~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

3日目 ポン・サン・マルタン~イヴレア(Pont Saint Martin~Ivrea) 10/1

2018年11月22日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
8時半出発。宿の裏の山を登る。










イタリアの都市部以外では犬の放し飼いが多いです。フェンスの中の犬でも「そんなに吠えたら疲れるでしょ」と思うくらい吠えたてて威嚇してきます。
遠くから吠えながら走って来る犬は怖いです。その中には野犬もいたのかもしれません。
初めてそんな犬に出会いました。


ブドウ畑です。ブドウ棚の支柱は石で出来ています。イタリアは石の文化なんだなぁ。


ブドウ畑で作業中のおじさんに葡萄をいただきました。歩きながら食べた葡萄、おいしかった。R子の話しでは、巡礼者は親切にされるのだとか。


石の上の白と赤のペイントも巡礼路の印です。




小雨が降って、遠くに雷鳴も聞こえていました。歩いても歩いても距離が伸びなくて、暗くなる前に宿に着くのだろうかと不安でした。
山の中でvia francigenaのロゴの入った制服姿の女性に会いお話ししました。彼女は校外活動のような子ども達を率いていて、「巡礼者がいますよ〜」と子ども達を呼び戻しました。
遠く日本からの巡礼者は良い教材になったようです。
大勢の子ども達に手を振られて別れ、森を抜けた小さな村でランチにしました。女の子が賄い?で食べていたパスタを「あれを食べたい」と言って作ってもらいました。おいしかった。撮り忘れ^^;


地図を見ながら歩いていて駅を発見! BorgofrancoからIvreaまで電車移動。良かった。

Ivreaの駅のそばのスーパーで夕食のための食料を買って宿に向かう。前に書いたように巡礼宿ではない宿を予約していたのですが、帰国するまでその事に気づかないとは二人ともいっぱいいっぱいだったんですね。




男性2人、女性3人が同室です。初めての経験でドキドキワクワク!
今日も神父さんが一緒です。
消灯後も1階の食堂でメールしたりしていました。
階段を下りて行くと、全身グレーの衣の神父さんと、訪問客らしい黒い衣の神父さんがお別れのハグをしていました。スラっと長身の美男が頬をくっつけて挨拶しているシーンにドキッとしました。その美しさと、見慣れていない光景のせいで。

暗くてもわかるように睡眠導入剤を枕の上に置いておいたのにそれがどこへ行ったのか見つからず、リュックをガサゴソ音を立てるわけにもゆかず、結局この日は薬を飲まずに就寝。ほとんど眠れませんでした。

今日の歩き 16km

《宿情報》
☆Ostello Canoa Club
住所:Via Dora Baltea,1d
電話:328 0999579
メール:info@ostelloivrea.it
http://viefrancigene.com/ostello-canoa-club-ivrea/
アマチュアスポーツ協会に属すカヌーの施設。ホステルはClubのすぐ横にあり、Dora Baltea川を見渡し、スラロームスタジアムの近くにあります。
15時~18時にチェックイン 5部屋25ベット 朝食 15ユーロ(寝袋使用)洗濯機・乾燥機1ユーロ/30分 キッチンあり


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4 コメント

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ようこそ、ご無事でおかえんなさい。凄いね。 (カメ石)
2018-11-22 10:04:08
十何キロも歩くだけでも今のぼくには至難の技なのに、
重い重い荷物を背負って、しかも安全上ストレスのあろう異国の旅なんて、
多分やめることになるだろうなあ、と思っておりました。

其れを60代のオバちゃんがやっちゃったという事に、
まず感動致しております。

こういう旅って、普通 20代とか若くて体力のある頃にやるものだと思っていました。

巡礼旅であるからこそある程度の安全が保障されているのでしょうが、
ぼくなら出来ないなあ、と思って ブログを読んでいました。

一枚一枚の撮ったフォトがあなたの一生の思い出になるでしょうね。
無事に帰国された事をまずは祝したいと思います。

ヤッタネ。
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カメ石さんへ (みよ)
2018-11-23 10:14:38
まずは、個展の開催、おめでとうございます!
凄く沢山の作品!新聞社やTVまで!盛況だったんですね。
お疲れのことと思います。ゆっくり休まれてください。

あはは、絵の先生にも「それは若い人のやることだろ」って言われました。
若ければ、この旅を起点にバックパックの旅をもっとやってみたかったです。
そうそう、一緒に行ったR子さんは70代なんですよ。さすがに疲れたようでしたが、凄いですよね。

写真はほんとに一生の思い出です。写真がその時の空気まで呼び起こしてくれます。
イタリアで3000枚の写真を撮りました。
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黄色と紫 (tonton)
2018-11-26 17:57:29
二つのリュックがイタリアの風景の中に鮮やかに浮かび上がりますね。
本当に、建築物は石造りなのですねぇ。
どっしりと重厚ですね。
ぶどうの支柱までなゆてびっくり!

ワンちゃん達に襲われそうになったのですか?
野犬だなんて怖いなぁ。どうやって彼らの攻撃をかわしたのかしら?
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tontonさんへ (みよ)
2018-11-26 22:36:33
歩き始めで、まだ汚れていないピカピカのリュックです(^^)
石造りの古い建物が沢山ありました。

ワンちゃん達に吠えられて危険を感じた時は、石を拾って握っていました。
投げても届かないくらいの距離まで近づいた時に何度か投げたらそれ以上は近づかなかった。
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