チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 424

2021年05月24日 09時23分19秒 | 日記
着物のガード加工
今はガード加工をするのが当たり前、というより定番になっている
着物を買ったら即ガード加工

「丸富」さんの取材で、着物初心者は、「着物を汚したらどうしよう」という不安感があるので、その予防のために、ワクチンを打つーという感覚だと仰る
揚げ足とるようだが、この度のワクチンには不信感を持っているチャコちゃん先生、フランスのリュック*モンタニエ博士(ノーベル賞受賞者で疫学者)は世界の国々、特に日本政府が推し進めているワクチンは危険だと,警鐘を鳴らしている

ワクチンとガード加工を同じに考えることはないが、ガード加工ははじめての振袖をガードするというような時には良いのかもしれない。が、やはり強制ではなく、きちんと説明が欲しい。その点「丸富」さんの説明では、ガード加工をしたものでも、お手入れはできるーつまり布を生き返らせることもなさっている姿がいいと思った

しかも結城や大島、また手織で植物染料を使った着物などは、基本的にはガード加工はしない方針であると。昔このガード加工が着物業界に取り入れられた時、京都の加工場に、何回も取材に行き、説明を受けたが、私は納得できなかった。
それは、汚れることに安心して、振袖を着たお嬢さんが、煙草プカプカふかしたり、大口開けて食べて居たりという姿を見るのが辛かった

着物を着たことで、モノを大切にする心を養って欲しかった
更に言えば、糸を紡ぎ、手で染めて、手織りして織り上げた布を、丁寧に寸法に合わせて縫って行く、その工程の手仕事を見ていると、その上にガードする、糸の呼吸を止めてしまう、つまりは人間にビニールの袋を被せるのと同じではないか❓

そういう繊細な心を持つことが、日本人ではないのかしらんね!

汚しても大丈夫
洗濯機で洗濯して平気
そうしたら石油繊維の着物が大手を振るのは当たり前

人間の形をした生き物と着物の形をした衣類、同じ坂道を下っている感じがする

ガード加工を否定するのではなく、ガードすることの大切さもあるからこそ、ガードをすることの意味をしっかり認識したい。それを教えている「丸富」さんは誠が有る
しかしチャコちゃん先生はアマゴートなど、必然なモノ以外にはガードはできない。布が可哀想、胸が痛む
コメント
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