チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

門松つくり

2024年12月24日 09時16分32秒 | 日記
12月の初旬に始まった熊野神社内での門松創りも今日で終了
25日のクリスマスはじっと出陣を待ち夜中に一気に飾立が始まる
昨今は一軒屋が少なくなり
また新築の家の方たちは門松を飾るという思いも全くなく
個人的な門松より、企業用の門松が増えている

どんな門松であろうと
「かしら」たちは毎年同じ手順で黙々と門松創りを進めている
「今年は減ったの?」
「うん?そんなことないよ」
出陣を待つ門松の数が少ない感じがしたが
「ここにある」
とテントを開けて見せてくれる舎弟たち

松竹梅
この吉祥が年神様を迎えてくれる
松は永遠の緑で栄える、松に神が宿るともいわれている
竹はまっすぐ天に向かって伸び「節」を曲げない
梅は香り由形良し、二期にわたって清らかに咲く

人の一生もかくありたい

終わりなき世のめでたさをたたえる門松

毎年毎年黙々とひたすら同じものを作っていく鳶たちの作業
江戸のお正月は彼らの手によって清々しく始まる
それぞれの場所に収めた後は「しめ縄創り」いまは「リース」と呼ばれているが、鳶たちの作る「飾り物」は江戸の香りがあり文化が漂う
「一夜飾りはだめだよ」と言われながらチャ子ちゃん先生は28日に購入


戦前は
「門松立てて家ごとに祝うけふこそめでたけれ」
今年のお正月は何か新しいことに出会いそう


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