~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

20日目 サン・ミニアート~ガンバッシテルメ(St.Miniato~Gambassi Terme) 10/18

2019年01月20日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
Via Francigenaを歩き始めて20日目です。11月3日にローマ着でしたから、巡礼路歩きには36日間かけたことになります。もう半分は過ぎたんですねぇ。トスカーナの中でも後半のオルチャ渓谷周辺がとても楽しみでした。R子の誘いに乗ったのは、Val d'Orcia(オルチャ渓谷)を体感したかったから。行程の後半に楽しみがあるっていいですね。ずっとそこを思い描きながら歩いて来ました。
そしていよいよこの日はそれらしい景色に出会えました。ワクワクしました。

6時に出発。フランス人のアンヌが「真っ暗な中のスタートは心細いから一緒に行きたい」と3人でスタート。
ここの巡礼宿は頼めばランチパックを用意してくれます。3ユーロだったかな。私たちは払っていないのになぜか「用意してあるよ」と前夜に言われていました。冷蔵庫を開けるとありました。ハムが挟まった固いパンが2個、りんごと水です。
今日の行程は目的地近くまで店がないと聞いていたのでアンヌに一人分あげました。
私は食料と水がないと不安な性分で、いつも何かしらがリュックに入っていました。ランチパック1人分と私の手持ちを合わせれば、R子と2人で何とかなります。






夜明けにはアンヌと別れ、先に行ってもらいました。アンヌは私たちと同年代だけど、フランスから一人で歩いている健脚です。






巡礼者のために設置された救急箱


巡礼者が書き込みをするノートが入っています。










ひづめの痕。しばしば馬に乗った人に会います。馬の糞が山盛り落ちていたりするんですよ。




日をさえぎるものがなくて暑いです。R子はずっとずっと先を歩いていてどこにいるのやら。私は私で、景色を楽しみながら歩きます。




この辺りで3人組のうちの2人に追い抜かれました。
ベンチがあるところでR子が待っていてくれて一緒にランチ休憩。








キャンニの巡礼宿が満室だったので、宿の方にアパートメントへ連れて行ってもらうことになっていました。若いスタッフが車で連れて行ってくれました。サン・ミニアートのオスピタレーロが手配しておいてくれたのです。
キャンニの巡礼宿で3人組の二人に会いました。3人目に会わなかったか聞かれましたが会っていません。彼らは歩くの速いのに追い抜かれませんでした。どうしたんだろう?怪我してなければいいけれど。心配。


洗濯して一息入れたら買い物へ。かなり歩きました。
さて、料理をしようとしたら調味料がありません。大抵はキッチンに常備されているんですけど。
店は遠いし・・・R子は近所でもらって来ると言うのです。そして塩と胡椒を手に入れて戻って来ました。
どうやったの?と聞くと、近所の大きな門構えのお屋敷の呼び鈴を押したら、門が自動で空いたので玄関まで行って、両手を出して、
片手に「salt!」もう片手に「pepper!」リトル、プリーズ!プリーズ!と言ったら紙コップにくれたと言うんです。
いや~R子の逞しさには参りました(*^^*)

今日の歩き 23km

《宿情報》
キャンニのOstello Sigerico(オステーロ シゲリコ)が所有するアパートメントではないかと思います。
ベットルーム、広いキッチン、シャワー(浴槽有り)、ベランダに物干し
€15 快適でした


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2 コメント

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tontonさんへ (みよ)
2019-01-25 00:19:55
たくましいでしょ!?
私もできない。
まだまだこの後もたくましさを披露してくれますよ^^

景色、素敵でしょう?
いよいよVia Francigenaのクライマックスに向かいます。毎日毎日うっとりする景色が続くんです。
tontonさん、そうでしょう?
いつかきっとtontonさんも行ってください。

伊勢路?その点は大丈夫です。
初めて歩く道はどこも楽しい!
歩くのは心地いいですね。
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すごい! (tonton)
2019-01-24 18:07:11
R子さんのたくましさ脱帽です!
片言の英語で、しかも大きなお屋敷?私だったらビビって回れ右かな。

あ〜それにしても美しい…。イタリアは縦長だから変化に富んでいますね。北の山岳部も良いけれど、やっぱりこの丘陵地帯は素敵すぎる。
私もいつか…と夢見ないでいられましょうや!!

こんな景色を見て歩いたみよさん…伊勢路は物足りないかもしれませんよ^_^
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