チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

楽伸流妓力道

2020年10月18日 08時08分54秒 | 日記

昨日「楽伸流技力道」というセミナーを受けた

その結果ここ40年以上歯医者以外に医者知らず、薬もサプリも飲まず元気に生きているチャ子ちゃん先生の秘密がわかった。心底分かった!

その秘密は

足袋と湯文字、胸当て帯の存在

この度の新著「きもの解体新書」でも着物が無病を産むという話を細かく検証をしているが、更に肉付けされたセミナーであった

 

この「楽伸流技力道」を考案した中村先生は、高校生のときご自分が入った運動部の練習が、体に無理をさせているのではないかと、研究と実践を繰り返し、楽に伸びやかにグランデイングする方法を編み出し、それから現在42歳に至るまで体の研究に日々を送った

この「楽伸流技力道」を介護施設で使ってみたら、車いすの方が30分後には歩けたとか、腰の曲がった方が25分でまっすぐの姿勢になったという

その秘密の技術が知りたいと思い3時間のセミナーを受けてみいたら

なるほど

着物を自然の着方で着ていれば誰でも健康になれる理由がはっきり分かった

 

骨格、筋肉、呼吸が三位一体に働く姿勢を作り出す

骨や筋肉を意識しその者たちの声を聞きながら着物を着つけていくという比佐子流着付けが健康を呼ぶ

 

まず足袋足の裏の「母指球」に力を入れて歩く足袋は体の中心をとらえる役をしている

剣道などの武道、能などの古典芸能、日本舞踊など体のエネルギーを沈ませて動く茶道もそうだ

そしてそれらにすべて着物がついて回る

なんと素晴らしい日本人

 

中心をとらえるに関しては「湯文字」骨盤をいかに安定させるかにある

これは血液と血流を替えて血の働きを促進するのだ

そうすると免疫が上がりすべての細胞が生き返る

 

母指球を意識した歩き方は美しい

頭は動かず背筋は伸び首の位置が定まって肩が落ちる

そういう体形になると着物姿が美しい

 

昨日はあえて着物で参加し、私自身の着物に対する信頼がさらに増してきたことが素晴らしいことと、中村先生ご自身も着物を着た人の姿の美しさは、ご自分のグランデイング術とぴったりということが理解できたとおっしゃってくださった

 

江戸時代までの死ぬまで健康だった日本人の体は、着物を正しく着ることでよみがえらせるかもしれない

日本人はやはり優秀な民族だ

 

 

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和文化継承家養成講座

2020年10月16日 08時56分12秒 | 日記

10月18日から「和文化継承家養成講座」が始まる第二期

着物の研究?を初めて55年になる

よくもここまで続いたと思うのは着物がいろんな文化を抱えていて、その扉を開くとまた次の扉というように、次々と日本の文化の里に連れていかれるのだ

初めに心打たれたのは「色」だった

万葉の時代というより万葉集に植物で染めた色のことがうたわれていることに驚いた

その色を訪ねていたら聖徳太子の「冠位十二階」が見えた

そこで、飛鳥奈良時代の日本の文化に触れることとなった。それが時代と色というように広がった

時代によって衣裳の形が違う。階級にっても違う。それはすべて理由があった

その違いが今日まで続いていることに驚きそれを追求していたら、自分自身が着物を着ないと理解できないということが分かり、20年間毎日着物を着て過ごしてみた

その結果

着物と体の関係

着物と素材の関係

着物と柄

などの関係性の中に、日本人の知恵や生活、日本人の感性や芸術性、日本人の財に対する向きあいなどなど、衣食住を超えた日本の様々なことが着物を通じて学ぶことが出来た

徳に着物と柄においては、日本人の宗教観、死生観、哲学、思想が隠され表現されていた

しかし

多くの日本人は着物を捨てた

そこから日本を理解できなくなってきた

「愛、美、財」と三つに分けて和文化を整理してみた

それが「和文化継承家養成講座」の骨になる

自分でも思うがよく整理され、日本をほこらしく感じる

 

