チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

チャコちゅうぶ

2024年05月29日 07時11分58秒 | 日記
毎週水曜日午後8時から20分間「チャコちゅうぶ」を行っている。今日は117回目だ。
題目は
「きものを識れば日本が見えて来る」
ほんとうにそうなのよ
きものをがいろんなところに連れていく、それをしっかり観察すると日本はおろか世界まで見えて来る

例えば
きものを美しく着ようと思う
どういう着方が美しいのかと探す
いろんな人の着姿を参考にする、映画や舞台テレビからも情報を取る、もちろん町で、集まりで、そして日本画や浮世絵で美的感覚を養う
更に美術品を見る、いい音楽を聴く、いい舞台を見る、そうして「美」を洗練させる

そうすると日本の伝統文化とか、日本人の美意識とかが自然に理解できるようになり、日本の文化の奥深さがわかってくるようになる

その鑑賞の成果がきもの選びやきものと帯の組み合わせ、きものの着方に現れてくる、そこで経済の流通を知る、金銭価値を考える。売り買いのタイミングを知る。人の対応や思いやり、言葉使いなどが自分の感情をどう動かすかなど、人との付き合いの道がわかる

きものを美しく気持ちよく着るということは健康でなくてはならない
健康とは何だろう、未病だよ、どこも悪くない
そのために食生活に気を付ける、日常の生活を規則正しくする
こうやって自分自身を利していくことになる

きものを只の衣服と思ってはいけない
民族衣装でもない
きものを通して自分自身の魂を磨く道しるべだと知るべき

今この国からきものが消えたら、伝統文化のすべても消える
最終的にきものの形になっているけど、そこまで作り上げる技術や感性が日本人の魂そのものだということ、それを伝えていく

本日20時からチャコちゅうぶ
コメント
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