瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

06年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2006年12月19日 20時43分06秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪

最近何だか恐ぁいウィルスが流行ってるけど…皆、きちんと予防してる?
外から帰って来たら、必ずきちんと手を洗って、うがいをしてね!
でないと年末~年明けて暫くはお休みする病院が多いから、正月中苦しむ事になっちゃうわよ!

さてと…それじゃあ今回は『蝋燭』について、お話するわね。

クリスマスに蝋燭は必需品。
その歴史は古く、キリスト教が導入される以前にまで遡ると云うわ。
昔の北欧では『ユールキャンドル』と呼ばれた巨大な蝋燭に火を灯し、冬中消さずにおいてたそうなの。
もっと昔の古代ローマでは、冬至の頃に大焚火をして、弱った太陽を励ます行事が有ったらしいわ。
太陽の力が最も弱まる冬、火を焚き闇を照らす事で、太陽の力を助け、光の再生を促そうとしたのね。

キリスト教が導入されると、蝋燭にも新たな意味が付加えられたわ。
曰く、「神の御子キリストは世を照らす光。蝋燭の火は聖キリストを象徴する物である」と。
そして聖キリストを産んだ聖母マリアは、蝋燭の火を灯す燭台に例えられたのよ。

次のような詩が残されてるわ。


マリアは神的なものの担い手

世界の光を運ぶ

燭台の如き方である


ヨーロッパではクリスマスが来ると、今でも窓辺に蝋燭を灯す家が多いそうだけど、これは暗闇を彷徨うマリアを導く為の光なんだそうよ。
ルカ福音書に見られる「身重のマリアが宿を求めて彷徨った」件から生じた慣習じゃないかしら。

昔はクリスマスツリーにも蝋燭が吊下げられていたらしいわ。
でもねェ…木は燃え易いから。

18世紀ドイツでは、1本のツリーに400本もの蝋燭が飾られてたそうだけど…
火事にならないようにと、必ず使用人がツリーの脇で見張をさせられてたんですって。
長い棒の先に濡らしたスポンジやモップを付けて、火が付いたらそれでさっと拭き消すの。
水でいっぱいに満たしたバケツを、壁に沿って幾つも用意したりね。
それでも悲劇は毎年起ってたそうよ。(当り前な気もするけど…)

現代では風情に欠けるとはいえ、電球を飾るようになったから、火事の心配は殆ど無くなったわね。
ちなみに初めて電球がツリー飾りに用いられたのは、1882年のアメリカでらしいわ。

現代でも火を灯す蝋燭は、クリスマスに欠かせないアイテムである事に変り無く。

カトリック教会ではアドヴェント~キャンドル・マス迄の長い間、祭壇に蝋燭を灯して典礼が行われるの。
そうして2/2のキャンドル・マスが来たら、冬の間用いた古い蝋燭を外し、新しい蝋燭に火を灯すのが習いなのだそう。
この日は聖書に云う「お産から明けたマリアの浄めの日」であり、誕生したイエスを連れてエルサレム神殿に詣でた件から、蝋燭を持っての行列がカトリック圏では行われるの。
そのキャンドル行列を指して、『キャンドル・マス』と呼ばれる訳。

それじゃあ此処で5曲目のクリスマスソング♪



                 【アヴェ・マリア】

Ave Maria…♪

Gratia plena…♪

Dominus tecum…♪

Benedicta…♪ tu…♪ in mulieribus…♪

et benedictus…♪ fructus ventris…♪ tui,Jesus…♪

Sancta Maria…♪

Sancta Maria…♪

Maria…♪

Ora pro nobis…♪

Nobis peccatoribus…♪

nunc et in hora♪

In hora♪ mortis nostrae…♪

Amen…♪

Amen……♪



【訳】

めでたし恩恵に満ちた御方マリア

主は貴女とともにまします

貴女は女の中にて祝せられ

また御胎の御子 イェスも祝せられ給う

聖マリア 罪人なる我等の為に 祈り給え

今も そして我等の臨終の時にも

アーメン



元はラテン語で書かれた、相当古い祈祷文からだそうなの。
それに多くの作曲家が曲を付け、歌にアレンジした為、同じタイトルでもバリエーションがかなり有る歌として知られてるわ。
中でも有名なのは、シューベルトやグノーが作曲したものでしょうね。
此処で採り上げたのはフランスの作曲家、シャルル・グノーの作曲したバージョン(←J・S・バッハ作曲『平均律クラヴィーア曲集第1巻』の前奏曲ハ長調を伴奏に借用しているそう)で歌われてるものよ。

聖マリアへの賛歌…如何にも宗教的な、典礼に相応しいイメージの歌と言えるでしょうね。
けど特にクリスマスの歌という訳でなく…聖母マリアを讃えてる点を考えると…聖母マリア祭と云える『キャンドル・マス』に歌うのこそ相応しいかも。

じゃあ、今夜は此処まで…また明日も一緒に歌いましょう♪




…また英語歌詞のヤツ選んで済みませぬ。(汗)
んでこれも毎度では有りますが(汗)、曲を聴かして頂けるサイトさん(http://www5f.biglobe.ne.jp/~cocoa/music2/avemaria/avemaria.htm)を見付けましたので、宜しければ御試聴下さいませ。(音が出ますので気を付けて下さい

自分としてはこの、バッハが作曲した第1前奏曲に、グノーが歌える様メロディーを付けたバージョンが1番好みです。
(余談ですが此処、『ココの部屋(http://www5f.biglobe.ne.jp/~cocoa/)』さんと仰るそうで…検索して偶然見付けたサイトさんなのですが、可愛いメールの雛形が沢山置いてあってびっくりした…どれも自作だそうで…綺麗だな~)

……で、やっぱり無断リンクは悪いな~~と思って外しました。(苦笑)(そんな訳でコピーして飛んで下さいませ)


記事上の写真はハウステンボス、『光の街シルエットグラス(1個740円)』。
中に蝋燭を灯すと、ハウステンボスの街並みが浮び上る。

今冬アレキサンダー広場で開催中の、『光のクリスマス市』にて売られてた物。
他、総合土産店等でも売られてまする。

…クリスマスらしくて綺麗ですよv
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06年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2006年12月18日 20時36分38秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪

今回は『ポインセチア』について、お話しするわね。

これも柊同様、赤と緑のクリスマスカラーで、この季節になると必ず飾られる物だけど。
普及し始めたのは19世紀後半と、クリスマス・デコレーションに使われてる物の中では比較的新しいのだそうよ。

名前の由来は、この花の紹介者として伝えられているアメリカ人、J・R・ポインセット(1779~1851)。
初代メキシコ公使に任命された彼は、1825~4年間の滞在生活の中で、この花と出逢ったのだそう。
植物学に深い関心を持ち、メキシコの草花を研究していた彼は、母国にこの花を持ち帰って広く紹介したんですって。