そして日本をみんなで愛し育んでいきたいと思う

そういう講座が「和文化継承家養成講座」

参加した方はすぐアウトプットして一人でも多くの日本好きを増やしていってほしいと願っている

 

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丁寧に生きる

2020年10月14日 17時00分43秒 | 日記

12日に中野裕弓さんと野田幸子さんそして中谷比佐子のトークショーが行われた

250人もの方が興味を示してくださいったそうでこれはひとえに、中野裕弓さんが丁寧な人付き合いをなさっているからだと理解できた

 

デジタルが本流のような今の社会において

HPをはじめFB,インスタ、ブログなどにご案内すれば事足れりと思ってしまう

実際デジタル案内に頼っていたが、ふたを開けてみるとお一人ずつにご案内した中野裕弓さんの努力が実った

 

トークショーの中でも中野裕弓さんは

病気で右手が不自由になり、その右手が少し動き出したとき「コップを持つのよ」、「本を持つのだわ」、と一つずつ右手と会話をしながら、モノを見ることにしていると、その物の命も感尊く感じるようになり、すべての物が愛おしくなったとおっしゃっていた

 

だからこそ、かかわりのある人たちの命を大事にと思うので、皆さんとの暖かい会話を続けているのだろう

そこの部分がチャ子ちゃん先生の中でおざなりになっていたこと、強く感じたトークライブであった

 

これからの世の中は、レジタルとアナログの上手な統合の中で暮らすことが、充実した生き方になるという確信も持てた

 

人は人の中で生きて行くのっだもの

でも心の通じない相手とは通じないことをきちんとわかり、通じないのだな、とそのままを受け入れたほうがお互いに楽

だから無理して合わせたりする必要はない

また相手をこちらの想いの中に入れようと思はなくてもいい

平行線はあくまで平行線で、それ以上でも以下でもない

 

分かり合える人達と未来に向かって生きて行けばいい

チャ子ちゃん先生は心を分かち合える人達と手を携え、丁寧に生きていきたい

トークショーの中でつくづくそう言う思いがわいてきた

 

これからの世の中は丁寧に生きることが幸せを呼ぶ

過去はもう戻らない

未来は今の積み重ね

そうすると丁寧に生きる人に光が当たる

 

いろんな学びがあったトークショーであったな

そういう気持ちも入れながら、18日から始まる第二期「和文化継承家養成講座」始めますよ

 

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着物が繋ぐもの 382

2020年10月11日 10時48分39秒 | 日記

「きもの解体新書」春陽堂書店 1800円(+税)の見本が届いた

奇麗な表紙、デザイナーのセンスと担当者の感性がいいと思う

しかしですなチャ子ちゃん先生の名前「中谷比佐子」小さい、ちいさい、全く目立たないぞ

と言ったら宮沢巳起代が

「今は文字が小さいのが流行なんです、デザイナーはみんなできるだけ文字をなくそうとしているんですよ、ですから小さいのは今風なのですよ、この本の表紙は流行の先端を行っていますっ!」

だって

 

もう名前を売る時代ではない、中身で勝負とまで言われてしまった(くしゅん)

本が出来上がるともう全く読み返さない癖があり、今回もそうなのだけどあっりがたいことに昔のスタッフは一つ一つ、取り上げては修正を迫る

もう終わったのいいの

 

さて内容だが

着物から学んだことが様々かかれている

きものって本当にいろいろなところに連れて行ってくれる

その示す道をひたすら進んでみた結果が「きもの解体新書」

この構想はもう30年前にさかのぼる、そのころの出版企画にすでにこの「きもの解体新書」があった

 

