~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

34日目 ヴィテルボ~ヴェトラッラ(Viterbo~Vetralla)11/1

2019年05月23日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
ヴィテルボで目覚めると、すでに起きていたR子が「今日はもう電車でローマへ行こう」と言います。
R子は巡礼に辟易していたのです。
清潔好きで虫大嫌いで敏感肌なR子は、ザックの中で化粧水がこぼれて化粧水を失い、肌に優しい化粧水を買いたくても言葉が通じず、大雨でザックの中はびしょ濡れ、停電騒ぎの宿で就寝中に虫に刺され、追い求めていたTitoの幻にもなかなか出会えず、不潔な宿、ネットが繋がらない宿に、歩き続ける気持ちをなくしていました。

私は思いがけない提案にびっくり!
えっ!?歩くの終わり?
そんな風に言われても私は急に気持ちを切り替えられません。
ローマに行って、それから余った時間をどうするの?
いろいろ話すうちにバーリに泊まってアルベルベッロへ行こうという事になりました。

8時になるのを待ってローマの巡礼宿に予約の電話を掛けました。
2年前にTitoと泊まった巡礼宿に泊まることがR子のたっての願い。
「今どこからかけていますか?」
「ヴィテルボです」
「ここは歩いて来た人しか受け入れません。ローマには泊まるところは沢山ありますよ。」
という冷たい言葉で電話は切れました
ガ~ン! やっと二人の意見をすり合わせたのに、アルベロベッロ行きは水泡と帰しました。

次の町ヴェトラッラの巡礼宿は予約済みなので、取り合えずそこまでは行こうという事になり、Viterbo porta Romana駅からVetorallaまで電車に乗りました。
電車内でブラジル女性とイタリア男性と4人で立ち話し。
ブラジル女性はひいおじいちゃんが日本からの移民で日系4世。イタリア男性は娘さんが大阪に嫁がれていて来日経験3回。少し日本語を話されます。

ヴェトラッラの駅から2kmの巡礼宿は清潔でとても感じの良い宿でした。巡礼路上にありオススメです。


翌日はバスを乗り継いでローマの一つ手前のラ・ストルタまで移動することとして、若いシスターに次の宿の予約をお願いしました。
私のスマホが繋がりにくかったり、お願いした宿に断られたり。そんな中シスターはとても親身に対応してくださいました。修道院の薄暗くて長い廊下を走ってガイドブックを取りに行ってくださった後ろ姿は、映画のワンシーンのように私の脳裏に焼き付いています。

雨のために洗濯は諦め、翌朝に乗るバス停を探しに行きました。
墓地の前の花屋の女性、墓地を訪れていた足の悪い老婦人、雑貨屋の店員、大きな楽器ケースを抱えた女性、反対方向のバス停らしい場所に立っていた男性。大勢の方に助けられました。
辿り着いたバス停です。わかりづらい!時刻表もありません。


バス停前の店の中国男性と翻訳機で会話。バスの朝のタイムスケジュールを教えていただきました。

夕食は牧師さんと3人で。フランス語しか話さない牧師さんと会話が出来ずにシーンとした夕食。
ラザニア、パスタスープ、ポテト、チキンのスープ煮、青菜ソテー。チキンがホロホロやわらかくてとても美味しかった。

寒くて暖房をお願いしに行ったら、さっきの若いシスターがストーブを抱いて部屋まで持って来てくださった。感激!

《宿情報》
☆Monastero Regina Pacis レジーナパシス修道院
住所: Via del Giardino、4 - Vetralla
電話: 0761 481519
メール: welcoming@casareginapacis.com
ウェブサイト: www.casareginapacis.com
バスルーム付き個室 清潔、朝夕付き€25

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2 コメント

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起きてる? (ふき)
2019-05-25 03:09:51
ポチありがとうございます
正直 死んでしまうかと思いました
露骨に書くと またブログが荒れると思い
書きませんでしたが

考えるとみよさんの体力は驚異だわ
私も負けないで頑張らなくては

嬉しくて
お邪魔しました
ゆっくりお休みくださいね 


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ふきさんへ (みよ)
2019-05-25 12:38:12
3時過ぎ、起きてたよ~^^
早起きしようと思って11時にベットに入ったのに寝付けず、3時~のラジオをタイマー付けて聴きながらやっと眠れました。で、早起きは失敗!(汗)私、普段8~9時間寝ちゃうのよ。
ふきさんと逆の睡眠パターンだよね。

今日も暑い!
熱中症、大丈夫?気を付けてください。
私は体力はある方かも?
でも、のろまなの。
カタツムリです。
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