花と言っても、あの花の様に見える赤い部分は実は葉っぱで、本来の花部分は中央の黄緑色した小さい物なのよ。

ポインセチアにはクリスマス所縁のこんな伝説が有るわ。


クリスマス・イブの夜、貧しい農家の子供が土地の教会の戸口に佇み、人々が飼い葉桶のイエス様に、豪華な贈物を持って集まって来るのを侘しく眺めていた。

そこへ天使が現れ、子供の耳元に囁いた。


「道端に美しい草が有る。あれを贈物にするといい。」と…


道端を見るとそれは、言葉通りの美しい物では無かったが、見た事も無い草が1本生えてるのが判った。

子供は言われた通り、その緑の草を手折り、教会へ行って他の人の贈物と並べ、飼い葉桶の傍に置いた。

教会に集まった人々は笑った。

子供がキリスト様に差し上げたのは、何の変哲も無いただの雑草だったのだから。

子供は酷く決り悪く感じて、さっと頬を染めた。

するとその赤い色が草の葉に映り、その葉までもが赤く染まった。

忽ち美しく変ったその花を見た人々は、自分達の振舞いを酷く恥じ、目にした奇跡に唖然としたという。


…以来この植物は、メキシコでは『聖夜の花』として知られるようになったとの事なの。

真冬に丁度良く葉を赤くする事から、その人気は他国にも広がり、今ではすっかりクリスマスにはつきものの植物となってるわ。



それじゃあ此処で4曲目のクリスマスソング♪



               【うれしい楽しいクリスマス】

うれしいうれしいクリスマス♪

カンカンカンカン鐘の音♪

子供の好ーきなイエス様のー♪

お産れなされたこの良い日ー♪

うれしいうれしいクリスマス♪

カンカンカンカン鐘の音♪



楽しい楽しいクリスマス♪

リンリンリンリン鈴の音♪

サンタクロースのお爺さんー♪

良い子を尋ねてソリの旅ー♪

楽しい楽しいクリスマス♪

リンリンリンリン鈴の音♪



うれしい楽しいクリスマス♪

リンリンカンカンクリスマス♪

子供の好ーきなイエス様のー♪

お産れなされたこの良い日ー♪

皆でお祝い致しましょう♪

リンリンカンカンクリスマス♪



作詞&作曲者は岡本敏明氏…「どじょっこだーの♪ふなっこだーの♪」というフレーズで有名な歌、『どじょっこふなっこ』の作曲者でもある方だそうよ。(作詞者は不明らしいの)

輪唱して歌えば、より楽しい歌になるわ。

今回は此処まで…それじゃあ皆、明日も楽しく歌いましょう♪




…日本ではポインセチアは第2次世界大戦後に流行するようなったそうな。
案外新しい植物だったのですなー。

歌の話ですが……「子供の好き」なのはイ○ス様より、どっちかっつうとサンタさんの方じゃないかな~~と…。
あ、「イ○ス様が子供好き」って意味だとか??(微妙な言い回しになるな…)(←罰当り)

曲を聴かして頂けるサイトさん(http://www.interq.or.jp/japan/k3j/children's%20song/winter%20song/ureshii%20tanoshii%20Xmas.htm)を見付けたんで、宜しければ御試聴下さいませ。(音が出ますんで気を付けて下さい



記事上の写真はパレスハウステンボスの正面出入口扉に飾られたクリスマスリース。
薔薇がパレスの前庭に在るローズガーデンを表してる様で綺麗。
…ポインセチアじゃなくて済みませぬ。(苦笑)
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06年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2006年12月17日 21時11分49秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪

今回は『柊』についてお話するわね。

深緑色の棘々した葉っぱ、真紅色の丸い実。
如何にもクリスマスなカラーをしてる事から、現代でもクリスマスデコレーションには欠かせない素材として親しまれてる柊。

言伝えによると、ローマ時代の農耕の神『サトゥルヌス』のこん棒は、柊だと考えられてたんですって。
それでクリスマスの原型の1つと云われている古代ローマの冬至祭『サトゥルナーリア祭』では、ロバを柊の木で殺し、犠牲として供えてたそうなの。

キリスト教が信仰されるようになっても、その神秘的な外見…真冬にも緑の葉が枯れず、血の様に赤い実を結ぶ事から、そのまま聖なる木として捉えられたんだそう。
棘は十字架上のキリストの茨の冠、真紅の実はキリストの血を表してると新たに意味付けされ、現代でも神聖視されてるわ。

中世には病気を治す力が有ると信じられ、リュウマチ、喘息、熱病の薬として用いられても居たそうなの。(実際には薬効は無いと言われてるわ)
悪霊や災害から身を守る為の護符として信じられていたのね。

日本でも柊の棘で鬼が目を突かれて退散したという伝説から、節分にイワシの頭を柊の枝葉に刺して戸口に立掛け魔除けにするという、厄除けの風習が残されているわ。
鰯の臭いのきつさと柊の棘で、悪鬼すら逃げ出すと考えての呪いなの。

悪霊蔓延る(と信じられている)クリスマスシーズンの飾りには、うってつけという訳よ。

クリスマスに教会に飾られた柊を少し貰って飾ると、その部屋は翌年中幸福で、清らかさを保つと云われてるんですって。



それじゃあ此処で3曲目のクリスマスソング♪



             【ひいらぎ 飾ろう】

ひーいらーぎ飾ろう♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

晴ーれ着ーに着替えて♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

キャーロルを歌おう♪

ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪

たーのしいこの時♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪



かーがやーくこの夜♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

キャーロルーに合せて♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

たーのしく踊ろう♪

ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪

むーかしを偲んで♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪



ファ・ラ・ラ・ラ・ラーン・ラ♪ ラン・ラン・ラン…♪



賛美歌第2編129番にも数えられてるけど、元々はウェールズ民謡だったと云われてるそうなの。
それは歌詞からも窺い知れるわね。

『クリスマス・キャロル』には特にキリスト教色が無い物も多いわ。
元来『キャロル』は、昔のギリシャ語で「輪になって踊る」と言う意味の言葉が語源になってるそうなの。

「聖キリストの誕生は静かに厳かに祝うべき、歌って踊って騒ぐだなんてとんでもない!」といったキリスト教会側の考えから、一時期歌う事を禁止されたりもしたそうよ。
それでも民間で口伝えに伝承され…生き残ったのが今日も歌われてる『クリスマス・キャロル』なんですって。



今夜は此処まで…じゃあ皆、明日も楽しく歌いましょう♪




…俗に『柊』は男性の守り手、『蔦』は女性の守り手と考えられてるそうな。
それで『ヒイラギとツタ』と言うタイトルのクリスマスキャロルが生れたり。

『柊』=男を意味する物との考えから、若い女性が柊の葉に想い人の名を刻み、夜着に縫付け、クリスマス・イブの夜に着て寝れば、恋が叶うなんてお呪いが有るそうな。

昨日に引続き、宜しければ曲を聴かして頂けるサイト(http://www.worldfolksong.com/xmas/song/deck.htm)さんの所で御試聴なさって下さいまし。
去年まったりさんが貼って下さった(http://dl.rakuten.co.jp/shop/rt/prod/610164022/)←こちらでも試聴出来まする。



記事上の写真はハウステンボス、ビネンスタッド地区に在るジブリグッズ店、『どんぐりの森~SPEEL~』に飾られてたクリスマス・リース。
中心に居るのはトトロ。

店内ではトトロや魔女宅等、常時ジブリビデオが流されてて、子供がそれを観てたりする。(私が行った時はハウルやってた)
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06年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2006年12月16日 19時52分43秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜も来てくれて有難う!

今回は『クリスマスクッキー』について、お話するわね。

日本ではクリスマスと言ったらケーキを食べるけど、ヨーロッパでは主にクッキーを食べるそうよ。
それも家庭の手作り、香辛料をたっぷり入れて、硬く焼き上げた物こそ正式なの。
香辛料を大量に入れる事で、かなり日持ちがする…聞く所によると、1年経っても10年経っても黴1つ生えないらしいわ。
向うは日本と違ってクリスマス休暇と言うものが有るから、長時間駄目にならない物をクリスマスに用意するのは必須なの。
期間中、お店が殆ど閉ってしまうから、でなきゃ食べる物に困ってしまう。

それにクッキーはツリーの飾りにもされたりするそうよ。
「クッキーをクリスマスツリーに?」と不思議に思うかも知れないけど…初期のクリスマスツリーに飾られてたのは、クッキーや林檎といった食べ物だったそうなの。
まだクリスマスがキリストの誕生日ではなかった昔、人々は収穫した食べ物を「来年もこうして沢山の実りを付けてくれるように」という願いから、木を飾り立てたのね。
クリスマスツリーは古代樹木信仰の名残という訳。

…と、此処で話をクッキーに戻して。

どうしてクリスマスにクッキーを食べるのかしら?