30年前といえば着物を毎日着ていて、まだ先輩も大勢いてその方たちの「注意事項」も入れながら、また今までの自分の生活になかったモノづくりの人たちの着物に対する姿勢や、着物の価格の不思議さなどに「これは?」「あれは?」「なぜ?」「どうして?」と疑問ばかりを解いていくうち「着物を解体してみよう」という気になった。しかしまだ時期ではなかったのだろう。何回も企画にあげたけど私の気迫倒れになっていた

 

今回は着物にいろんな疑問を持っている方がまず担当になり「きもの解体新書」がすんなりと編集会議に通った

その後原稿がほとんど出来上がったころコロナが始まり、その上初めの担当者が退社(この方本当に素晴らしかった)しかし新しい担当者が若い男性で、イケメン(ここ大事)なうえに誠実で薫風のごときさわやかさ、確りと後を継いでくださった

 

着物に全く興味もなく着たこともないという担当者だったので、チェックが細かく素晴らしくチャ子ちゃん先生自身も初心に帰ることが出来た。つまり着物を始めて着る人みたいな感覚がよみがえってきた。きっとこの感覚が必要だったのだ。「いろんなことに熟知して初心に戻るということが」

だから今が時期

というわけでぜひご購入くださいまし

着物に詳しい方も、全く着物に縁のない方も読み物として、一人の女が着物で成長する過程を一緒に楽しんでいただきたい。どうぞよろしく

 

 

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クローン人間って?

2020年10月10日 10時11分11秒 | 日記

クローン人間なんて3日もあればできるらしい

ある大学の先生が

「僕は蚕のクローンを作ろうと思って研究を始めたのね、でもあなたが(チャ子ちゃん先生)蚕の気持ち考えたことあるの?と言われて、それからずっと蚕の身になった時どうなのかな?と考えているうちやめようと思った」

「偉い!じゃん」

それでぐっと翻り「桑蚕」の育成に力を注ぐようになったという

もともと蚕は桑の葉を食べる桑から見たら害虫だった、その蚕が作る繭から美しい糸が取れるのを知った知恵者の人間が、家の中に取り込んで、表向きは外敵から蚕を守るという口実で、人間の手で飼育するようになった。それを「家蚕」という

 

はじめは外にいるような雰囲気で飼育していたが、だんだん遺伝子操作をし、人間が育てるのに都合がよいように蚕の性癖を替えていった。つまり羽があっても飛べなくなったり、もともとは一回だけの交尾なのに、人間のように何回も交尾が出来るように遺伝子の組み換えもした

だから蚕はただ糸を吐けばいいという存在になったのだ

「これ以上どう変えたいわけ?命をもてあそぶのもいい加減にしないと」

と件の農学博士に怒鳴りまくったわけ(やるときゃあやるのよチャ子ちゃん先生は)

 

其の大学の桑畑には桑蚕が増えている。桑蚕の繭は小さい小指の一関節くらいだ、美しい黄色。先生はその繭から糸を引き帯を織ったのを見せていただいた。何とも神々しい。淡い黄色が生かされていた

 

交尾も人間の手によるのではなく勝手に自由に飛び回って終了。しかも一回限りなので卵もそんなに増えない。桑の木の根元にしっかりと卵を植え付ける

「ここですよ」

「枯葉に隠れて卵の色も同じように黄色なのね、葉っぱと同じ色なんて命を繋ぐ知恵なんだわ先生いいことしたね、これから蚕博士に任命するっ!」

「おおいにありがとう」

二人で大笑い

 

しかし巷ではさらに蚕の遺伝子操作が進み、もう最終目標の糸を生かすという目的はなく、糸よりその蛹に目をつけていろんな工業用品や医療用品、化粧用品が作られている。それも時代なのかもしれない。人間のクロ―ン化が進む現在、蚕のクローンなんてもうどこかで行っているのであろう

 

本来の日本人は蚕の吐く糸をありがたくいただき、それ以外の物は「循環肥料」として命をいただいている感覚であったと思う

 

