チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

目を見て話す

2020年04月09日 10時04分25秒 | 日記

いい陽気

昨夜の満月も美しかった

昨日初めてZoomセミナーを行った

ぶっつけ本番だったので目線の行き場所に苦慮

「目を見て話しなさい」と幼いころから言われているので、相手の目線がないとどうも話しにくい

何年か前早稲田大学の階段教室で着物文化の講義をしたことがあった

その時9割の学生がパソコンを見ながらメモを取っているので非常に話しづらくついに

「お願いです、私は皆さんの表情を見ながらお話をするタイプなのでこの時間パソコンを閉じてお顔を渡しに向けてくださいませんか?」

素直といおうか全員がすぐ「仰せの通り」という感じで閉じてくれた

そこからは話しやすく大いに盛り上がった

その証拠は学生たちが書いたレポートに現れていて、教授たちが「生き生きとしたレポートをひさしぶりに読みましたよ」と感想をいただいた、全学部の225人分それぞれの学部の特徴が出ていて面白い。

今もそのレポートは手元にあるがチャ子ちゃん先生の宝になっている。

 

YouTubeもやってみた、今はその時代だという触れ込み。昨年の初めからそういうセミナーにも顔を出し研究もし、実践もしたけれど、まだぴんと来ていない。そのうち慣れるのだろうがーー

 

原稿か書きもそうだった、原稿用紙に万年筆で書くのが好きだったし、何十年もそうしてきた。それが日常だった

しかし原稿用紙に書いたものを若い編集者がパソコンで打ち直すという作業見たとき、「これはいけない」と一念発起パソコンで原稿を書くことに努めた

慣れるためにはじめは企画書づくり、そしてレジメそのうち原稿も打てるようになった

先輩でいまだに原稿用紙のマス埋めをしていると一昨日聞いた。それが許される環境にいらっしゃるのだろう

 

此れから先パソコンやアイパット、スマホでの意思の伝え合いが中心になる。勉強も、会議も、打ち合わせもZoom。いやだといっても時代はそちらに向いている

 

しかし一方で「温もり」という人間本来の欲求も強い。きっと二通りが一つとなって新しい時代に向かっていくのだろう。人間に血が通っている限り「目を見て話す心地よさと理解力」というのは永遠だと感じる

朝の散歩ですれ違う人たちに声をかけながら歩くと、みんな嬉しそうな笑顔で応対してくる。人間の基本だよね「ふれあい」は

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナ様は世界を大変革する... | トップ | 預言書 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事