実はクッキーはパン以上に歴史が古いと言われてるの。

大昔、人間は麦を粉にし、水で練ってパンを焼く事を発明したわ。
当時のパンは無発酵で平たい物だった――これがクッキーの御先祖様だと言われてるのよ。

現代でも神に捧げるパンは、無発酵の平たいパンという決りが有るの。
発酵させるという事はつまり腐敗させる訳だから、お供えには不純で適さないという考えなのね。
冬至の祭で供えられた無発酵パンが、時を経てく内に小さくなり、現在食べられてる様な姿に変化してったのよ。

クリスマスに作られるクッキーは、実りを表す木の実型した丸い物が多いんだとか。
それと動物を模ったりもよくされるのだそう。
これは別に可愛さ狙ってしてるのじゃなくてね。
元は冬至の祭で生贄として供えてた動物の代用なのよ。
ちょっと残酷な話だけど…昔のヨーロッパでは麦を刈取った後の畑に年取った牡猫を生埋めにしたり、生きたまま焼殺して食べたりする習慣が有ったそうなの。
20世紀前半のチロルの麦打ち歌として、こんなものが残されてるそうよ。

犬刺せ おー 猫刺せ おー 刺しまくれ おー
犬刺せ おー 猫刺せ おー 皮を吊るせ おー

『死』ぬ事で『再生』する…哲学的だけど、年の終りと始まりを、昔の人はこの様に考えたの。
猫でも犬でも豚でも羊でも、老いた動物を畑で死なす事で、刈取った穀物の再生を願ったのね。
クッキーは収穫し終えた実りを象徴する物…現代でも来年の実りに祈りを篭めて、クリスマス(冬至)には欠かせない食べ物とされてるわ。

それじゃあ此処で2曲目のクリスマスソング♪



        【クリスマスの12日】

(1)
The first day of Christmas♪ My true love sent to me♪

A partridge in a pear tree♪


(2)
The second day of Christmas♪ My true love sent to me♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(3)
The third day of Christmas♪ My true love sent to me♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(4)
The forth day of christmas♪ My true love sent to me♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(5)
The fifth day of christmas♪ My true love sent to me♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(6)
The sixth day of christmas♪ My true love sent to me♪

Six geese a-laying♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(7)
The seventh day of Christmas♪ My true love sent to me♪

Seven swans a-swimming♪

Six geese a-laying♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(8)
The eighth day of Christmas♪ My true love sent to me♪

Eight maids a-milking♪

Seven swans a-swimming♪

Six geese a-laying♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(9)
The ninth day of christmas♪ My true love sent to me♪

Nine drummers drumming♪

Eight maids a-milking♪

Seven swans a-swimming♪

Six geese a-laying♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(10)
The tenth day of Christmas♪ My true love sent to me♪

Ten pipers piping♪

Nine drummers drumming♪

Eight maids a-milking♪

Seven swans a-swimming♪

Six geese a-laying♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(11)
The eleventh day of Christmas♪ My true love sent to me♪

Eleven ladies dancing♪

Ten pipers piping♪

Nine drummers drumming♪

Eight maids a-milking♪

Seven swans a-swimming♪

Six geese a-laying♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪


(12)
The twelfth day of Christmas♪ My true love sent to me♪

Twelve lords a-leaping♪

Eleven ladies dancing♪

Ten pipers piping♪

Nine drummers drumming♪

Eight maids a-milking♪

Seven swans a-swimming♪

Six geese a-laying♪

Five gold rings…♪

Four colly birds♪

Three French hens♪

Two turtle doves♪

and A partridge in a pear tree♪



【訳】

(1)
クリスマスの1日目 恋人は私にくれた

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(2)
クリスマスの2日目 恋人は私にくれた

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(3)
クリスマスの3日目 恋人は私にくれた

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(4)
クリスマスの4日目 恋人は私にくれた

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(5)
クリスマスの5日目 恋人は私にくれた

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(6)
クリスマスの6日目 恋人は私にくれた

6羽の卵を抱くガチョウ

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(7)
クリスマスの7日目 恋人は私にくれた

7羽の泳ぐ白鳥

6羽の卵を抱くガチョウ

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(8)
クリスマスの8日目 恋人は私にくれた

8人の乳を搾る女中達

7羽の泳ぐ白鳥

6羽の卵を抱くガチョウ

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(9)
クリスマスの9日目 恋人は私にくれた

9人の太鼓を鳴らす太鼓打ち

8人の乳を搾る女中達

7羽の泳ぐ白鳥

6羽の卵を抱くガチョウ

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(10)
クリスマスの10日目 恋人は私にくれた

10人の笛吹く笛吹き

9人の太鼓を鳴らす太鼓打ち

8人の乳を搾る女中達

7羽の泳ぐ白鳥

6羽の卵を抱くガチョウ

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(11)
クリスマスの11日目 恋人は私にくれた

11人の踊る貴婦人

10人の笛吹く笛吹き

9人の太鼓を鳴らす太鼓打ち

8人の乳を搾る女中達

7羽の泳ぐ白鳥

6羽の卵を抱くガチョウ

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ


(12)
クリスマスの12日目 恋人は私にくれた

12人の跳ねてる貴族

11人の踊る貴婦人

10人の笛吹く笛吹き

9人の太鼓を鳴らす太鼓打ち

8人の乳を搾る女中達

7羽の泳ぐ白鳥

6羽の卵を抱くガチョウ

5つの金の指輪

4羽のすすだらけの小鳥

3羽のフランスの雌鳥

2羽のキジバト そして、

1羽の梨の木に留まるヤマウズラ



マザーグースの中の一篇で、クリスマスの十二夜を歌った、子供の為の遊び歌ですって。
リーダー(親)が導入部を唱えて、繰返し部分を子供達に順番に歌わせ、間違ったら罰ゲームを行うという遊びだったらしいわ。

元々のクリスマスは12/25~1/6迄の十二夜を指してのものだったの。
それを証明する歌だという訳ね。

それじゃあ皆、また明日も楽しく歌いましょう♪




…オランダ、アムステルダムでは、もう1店だけとなってしまったそうですが、『ダイフェ・カーター(悪魔の牡猫)』と言う名のパンが、クリスマスや新年の菓子として作られ売られてるんだとか。
両端にくるぶしの付いた細長い形をしていて、一見「何処が猫やねん?」とツッコミたくなるような代物です。
が、これは…猫の脛骨を抽象化した形だそうで……猫好きな方にはちょっと気分の悪くなる話でしょうが。(汗)
昔のヨーロッパでは冬至に猫を犠牲にする風習が有ったそうな。(魔女関りと見られ、忌み嫌われたせいでも有るかと…)
そういった歴史から向うのクリスマス菓子には、名前に『猫』が付く物が割と多いらしい。

今回紹介した歌、歌詞が長かったんで色文字は止めました…歌詞だけで文字数オーバーしちまうから。(汗)
英語だと却ってその方が読み易いとも思うし。

「歌えんわい」と言われそうだが、この歌に関しては英語じゃないと面白味が無くなっちゃうんで、お許し頂きたい。(汗)

曲を聴かして戴けるサイトさん(http://www.worldfolksong.com/xmas/song/twelvedays.htm)見付けたんで、どんな歌か雰囲気だけでも掴んで貰えれば…。
こちらのサイトさん(http://www.geocities.com/Heartland/Acres/7288/nursery/first2.htm)も…聴けるのは特徴掴めるようにと1番、2番、3番、5番、12番だけになってます。(いきなり音が出るんで気を付けて下さい)



記事上の写真はハウステンボス、スパーケンブルグ地区に在るお菓子屋『ヘクセンハウス』で、クリスマスシーズンに売られる『お菓子の家(ヘクセンハウス)』。
…つっても実はこの写真、今年の3月頭に撮った物なんすけどね。(売れ残ったんで、春までディスプレイして売ってたんじゃないかと)(汗)
毎年クリスマスになると、こやって大きな菓子の家まで飾って売られてるのですが…今年11月上旬行った時にはまだ出ていなかった。
多分、今頃は出て、売られてるんじゃないかと…。

大変可愛く、クリスマス土産として買って帰りたいと何時も考えるのですが……耐震設計はされてないとかで、宅急便で送るのは不可らしい。
遠方者には向かない土産で御座います。
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06年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2006年12月15日 21時20分28秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪

断っとくけど、羊の顔した海賊船や、電話で一々アポ取ってから近付いて来る少女とは何の関係も無いわv
1年振りな人も初めての人も、今日から12/26迄の12日間、私と一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪

…歌う前に1つ、クリスマスにちなんだお話をさせて貰うわね。
そうねェ……今回は『クリスマスカード』について話そうかしら?