科学の発達は命までも科学の力で自由に動かすことが出来るのだ、テレビに出ている人たちもクローンの人がいるのだろう。嘘の世界はもう間もなく幕を閉じると信じている

 

命を尊びその命に感謝し愛してきたのが日本人。そういう遺伝子を私たちは持っている。そのことに誇りを持ちたい

 

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春画

2020年10月09日 09時47分41秒 | 日記

昔のといっても昭和50年代までの殿方の羽織の裏や長襦袢の背には「春画」が多い

若い時は「いやらしい」との一言で済ませていたが

最近「なぜ?」と思うようになった

日本の男たちがただ好色なだけではない、根付にしても何やらいやらしいものがある

 

それは男だけではなく戦前は嫁入り支度の中に春画が混じっているのをある旧家で見つけたことが在る

その時も若かったのでドキドキしてまた元の袱紗に包んでしまい「どうして?」と追及できなかった

 

ただの好色ではなく何か意味があるのだろうと考えるようになったのは最近だ

そして分かったのは生命エネルギーの源は「性」のエネルギーが必要なのだということ

ある絵画研究家に言わせると

「春画の生命エネルギーは半端ではない、最近は科学でエネルギーの質量も図れるので、それを見ると春画の類は人に元気をもたらすものがある」

見ているだけで体全体の血流が動き始め、活力が与えられるのだと教えてもらった

「江戸時代まではこういう春画は公に氾濫していたが、明治に入ったら淫乱な絵として敬遠されてしまい今日に至るわけ」

 

浮世絵には「あぶな絵」として本当に描写の激しいのもあるが、普通に出回っている浮世絵は美しいしユーモアもある

こういう日本人だったのだ、私たちの先祖は

それが明治から、男は形にはめられ、女は貞淑、本来もつ人間のおおらかな性の悦びを遮断されてしまった。性はエネルギー交換であることを忘れた。だから性を淫靡にしてしまった。そのため男は表向きはまずいので羽裏や長襦袢に染めた春画を楽しむことになったのだろう

 

春画は日本画を志す人たちがまず手掛ける、かなり有名な日本画の春画を見たことがある。その方はのちの国宝になっているが美しい

 

ここで思い出したことが在る

まだ若い時お昼のテレビ番組でこともあろうにチャ子ちゃん先生48手の柄を赤い長襦袢に染め、それを今は有名な司会者に着てもらった、カメラマンが柄の大写しをしたら近くの警察官がすっ飛んできて、大目玉

お昼の一時間番組に出ていて、たくさんの着物や、着付けの紹介をしていたけど、それを機にその番組から降ろされたことがある

 

しかしその番組を見ていた男優が「おねえさん(彼はいつもを私をそう呼ぶ)俺に譲ってよ」というので渡した

型を彫った人、染めた人、縫った人、売った人一連托生に注意が与えられたが、今では考えられない。美しい長襦袢だった

 

日本人って本当はもっと屈託がなく、明るく、優しく、楽しいことが大好きな民族だと思う、ちょっとずるい所があってもユーモアで隠す

この息の詰まるような日本人の姿を脱ぎきる日もまじかかな

 

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着物が繋ぐもの 381

2020年10月06日 09時55分36秒 | 日記

昨夜BS放送で「日々是好日」の映画を観た。しっかりとしっとりと二十四節気を紹介しながら、少女の心の成長を時間とともに追っていた

樹木希林の茶道教師の姿がひょうひょうとしてそれでいて存在感があり、更に暖かく品があって、彼女を初めて「いい

なあ」と思った。選択された着物もその場にピッタリで落ち着いた着物姿に見とれた

姉が茶室に座っていた姿を彷彿した

 

茶道は着物を着てからこそ美しい立ち居振る舞いが出来る、

お茶の心得のある方々の物を持つ仕草や、お辞儀の形、相手の話を聞く姿勢を美しいと常に思う

また日本舞踊の心得のある方は立ち姿や、ちょっととどまったり、モノを持って歩く姿が美しい

仕舞いをする人は凛とした着物姿が周りの空気を一変する

 

