チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

精算から開拓へ

2014年02月24日 10時58分28秒 | 日記
今年は梅の柄のきものや帯の出番が長い
昨年までは立春を過ぎるとちょっと梅はーーー
というかんじであった

所が今年は梅の花の咲き方が遅く
存分にきものの柄で楽しむことが出来た
其のお陰?で梅の帯の汚れも半端ではなく
もっとも10年も締めているので
いよいよ洗い張りに出さねばならない

其れに合わせる着物も裾が着れてしまい
これも解いて洗い張り
此方のきものは20年着ていて
ピンク系極行儀という江戸小紋

衿の返しを糸で止めるという古式の縫い方なので
仕立てた方もわかるがもうこの世にいらっしゃらない
今は衿の返しはスナップにするのが普通になって居る

寒いので真綿の入ったコートの出番も頻繁だった
そのため此方も裾がきれてきた
最も繻子織りなので痛むのも速い

こんどは歯医者の通うために洋服を持ち出すと
ウールのパンツの裾がきれていて靴のかかとが其れにひっかった
危うく転びそうになる

コートも袖口がすり切れていて
手が変なところから出ていた
このパンツもコートも25ねん着ている

きものを着ていると洋服もやはり素材の良い物が好い
だからこそ長く着られる

しかし色々とすり切れて再生を求めている
チャコちゃん先生も歯がぽろりと取れたり
足を傷めたり
風邪を引いたり
再生に向けてやり直しをする時期にきているような

そういえば精算が終わる年であった!
啓蟄まさに満を期して穴から出よう


コメント (1)
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