クリスマスカードを最初に考案した人は、イギリスのヘンリー・コール卿だと伝えられてるわ。
それ以前にも、イギリスの子供達が冬学期の終りに、両親へ手製のクリスマスカードを宛てるという習慣が有ったりしたそうだけど、はっきりした記録として残されては居ないらしいの。

1840年、郵便料金が大幅に値下げされ、切手制度も出来た事で、彼はクリスマスカードを商業ベースに乗せる事を思い付いた。(余談だけどこの時、郵便制度改革を推進していた筆頭は、彼だったそうよ)
そして1843年、彼は画家のJ・C・ホースレーにカードのデザインを依頼したの。
ホースレーは3枚のパネルからなる、リトグラフ版のカードを作ったそうよ。
色は手刷りで、中央のパネルには、テーブルを囲んで家族が乾杯している図。
左側には貧者に施しをする図、右側には裸者に衣服を着せてる図を描いたんですって。

出来上ったカードは約千枚印刷され、1シリング(1ポンドの20分の1の通貨単位、現在は廃止)で売られたそう。
所が販売後、中央の絵が少なからず物議を醸したの。

乾杯している中に子供が含まれてた事で、禁酒主義者から猛烈な抗議が送られて来たのね。
それも有ってか、この新商法は当時、あまり当らなかったみたい。

その後数年置いて…1860年代に安価な多色刷りが考案されるようなると、漸くクリスマスカードは広く流通するようになった。
更に1870年、カード専用の特別な料金半額制度が導入されると、人気は鰻登りとなったの。
今では世界中にクリスマスカードを送る習慣が広まってるわ。

最初に考案したコールの目論見は失敗したけど、コールが考案したカードに入れられてた「ア・メリー・クリスマス・アンド・ア・ハッピー・ニュー・イヤー・トゥ・ユー」は、今でもカードの決り文句として受継がれてる。

クリスマスカードは12月に入ったら送っても良い事になってるわ。
現代では日本の年賀状並に面倒臭い慣習になってるそうだけど、それでもやっぱり人々は送ったり送られたりするのを楽しんでるんですって。



それじゃあ此処で1曲目のクリスマスソング♪
…と言っても本来クリスマスソングとして歌われるものじゃないんだけど。



              【聖者の行進】

きょ・お・か・ら♪

み・ん・な・で♪

う・た・を・うー・たー・おー・おー・よーー♪

あ・さ・か・らー♪ ばー・んー・ま・でーー♪

よ・お・きー・にー・うー・たー・おーー♪

せ・い・じゃ・が♪

やってー来ーる♪

ぼ・く・た・ちー・のー・まー・ちー・にーー♪

み・ん・な・でー♪ むー・かー・え・よーー♪

せ・い・じゃー・をー・まー・ちー・にーー♪



じゃあ皆、明日も楽しく歌いましょう♪





期間限定助手のびょりです(笑)……え~と…また今年もこんな感じで、12/26迄ちょっとしたクリスマス話を紹介しつつ、歌を歌って気分盛上げて行きましょうよと。(汗)
「『ミス・メリー』って誰??何???」と言う方は、このブログのクリスマスカテを御覧になって……下さっても解んないでしょうが。(大汗)

『聖者の行進』ですが、実際は全くクリスマスと関係無い歌です。(汗)
元々は『黒人霊歌(アフリカ独自に発展した賛美歌と言いますか…)』と呼ばれるもので、アメリカ合衆国の黒人の葬儀の際に演奏される曲です。(汗)
ニューオーリンズでは埋葬が終わると、この曲に乗ってパレードをしながら帰って行くそうで。(参考:フリー百科事典『ウィキペディア』)

今年ハウステンボスクリスマスの企画タイトルが、『聖者が街にやって来る』だった事で、それに因んだ歌から始めてみました。(苦笑)
…まぁ『ジングルベル』も本当はクリスマスの歌じゃないし……好い歌だし……許して下さいよっつう事で。(笑)

今年採り上げるクリスマスソングの内5曲は新しいの、残り7曲は去年も歌ったポピュラーなものにする積りです。
皆が歌えない歌採り上げてもつまんないし、意味無いんでねー。(笑)
そんな訳で今日~12/26迄宜しく!



記事上の写真はハウステンボス、ニュースタッド地区に飾られてたクリスマスツリー。
赤い大きなリボンが可愛かったv
ビネンスタッド・スパーケンブルグ・ユトレヒト・パレス程ではないですが、ニュースタッドのクリスマスイルミネーションも地味に綺麗です。(←地味にって…)

夜は飾られたクリスマスツリーがライトアップされ、マウリッツ広場の噴水にも仄かなオレンジの光が灯される。(噴水のライトアップは通常からですが)
店が20時で殆ど閉ってしまう為、夜はかなり寂しい街区ですが(汗)、隠れた夜景スポットと呼べるかもしれない。



【おまけのハウステンボス、お勧めクリスマス土産】



↑スパーケンブルグ地区『ラフレシール』で見付けた物。
中身はアップルティー(525円)。



↑これも同店で買った、同じくアップルティー(599円)。
赤いざら目糖&星型した白砂糖付。

ラッピングが可愛く、プレゼントとして贈るのに良いんじゃないかと。

チーズケーキで有名な『ラフレシール』ですが、このように紅茶(アップルティーしか種類は無いようですが)、クッキー、チーズ饅頭(?)なんかも置いてあります。
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06年、ハウステンボスでのクリスマスその21

2006年12月14日 22時26分37秒 | ハウステンボス冬の旅行記
本日2度目の更新です。(汗)



お昼を食べ終り、通りを戻って新アミューズメント『マジックミラーメイズ(↑)』へ。
自分としちゃ、『kirara』以上に期待してた施設でした。
…ただのミラーハウスなんですけどね。(照笑)
前にも言いましたが、自分は迷路が好きでして。
そんで鏡やレンズなんてのも好きだったりします。(多分、江戸川乱歩からの影響)
鏡の迷路っつったらそりゃもう最高で、ミラーハウスは子供の頃から好きで堪らなかった。

館内は撮影禁止。
残念に思いつつもパスを提示して入館。
『アリス』をイメージして造ったらしく、「鏡の迷路の何処かに居る兎を探して下さい」と受付で言われました。

最初はチェス盤をイメージした白黒市松模様。
シルエット状の時計(針は白鳥?)が床に浮かんでいます。
そこに兎の足跡が現れたり消えたりして面白い。

奥へ進むと合せ鏡の効果で、木や扉が無限に続いて見える。
天井から降って来る賑やかな音。
中々ファンタジックで楽しい空間で御座います。

森の中でチェシャ猫と兎を見付けたのですが…これが探せと言われた兎だろうか??
いや…あまりにあっさり見付けられたんで、ひょっとしてフェイクかなぁと…。(汗)(12/23追記…12月にリニューアルされて、今は見つけ難くなったとの情報を、↓下コメント欄にて、まったりさんから戴きました。有難う御座いました、まったりさん!)