心得は伝統ある文化を学ぶことによって培えるものでもある

男は武道から男の尊厳を身に着ける。武道の心得のある男たちは、帯を締めたとき腰が据わる。腰が据わると一本筋が通り、話しをしてる自分に自信を持つようだ

 

日本人だけが持つ遺伝子というのがある。学術的にはYAP(詳しくはお調べあれ)この遺伝子は人類学から見てももっとも優秀で、頭もよく、魂も美しく、和を尊重、理解力も深く、健康で明るい。つまり人間のあるべき姿の見本のような人種が日本人。

 

しかし人として優秀であるはずの日本人が、ころりとお金で転び現在のように、世界で一番農薬使用率の高い農薬国、世界で一番たくさん薬を飲む民族、世界で一番がん患者が多い国、世界で一番化学繊維を身に付けている民族、世界で一番物を捨てている国

 

着物がチャ子ちゃん先生を導いているのだが、着物さんのお導きによると黒船がやってきてから日本人が少しずつ変わってしまった

 

「日々是好日」という映画では本来の日本人生活の美しさ、優しさ、自然との共存共栄の考え方、自然に対しての畏敬の心、頭で考えず自分の五感を大切にする心根、人とのかかわり方、親子の縁すべてが水の流れのように、また風のように通り過ぎていく人生の中で、捨てていいもの、しっかり身に付けるものの選別が出来ていく日本人が描かれていた

 

今まさに私中谷比佐子は、着物から導かれた日本の文化を、きちんとつなぎたいという心が強くなっているので、昔の自分自身の理解より深いものを感じたもよう

だからこそ「和文化継承家養成講座」は今最も必要だと思った(手前みそだね)

 

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詞、言葉、言霊、神の言葉

2020年10月05日 08時41分59秒 | 日記

言葉が人を喜ばせたり、悲しませたり、傷つけけたり、幸せにしたり、言葉ってなんと力があるのだろうと思う

各世代で言葉の使い方が違う

また各地でも言葉をどう使うか区別がある

一般に言われる丁寧語、謙譲語、尊敬語という言葉の作法も大事だが、日常の会話にこそ言葉に心を傾けないといけないなと感じる

日本語は複雑怪奇なのでその言葉をどう使うかによって人を楽しくさせることもできる

言葉一つ

 

美しい話し方などの教室も流行ってるが

その前に言葉の心理学というものもある

言葉に心理学はむつかしいことではなく、相手をどう喜ばせようかという優しい気持ちがあればだれにでもできる

 

ここ10年チャ子ちゃん先生は言葉の心理学を学んだ

悪気があるわけではない、本来は優しい心を持った人だろうと思える人々の言葉に心がえぐられる思いを多くした

初めから荒い言葉を吐く人は相手を傷つけたいのでこちらもその覚悟で聞くので逆に傷つかない

 

ねぎらうことで相手の疲れも吹っ飛ぶだろうなと思うのに、そこを感じないで、出来栄えを批判してしまい、相手をさらに疲れさせている人もいた

一緒になって喜んであげればいいものを、相手の悦びに添えない人もいた

こんなことをしたい、ととくとく話す人にまず否定から言葉を発する人もいる

 

人の話す言葉に注意を向けるようになったのは、私自身が言葉に傷つくことが多々あったから

これは神様からの伝言だと思い「言葉」に注意を向けるようになった

過去を振り返ると随分私自身も言葉で人を傷つけている、それを思い出しながらどの言葉で傷つけたのだろうかと、思い出す言葉を書き連ねてみた。あるある

 

愛ある厳しい言葉もあるが、それも時を間違えると単なる言葉の暴力になる

 

