輪島地震の報道では市中祐佳さんは奥様とともに、朝市通りにある仕事場兼自宅の瓦礫の下で発見された
もう永久にお会いできない
研ぎ澄まされた美しいフオルムの塗りのデザイン、丁寧な塗りの技術、あの朱色の塗り
すべては消えた
最後の様子を教えていただいたが、誰も助けることができなかった、皆さんがそれぞれに傷を受けていて動けない
市中デザインの最高峰でもある朱塗りの「花見重」に、ちらしずしを飾り、お花見しようということにした。受け皿ももちろん朱塗り、春の太陽の光のした市中さんをしのびながら――という時間
そうしたらその日、輪島ニュースに市中祐佳さんの記事が載り、遠くにいらっしゃるお仲間とも偲ぶことができてうれしい
ひょうひょうとした方なので、意外とこの死も軽やかに受け止め、次の次元にいってまた美しいものを作っているのかもしれない
しかし寂しい
本日「チャコちゃうぶ」20時から