迷路は小さく、立ち止まらなければ5分も掛からず抜け出せる物です。
粘ったんですけどね~、出てみたら精々20分位しか経ってなかった。(笑)
けど綺麗…雰囲気気に入ったんで、暫くは来る度遊んで居そう。



↑次に訪れたのは通りを挟んで向いに在った『トリックアート迷宮館』。
以前は珈琲サロン&エスニック風料理レストラン『トレード・ウィンド』だった所です。
来年1月中旬迄の期間限定だそうですが…段々延びて来てますからねぇ…「ひょっとしてこのまま常設か??」なんて思えたり。(笑)
結構面白かったです、元々トリックアート好きなんで楽しめました♪
目の錯覚を利用した、様々な絵画が展示されている。
人間の目って簡単に騙されるもんだな~と、しみじみ感心してしまった。







↑観る向きによって変る絵。



↑鏡の間?

…ただ……あのルネッサンスタッチな天井絵(まったりさんのブログ写真を御参照下さいませ)が消されてたのは……やっぱり寂しく感じた。(涙)

カムバック、『ロッテルダムクラブ』…願わくば叶い給え。(最近願いが2つ叶った事だし…せめて後1つ)



↑出口前で見送ってくれる像?

…と此処まで観て来て、大変な事態に直面。

――撮影枚数が限界値に達しまして。(汗)

これはもう…一旦『D.P.E』行ってCD書込して貰うしかないなと。(汗)
そんな訳で『Kirara』は明日に諦め、ニュースタッドバス停へと来た道を戻ったのでした。



…此処で一旦旅行記はお休み。
再開は12/27~の予定です。

明日12/15~12/26迄は毎年恒例(にしようとしてるらしい)、クリスマスソング記事を書いてく積り。
宜しければ今年もお付合い下さいませ。(笑)




【おまけの日記】

以前「TVが壊れました」って書きましたが……実は壊れておりませんでした。(汗)


――コードが1本抜けてただけでした…!


………電話で修理お願いした後、帰宅してTVの裏拭こうとして気が付いたという…

…即、修理願い取消し致しましたよ…。(汗)

………馬鹿だ…俺……本当に馬鹿だ…!(倒伏)

まぁでも、修理来る前に気が付いて良かった……どうせなら昨日気が付きたかったけど…そうすりゃビデオに録れたのに~のに~のに~~。(泣)

他所(?)を疑う前に、己を疑え。

…いやまったく。(汗)

でもこれで今度の金曜『めぞん』が観られる~♪


最近のTVって壊れても砂嵐出ないから判り難いんだよなぁぁ…。
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06年、ハウステンボスでのクリスマスその20

2006年12月14日 22時14分57秒 | ハウステンボス冬の旅行記
今年もクリスマスシーズンに合わせたように、ニュースタッドの並木(↑)はどっさりと赤い実を付けていました。
緑の葉に、赤くて丸い小さな実のオーナメント…さながら天然のクリスマスツリーで御座いますv



バスに乗ってガタゴト揺られながらニュースタッドへ。
石畳の道は車で走るとかなり振動致します。
歩く時、自転車で行く時は、負担を避ける為にも、なるたけ煉瓦敷きの歩道を行きましょう。

疲れ易くはありますが、この煉瓦と石畳のお陰で水捌けが良く、雨水が道に溜まり難い。
1泊目夜…激しく雷雨が降ってた筈なのに、2日目朝見た時には、道は乾いてた…素晴しい工夫だと感心する。

11/5に終了した企画、『花の運河』撤去工事の為、通常のニュースタッドバス停は使用出来なくなっていました。(←それは前に言った)
臨時のバス停は往復共にフリースラント地区『ブルームウィンケル』前に設置されてたのですが(今はもう通常位置に戻されてますよ)、客の便宜を配慮し、運転手さんはシティゲート側で降ろして下さいました。
こういう、さり気無い親切が嬉しい。

街区に入り、キャンディショップ『ドロピエ』を覗いてみました。
毎年クリスマスシーズンなると、クリスマスキャンディーを売ってるんで。
しかし残念ながら出ておらず…やっぱり11月上旬じゃ、まだ早いか。(残念)

近くの『チョコレートハウス』も覗いてみる。
チョコレートの滝は相変わらずドロドロと緩やかに流れておりました。

所でちょっとびっくりした建物が在りまして…



↑チーズ料理専門レストラン『チーズワーフ』横に在った物なんすけどね。



トイレ&休憩室だそうです。
授乳室も完備されておりました。
表示されているとはいえ、あんまり綺麗だったんで、一瞬新アミューズメント施設かと…。(笑)
屋内子供遊技場『キンダージム』等、新施設続々導入に伴い、街区全体を家族向けに整備し直したんでしょう。(良い事だ)

ちなみに授乳室は場内5ヶ所に在る。
入国棟内『インフォメーション』、上記のニュースタッド地区『チーズワーフ』横、同地区室内遊技場『キンダージム』内、ビネンスタッド地区子供室内遊技場『キッズファクトリー』内、同地区スタッドハウス裏『インフォメーション』。
インフォメーションではミルク用のお湯と電子レンジも用意してあるそうなので、スタッフの方に頼むと良いですよ。

…話を元に戻して。

モンドリアン通りを抜けて、ゴールデンホップ跡地に出来たと言う『エバーカフェ』へ。



↑この『エバーカフェ』に寄るのも、今回旅行で楽しみにしていたものの1つ。
テンボス仲間の皆さんの記事読んでて、「あ、なんか凄く良さ気ー♪」とね。(笑)
新鮮でヘルシーなメニューを揃えたカフェだとか。
初日に行った『ブルームウィンケル』喫茶部のメニューは、此処の提供なのだそう。(←それももう言った)
あそこで飲んで食べたジュース&デザートが大変美味しかったので、こりゃあ期待出来そうだと思いましてな。



↑店内はこんな感じ。
サンルームの様に硝子張りで、自然光が入って来る内装になってます。



↑自分が着いた席より観た景色。
入った時曇ってたんで今一に観えるでしょうが(汗)、運河を見下ろし中々の眺めの好さです。
ウロウロさんの記事によると、晴れて風の穏やかな日には窓を全開にしたりもするらしく。



↑注文した飲み物、『バナナ蜂蜜ミルクのジュース(500円)』。
…美味しゅう御座いました。
バナナと蜂蜜の自然な甘味が活きてます。



↑注文した食べ物、『エバーサンド・チーズ(700円)』。
…美味しゅう御座いました。
想像してた以上にボリュームが凄かった…ポテトまで頼まんで良かったなぁと。
チーズは勿論、野菜もかなりたっぷり入ってまして、ちょっと食べ難かったりする。
ポタポタポタポタ汁が落ちて、手を汚さずには居られない。
デートの時にはお勧め出来ないメニューです。(笑)
しかし本当に美味しかった、所謂ホット・ロールサンドといった趣。
今度来た時にはまた是非寄って食べたいと思う。

卵型の可愛いケースに入ったプリンなんかも売られてて、それも食べたいな~と思ったんだけど…昨日のアフタヌーンティーが効いたか、とも昨夜の天麩羅が効いたか、夜食のサコティスが堪えたのか、はたまた朝食のポテトがいけなかったのか…ちょっとお腹に入りそうもなかったんで止めときました。(苦笑)

エバーサンド等はティクアウトも可能です。(記事上から4枚目の写真…出入口右横にティクアウトコーナーが写ってます)
買ってって外で食べたり、ホテルの部屋で食べても良いんじゃないでしょか。

