませんよ。
二人でどこかへ遊びに行ったとかいう思い出はないです。それはちょっと寂しいですよね。
最後に会った時、私が恨みつらみを言って終っていたので、嫌な気分が引っかかっていました。
だからこんな形で話しができてほっとしました。あれを墓場まで持って行くのは気分が悪かったから。
恋をした思い出は人生の宝物です。
読んでいてくださってありがとうございます。
Lemonさんにそう言っていただいて嬉しいです。
この事をブログに書くのってどうなのかなと迷っていたので。
良い恋をしたのだと思います。
嫌なこともいろいろあったけど、全部すっ飛ばして、そのあとしばらくは温かい気持ちになれました。
きっと15分だったから良かったんですね。