今日は蒸し暑い。強烈だ。我が家の不快指数計は80をゆうに超えている。
久しぶりにエアコンが必要となった。これから雨が降るようだし。
昨夜まで、寝苦しいなんてことはなかったが、今日は寝る前に寝室の
エアコンも動かして、部屋を冷ましておかねば寝れないだろうなぁ。
ところでこの本、言わずと知れた去年から今年にかけての、ベストセラー本。
エッセイスト&タレントである阿川 佐和子著。文春新書。253ページ。
この種のジャンルが新書になるのは珍しいことだと思う。
新書はある意味、科学書系の専門分野のものが多い。
それが砕けた感じの、阿川がインタビュアーとしての永年のキャリアを述べたものだ。
↓ 書評のなかで、ボクの印象に近い方の一部(青文字部分)を使わせていただいた。
阿川の1,000回近いインタビュー経験を通して、「聞く」とはどういうことなのか、
またそのための具体的な方法論について書かれている。
ただのインタビュー裏話集ではなく、考えるべきポイントが随所に詰まっている。
色んな「聞き上手」のための方法については本でご覧願います。
35のエピソードがそれを教えてくれます。
ここでは「人が話すこと」の意味と、聞き手の役割について考えてみます。
あとがきの文章がなかなかよかったので引用させてもらいます。
人の話はそれぞれです。無口であろうと多弁であろうと、語り方が下手でも上手でも、ほんの些細な一言のなかに、聞く者の心に響く言葉が必ず潜んでいるものですす。
(中略)
そんな話をする当の本人にとっても、自ら語ることにより、自分自身の心をもう一度見直し、何かを発見するきっかけになったとしたら、それだけで語る意味が生まれてきます。そのために、聞き手がもし必要とされる媒介だとするならば、ボクはそんな聞き手を目指したいと思います。
聞くという行為があるから話すと言う行為があるわけで。
話すことに意味があるなら、それと同時に聞くことにも意味が生まれるのだろう。
ちょっと抽象的になってしまったが、初対面の人とのインタビューなどは公平に右と
左の意見対立した人の間に立って話す、聞くというのは難しそうだ。
正直なところ、自分自身がこうした立場に立って働いた経験がないので、個人的に
やや隔靴掻痒の感あり。
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