てゆーか以前より考えてたんすが…出前を請け負う店が有れば助かるなぁとね。
ルームサービスはホテルヨーロッパのみ、他場内ホテルでは行ってないんですよ。
デンハーグ、アムステルダムにはホテル内にレストランが在るんで食事を取る事が出来るけど…フォレストヴィラには現在飲食施設が側に無いんですな。(夏休み中等はトロティネでランチやってるけど)
ただでさえ場内奥の高台に在るってのに、不便極まりなく。
此処『エバーカフェ』やピザ&パスタ屋『ポルチッタ・ピノキオ・グランデ』辺りでやってくれると良いなぁなんて思う。(『ピノキオ』本店は無理だろうから)
冬なんか寒いからね…以前フォレストヴィラに宿泊した時なんか雪が降っててさ…出るのが億劫に感じたもんですよ。(笑)
出前料上乗せしても構わないから、やって欲しいかも…あくまで勝手な希望ですが。



…といった所で、今回採り上げたい写真の多さから、2回に分けて記事UPします。(汗)
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06年、ハウステンボスでのクリスマスその19

2006年12月13日 22時03分46秒 | ハウステンボス冬の旅行記
先ず御報告。
ててこさんのゾロ誕企画、『オレタチハ*テンシダ』終了につき、リンクを解除させて頂きました。

ててこさん、今迄お疲れ様でした。
暫くゆっくりお休み下さいませ。



それでは昨日の続き~。



『ゼーランド』で売られてる焼物…器は、主に有田焼を中心に揃えられています。
長崎の隣県佐賀は、有田焼の窯元で有名ですからねぇ。
11月中はティーカップフェアなるイベントを開催しておりました。
ひょっとしたらヨーロッパで行われてたアフタヌーンティーに合せての企画だったのかも…。
和調のティーカップで飲む紅茶も乙で御座いましょう。

ざっと店内うろつき観た後、店を出ました。

『大航海体験館』に行ってみるも、次の回は11時開演だとの事。
時間待ちしてる間、前に在る『キューケンホフ』を覗いてみたりした。(↑の写真がそう)

港街の花屋『キューケンホフ』。
花雑貨や花の栽培セット等を売っていまして、今頃ならチューリップの苗がズラリと店前に並べられてるでしょう。
店の周囲には何時も緑や花が溢れていて、写真撮影のポイントとしてもお勧め。



↑開演5分前になり、体験館受付のお兄さんが呼び込みをし出す。
それを聞いて向い、パスを見せて入館。
ウェイティングルームに通されるも、私以外には修学旅行の女子数人が、椅子に座って待ってるのみで。
仲良しグループで来たのか、彼女等は「まるで貸切みたい♪」と笑って話していた。(笑)

ハウステンボスが混み出すのは、何時も大体13時以降じゃないかと。
11時頃にツアー客第1陣がやって来て、13時頃第2陣がやって来る感じ?
遠方からの観光客ばかりなのが、此処の困り所であろう…。

よく考えてみたら私、此処の施設には何時も開演時間ギリギリに入ってるもんで、ウェイティングルームで待った経験無いんですよね。



↑今回初めて知ったんですが…ウェイティングルーム内飾られてる天使像って、開演時間来たら鐘撞いて知らせるんですね。
今迄ずっと気が付かなかったよ…。

海上に浮かぶシミュレーションシアター『大航海体験館』では、2本の映画を交互に上映しています。
この日私が観たのは『将軍への贈り物~海を渡ったシャンデリア~』。
日光東照宮に在る『オランダ灯篭』に纏わる話です。
ハウステンボスでもそのレプリカが、この施設の前に飾ってある。
夜になると蝋燭の様な灯りが、揺ら揺らと灯っておりまする。

映像に合せて座席が縦に横にかなり揺れるんで、振動に弱い方は止めておいた方が良い。
ぶっちゃけハウステンボス内で最も激しいアミューズメント施設です。
むしろハードさを求めたい方は、後方左右端に座ると宜しいかと。
私も1番後ろ…は係員の席だったので、その前列左端席に座りました。

もう1つの演目『デ・リーフデ号の大航海』よりも、こっちの『将軍への贈り物』のが振動激しい。
何せ波の揺れ以外に馬車の揺れまで表現してるし。(笑)
装置使って人工的な波を発生させ、リアルな波のうねりを体験させてくれます…船酔いし易い私の友人は、これで気分を悪くしました。(笑)
食後に入るのは止めておきましょう。(1回約20分と長いですし…)

揺れを楽しんだ後、正午より出航する『観光丸』に乗船しようと船着場へ向います。

…前に、まだ暫しの間が有ったんで、施設側に在るお菓子の家『ヘクセンハウス』を覗いてみました。
ユー○イムが営業してるクッキー&バームクーヘンの店でして、外装より内装のがメルヘン極めてて可愛い。
店の2本の柱は林檎の木を模ってるし。
売られてるお菓子もラッピング含めて相当キュート。(この写真を御覧下さいませ)

風車型したクッキーを手に取り眺めてたんすが――うっかり落としてしまいまして!(汗)

…ああこりゃ買うしかないなと…背後に居る店員さんの視線を感じつつ。(汗)

落とした風車型チョコクッキー1袋(370円)と、職場用に木靴型アールグレイクッキー1袋(370円)とフロリアーナクッキー1箱(2種入580円)を買いました。
なし崩しに買う事になったとはいえ、此処のクッキーはとても美味しいですよ。
サクサクしたのがお好みなら木靴&風車型したクッキー。
ソフトな歯応えがお好みならフロリアーナクッキー(花の絵がプリントされている)をお勧めします。
クリスマスシーズンには『ヘクセンハウス(お菓子の家)』も売られます…そういや私が行った時はまだ出ていなかったな。
試食が充実してるのがとても嬉しい。

荷物になるのが嫌だったんで、場内ホテル宿泊者限定で新しく導入されたサービス、『お土産デリバリー』を頼んでみました。
場内で購入した物を宿泊ホテル迄無料配送してくれるサービスで、場内全販売店舗で実施されてます。
但し受付時間は17時迄…配送は20時頃となるそう。
20時過ぎたらホテルフロント行って引換券渡し、品物を受取る仕組みになってます。

んでまぁ頼んでみた訳ですが……店員さん、まだ今一慣れてなくってね~。(苦笑)
聞き忘れたこちらも悪いが、受取る時は何処でとか、説明してくんなかったし。
細長いシートに名前と携帯TEL、ホテル名、部屋番号等を書いて、預り証を発行して貰う形となる。



↑続いて前の店『フィッシャーマンズ・ピア』も覗いて、あご茶漬け(525円)と味付焼きあご(525円)を買い、此処でもデリバリーを頼んでみました。

ちなみに『あご』ってのは長崎で言う、飛魚の事。
甘じょっぱい味付けて焼いて干したあごは、病み付きになる美味さです。
酒のサカナに丁度良いですよv(と洒落てみる)

『フィッシャーマンズ・ピア』は地元の漁協が営業する海産物店。
捕れ立ての魚なんかも頼めば買える(目の前が海なんで)、鮮度と品質が自慢の店。
店員のおばちゃんが気さくで、店入るとニコニコ試食を勧めて来たり、商品を説明してくれたりします。
場内お土産店の中でも、最もお勧めしたい所だったり。

で、こっちでもデリバリーを頼んでみたら、やっぱり未だ慣れてなくってですねー。(笑)
受取シートその物を、何処に仕舞い込んだか探し回ってたくらいだし。(笑)
ただこっちのおばちゃん達は、受取方法等ちゃんと説明してくれました。

まぁ兎に角……店員さんに慣れて頂く為にも、大いに活用して行かれてはと。(笑)
場内手ぶらで動き回れて楽チンですよ♪



↑お店のシンボル、鯨さん。
伊勢海老なんかも居った。

店を出た時は正午近く、小走りでホテル・デンハーグ前の船着場へと向いました。
燈台の在る桟橋に繋がれている観光丸は、既に乗船を開始しておりまして。
急いでパスポートを渡して、前方甲板に乗り込みます。