日本語は様々な言い回し、表現方法があるので、日本語を駆使できる人はそれだけで人間として豊かになれるようにも思う。そのために和歌があり俳句があるのだと改めて日本人の心の豊かさを知る

 

言葉には笑顔がついているとさらにいい

最近は人との会話がマスク越しなのでなおさら目が笑っている人に親しみを覚える

マスクと言えば

昨日部屋着を購入したいと思い、ユニクロの店にはいったらマスクを強制された

紅絹でマスク入れを作っているのでそこから絽のマスクを引っ張り出してかけた。その袋の中にはアイパットのイヤホンも一緒に入っていた、売り場を歩いて気に入ったのがなかったので店を出た。マスクをしまおうとしたらマスク入れがない。すぐ店の人に話をし探していただいたがない。

 

真っ赤な絹の袋が床に落ちていれば誰でも目に付く

ハンドバックの口を開けたまま気が洋服選びに跳んでいたので、きっと掏られたのだと一緒にいた者が言う。イヤホンが袋からはみ出していたともいう

 

「落としたりなくしたり、丁寧に注意深く日々を送りなさいという聡よ」

と連れの神の言葉

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着物が繋ぐもの 380

2020年10月02日 16時58分13秒 | 日記

和文化継承家養成講座の第一期生を送り出した

野田幸子さんが女性の起業家を応援するちうことで立ち上げたカラーリアムシステム

8月から本格的になり「アウトプット」出来る女性を増やし、日本を本来の姿にする女性の数を日々誕生させるという目標に、チャ子ちゃん先生熱いものを感じている

 

思えば着物が教えてくれたことのなんと多いこと

着物と真剣勝負で付き合ったので着物も自分の持てる知恵を教えてくれたのだと思う

着物を通して日本を見ると明治時代からつとよくなくなっている

良くないというのは何かといえば「自然」ではなくなっているということ

何もかも人工的になり、それが美しいと誤解され「自然の美しさ」に目を止める人が少なくなった

 

日本人の精神性の源は自然からの知恵でもある

チャ子ちゃん先生は帯や着物の柄は自然の推移からいただくが、たまに名画をパクる、パクリチャ子だ

 

ある時上野国立博物館で「風神雷神」だけの展覧会があった

柳宗達、尾形光琳、酒井抱月の三人の風神雷神が並んでいた

力強さは宗達、優美さは光琳、粋な感じは抱月だと思った

そしてすぐ黒留めそでに宗達の風神雷神をパクって染めてもらった

絶対この絵をパクりたいという時は染色家を引っ張って見に行く強引さがある(困ったもんだ)

 

この時もこの人に描いてもらおうと決めて、すぐ電話をし無理無理見に行ってもらった

素晴らしい出来上がりで、自慢していたら子供の時から頭の上がらない先輩が「娘の結婚式に着たいわ」といって引っさらっていった。最も背丈もあり彫りの深い顔立ちの美人なので、私よりはるかに似合った、迫力のある宗達の風神雷神が生き生きとしていた

 

その話を絵画に詳しい先輩にしていたら「光琳の風神雷神の裏側に酒井抱一が描いた夏秋草図屏風絵が素晴らしい」という教え、早速見るチャンスを狙っていたらやってきたよチャンスが

 

何といっても光琳の風神雷神屏風の裏側である

酒井抱一は風神の後ろには野分けの後の風になびく秋草、雷神の後ろには雨に濡れた白百合と水の流れ、其の二種類の絵はバックが銀、表の風神雷神がバックが金なのでその対比が見事

草の葉の陰に揺らぐ白百合が清くこれもパクッって帯に染めた

 

つまり染色家は腕がいい、日本画家ももとは模写から始まる。光琳だって宗達の風神雷神を模写したのだもの

というわけでパクリのネタは数知れず

 

それも自然からの教え

こういう話を加えながら第二期は10月18日から計6回、毎週日曜日

 

https://www.coloriam.co.jp/salon/kosmos

 

 

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