安政2年(1855年)、オランダ国王ウィレム3世が、徳川幕府に献上した大型帆船。
かつて長崎海軍伝習所の練習艦だった船を、オランダで完璧に復元。
自力回航してハウステンボス迄持って来たのが、この『観光丸』。
…この辺りのエピソードがリアリティに拘るハウステンボスらしいかと。(笑)
船内ではその時のビデオ映像を上映してます。
偶にNHKの歴史検証番組で使われてたりする。

出航時間が来て、船を繋いだロープを手際良く外すおっちゃん。
時折晴れたり曇ったり、強風の中、ゆっくり180°向きを変えながら、岸を離れてく船。

遠ざかる街並み。

暫くして前方マストの展帆作業が始まります。
畳44枚分も有ると言う巨大な帆が、モーター使って揚げられる。
この間、船についての説明が為されます。

展帆作業が終了したら、今度は船首の縦帆掛けるネット部分を、参加募って乗船客に渡らせる。



↑…渡って来ましたよ。(笑)

左側から参加客皆して蟹歩きして、上って来ました。
気分はフィールド・アスレチック、ネットの下はダイレクトに海。
ザザザー!!とか白波立ってて、スリル有るったら。
先頭までかなり勾配が急で、手摺しっかり握り締め辿り着いたら、今度はまたいでネットを下りてくという。
パンプスなんか履いて上ったら、網目から落ちますね。(笑)
四国の蔓橋並のスリル・ショック・サスペンスで御座いました。

渡ってる間、荷物は預かって貰います。
3歳以下は原則的に×…けど親同伴で自力で上れるならOKらしい。

このイベント終了後、展帆作業で揚げた前方マストの帆を、今度は手動で畳みます。



↑この頃には、ハウステンボスは遥か遠くに観えました。
四方を紺碧の海に囲まれた中、船がゆっくりと向きを逆に変えて、ハウステンボスへと戻って行きます。

と、今度は後方甲板でロープワーク教室が始まりました。
ロープ1本で緊急時用の縄梯子を作りましょうっつう。
ロープ1本貸して貰って、前に立つおっちゃんの指導通りに作ってみる。

成る程…簡単に作れます。

しっかり覚えて来たんで、2階程度の高さからなら、何時でも脱出可能かも。(←その高さからなら飛び降りた方が早いだろ)
後はロープを入手するだけですね。

教室行ってる間に船が帰港。

降りて来る乗客1人1人に、ホテル・デンハーグのスタッフの方が、丁寧にお出迎えしつつ、ランチ割引券を配っておられました。
勿論自分も貰いましたが…既にランチの場所を心に決めてたんで、申し訳無くも使わなかったです。(スタッフさん御免)

しかしホテルレストラン『エクセルシオール』の特別ランチセットメニューが1,800円(税金・サービス料込)とはかなりお安いかと…。
まったりさんによると、今『エクセルシオール』では、ランチタイムにサラダブッフェを行ってるそうで。
…もし今度行った時にまた券貰えたら、此処でランチを取ろうかと考えてます。

観光丸を降りたら今度はクラシックバス使って、スパーケンブルグ地区~ニュースタッド地区へと移動。



↑名前通りクラシカルなデザインしたバスも(色形等、他にも有)、パスポートで利用可能です。(現金の場合は大人200円、高校生以下100円)



↑乗車した中で1台だけ、運転席に秋桜が飾ってありました…ちょっと可愛いv

スパーケンブルグバス停は花屋の『キューケンホフ』隣…の『D.P.E』隣。
バスは大体10分間隔で走ってます。



…TV……予想通り刹那で終ったか………

……せつないなぁぁ……(と、くだらない駄洒落で寂しさを紛らす)
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速報!!

2006年12月13日 18時32分15秒 | ハウステンボス雑感
本日12/13夜9時より、フジ系番組『ザ・ベストハウス123』で、
ハウステンボスが「素敵なイルミネーションベスト3」第2位として紹介されるそうな!!

…と、まったりさんからの情報より。(いや、元々はハウステンボススタッフさんのブログに紹介されてた記事からなのですが……TVが御臨終なされたショックで忘れてた…思い出させて下さって有難う、まったりさん)(笑)

という訳で此処観てしまった方々、どぞ御覧下さいませませ♪(笑)


…まぁちょっとしか宣伝して貰えないかもですが…。(←ネガティブ)(汗)



あ…けど今日『相棒』も有るんだっけ…TV壊れたからビデオもセット出来んし。(汗)

………小型携帯TVで観るかな……多少寂しいが。(汗)
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06年、ハウステンボスでのクリスマスその18

2006年12月12日 22時01分31秒 | ハウステンボス冬の旅行記
前回紹介した『ローズガーデン』は、今はもう見頃を過ぎてしまい、薔薇は散ってしまったでしょう。↑
来年5月頃まで、暫くお休みなさ~い。


…といった所で昨日の続き。



パレスハウステンボス前庭右側には『ローズガーデン』。
対称的に左側には、植込みで造られた迷路が在ります。
「新結婚式場『ホワイトシンフォニー(式場の情報は公式サイトにて)』が出来る」と聞いた時、此処が潰されるのかと勘違いして蒼くなったのですが…
…今回確認しに行ったら、ちゃんとその場に在ったんで安心しました。(笑)

迷路は好きだ。
先が見えないのが面白い。
先が見えない=不思議、謎。
謎無くして、人生楽しめず。(なんちゃって)

小さい迷路ではありますが、極偶に迷う人も居る。
聞いた限り自分の友人含めて3人は迷った事が有るらしい。(笑)
まるで八幡の藪知らず…油断大敵、御用心為されよ。



↑迷路を抜けた前に、新結婚式場の姿が。
本当に側に造られたんだなぁ。



↑緑の芝生が敷詰められた前庭は、広々としていて美しい。
秋は紅葉の名所、所々に用意されたベンチに座り、紅葉狩りを楽しむなんて如何か。



↑前庭をうろついてる内に、開館時間となりました。
午前9時はハウステンボスが開園する時間でもある。
場内のカロヨンが一斉にカランコロンと鳴って時を告げます。
それを聴いて、館の出入口へと入って行きました。

クリスマスリースの飾られた白い扉を開け、受付にパスポートを渡して御挨拶。
これで今日から2日間、パスポートが有効となる。
パレス入館だけならパスポートを見せるだけでOK。
但しパレス美術館にも入館するなら、それ以外に現金が必要です。
パスを利用して入る場合は200円、利用しない場合は500円…観覧料としてはかなりお安いかと。
入館チケットは受付側に在る券売機で購入するようなってます。
チケットを受付で捥いで貰ったら、右に進んで重い扉を開き中へ。

パレス美術館はパレスハウステンボス右側1~2階に位置します。
フローリングの床に豪奢なシャンデリア、如何にも宮殿内といった気品漂う空間。

~07年1/8(月)迄は『ヴェネツィアン・ビーズとコスチュームジュエリー展』を開催。
硝子工芸の都市ヴェネツィアで生まれたビーズの歴史を辿る美術展です。
宝石を観るのが好きな女性には特にお勧め。
たかがビーズと侮れない、最早『宝石』と呼ぶに値する程、素晴らしい煌きの数々が展示されておりますよ。
いやあ……人間の手って凄いなあと感心するばかりでして。

残念ながらパレス美術館内は写真撮影禁止な為、こっからは文字のみの紹介とさせて頂きまする。

ヴェネツィアでは古代ローマ&イスラム圏の技法を採り入れ、千年以上も前に硝子器が発展、国の財政を支えて来ました。
13世紀末、ヴェネツィア共和国政府は他国への技術流出と本島での火災を恐れて、国内に居た全硝子職人とその家族をムラーノ島に移住させ、隔離までしたとの事。
硝子職人の男性は『マエストロ』と呼ばれ、貴族お抱えで、腕が良ければ自身も貴族の称号を得たりもしてたそう。
その影で硝子ビーズも発展を見せた訳ですが…こちらは芸術として認められる事は無く、精々観光土産程度の価値しか見出されなかったらしい。

16~20世紀に発展し、今日迄現存するヴェネツィアン・ビーズの殆どが、制作者不明だそうな。
『スピアルーメ』と呼ばれたビーズ細工師達…殆どが女性だったそうですが、彼女達には地位も名誉も与えられる事は無かった。
それでも彼女達は、ひたすら己の美意識を満足させる為、より美しいビーズを生み出す事に励んだという…。
…こういう無名の芸術に自分は弱い。

や、だって……本当に凄いよ。

直径僅か1㎜以下の硝子棒溶かしてレースみたくな模様を入れたり、
まるで織物の如く様々な色のビーズで編んであったり、
芥子粒大のビーズに顕微鏡使わなきゃ見えないくらいの模様が入ってて、見てみたら薔薇の花の細工がしてあるんですよ。(汗)

………どうやって造ったのか想像もつかない。

こういう直径僅か3~6mmの表面に薔薇等の装飾が入れられてるビーズを、『指焦がしのビーズ』と呼ぶそうな。
なんでも細工師の指が焦げる程、ランプの火に近付いて細工するからだそうで……想像するだに熱そう。(汗)
そんな芥子粒大のビーズに針と糸通せる人間も凄いかと。

現在ではこうしたビーズ制作の技術は全く廃れちゃったそうです。

長く観光土産程度の地位しか貰えなかったビーズですが…1806年、硝子職人組合が解体し、職人が国外へ続々と流出、あわやヴェネツィア財政破綻かと思われた折、その危機を救ったのがビーズ職人だったというのも、皮肉めいてて面白い話かと。
ヴェネツィアン・ビーズのピークは19世紀、この頃海外への輸出も相次ぐ程人気を呼んだそうな。
そいった歴史を観て学べる…中々興味深い美術展だと思いますよ。

…なぞとメモしながらじーっと観て廻ってたら、係員の方に「1階売店の方で今回美術展の図録が売られています。宜しければお買い求め下さい」と言われてしまった。(恥笑)

2階フロアにはビーズ・ワーク・ショップが併設されています。
数種類のビーズ製作キットの中より好きなのを選んで、アクセサリー作りを体験出来る。
料金は2,500円~、子供用コーナーは無料で楽しめるらしいです。
こまい作業なら任せとけっつう方はレッツ・チャレンジ。
12/16~12/18、1/6~1/8は講師の指導付で行われるとの事。

他に毎土曜15時~学芸員の方が30分程度、展示作品についてガイドをしてくれるらしいです。

堪能後2階出口より3階上って、窓から庭園を眺めたり、
途中在る17世紀豪商の一間を再現した時代部屋を覗いたり、
『壁画の間』を鑑賞したり、

この『壁画の間』がまた凄い。
オープン時から客の目の前で4年の歳月掛けて完成した、日本最大のドーム壁画。
制作したのはオランダのアーティスト『ロブ・スフォルテ氏』と、40人のアシスタントの皆様。
制作途中でロブ・スフォルテ氏は一旦オランダに帰国致しまして、その際爆弾テロに遭い、両足を失くしてしまったんだそうです。
それでも制作を止めずに描き上げられた魂の傑作。
アクリル絵の具を使い、360°で表現された世界は、絵心の無い自分には正直理解出来ませんが(汗)…しかし迫力は伝わって来ます。
信号機のシャンデリアがシュールで面白い。(←情緒無い意見)

壁画も凄いですが、床のモザイクがまた凄い。
イタリアのモザイク工房『アルテ・ムジーア』が制作を請負った物だそうで。
約100万個の大理石と色硝子を使って羅針盤をイメージしている。
足元にも要注目で御座います。

1階に下りて売店へ。
此処では開催中の展覧会の図録や関連グッズが販売されています。
私が来た時には殆ど手芸ショップの趣に変っていました。(笑)
常時販売されてる物は奥のスペースに移動させられてましたよ。
綺麗な模様のビーズが、種類毎に試験管サイズの小瓶に詰められ、ズラリ並んでおった。
値段を見たら『400円』とのラベルが貼ってある。
「お、こんだけ綺麗なビーズが1瓶400円なんて安いじゃん。買ってくか。」と思ったら――ビーズ1粒の値段が400円でした…

そりゃそうだ……そりゃそうだ……そりゃそうだ!(笑)

芸術品だもんなぁ…1粒1,500円以上する物まで有りましたよ…ちょっと手が出せんわ~と考え諦めました。(苦笑)
けどピカピカ綺麗で可愛い物ばかりだった。
クリスマスプレゼントにもぴったりかも。
『星のリース』製作キットとか…今でも後ろ髪引かれてなくも無いという。(女だねぇ、自分も)(照笑)

12/16(土)~12/24(日)迄、イタリアのロッテル・マウリツィオ氏による実演販売を此処で実施するそうな。
期間中来場予定の方はお見逃し無く。

ああそれと…06年12月15(金)~07年1月14日(日)迄、『有田和之原画展 Be Happy!』なる企画展を、ハウステンボス美術館3階展示室にて行うそうです。
有田和之氏については、自分申し訳無いがよく知らんのですが(汗)…絵を見る限りメルヘン調…という感じですね。

店内見学後、後庭に下りてぐるりと巡る。
オランダバロック式庭園で、設計図のみ残されていたのを現代の造園技術駆使して実現した物です。
ハウステンボス来たからには、1回は此処へ寄らんと。
緑に覆われた回廊潜らんと。
刈り込まれて開けられた窓から、噴水や宮殿覗かんと。
写真UPはまた後日…待て、暫し。

1周したら宮殿内抜け、今度は海の観える道下りて、港街迄戻る。
晴れたり曇ったり…此処までの天気は一定してない。
まぁ雨降らなきゃ良い訳で…しかし折角傘持って出たのに、降らずに終ったら悔しくも有る訳で。
時折覗く陽に反射して、キラキラ輝く海が綺麗だった。

新結婚式場、観光丸、ホテル・デンハーグを横切り、磁器の美術館『ポルセレイン・ミュージアム』へ。
受付のお姉さんにパスポート渡して入館。
此処は写真撮影OKなんで、遠慮無くバシバシ撮る。



↑先ず目に付くのが19世紀ドイツ、マイセン作のシャンデリア。
この館で私が1番気に入ってる物だったり。
青味がかった色、精緻な花飾り…溜息の漏れる美しさで御座います。



↑続いて『磁器の間』、この美術館最大の見所にして目玉。
初代プロシア王フリードリッヒⅠ世(1657~1713)が、東洋の磁器を熱愛した妻ゾフィー・シャルロッテの為に建てた夏の離宮『シャルロッテンブルグ宮殿(現ベルリン)』内の1室を再現した部屋で御座います。
17~18世紀、『シノアズリー(中国趣味)』がヨーロッパ王侯貴族の間で一大センセーションを呼んだそうで。
中国や日本の壷や皿、徳利等をインテリアとして飾るのが流行ったらしい。



↑皿や壷や徳利が約3千点、黄金色した壁に隙間無く埋められ、鏡の演出でそれらが無限に続いて見える様は……何つうかもう……悪夢の様だなっつう。(笑)
江戸川乱歩が見たら泣いて喜ぶ眺めかも。
悪趣味が醸し出す夢幻の空間に酔え。(笑)



↑柿右衛門を展示する第2室、幕末・明治の伊万里を展示した第3室を過ぎ…



↑最後は子供が入れそうな程でっかい花瓶(何を活けろと??)に見送られて出口へ。

美術館出口は、そのまま焼物・焼酎・海産物加工品をメインに売ってる土産店『ぜーランド』へと続いています。
焼酎の品揃えが特に凄い。
長崎カステラの老舗『松翁軒』のカステラも売ってますよ。



…そんな所でまた次回~。
コメント (2)
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