はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

秋の道東2024①

2024-10-31 22:53:57 | 日記
秋の道東へ。
今回の旅は帯広空港からスタート。
空港近くの以平農村公園で、カラッとした爽やかな風を感じながら、景色を眺めました。

湿度が高い日が続いていた東京とのあまりの違いにびっくり。身体が軽くなったように感じました。

夫に逆上がりしてもらおうと思ったけれど、鉄棒が低すぎて危険なのでやめました。

柏の葉があちこちで紅葉していて、赤、黄、茶と個体差があるのが面白かったです。


公園を出てしばらくしたところで、犬発見。


今回の最初の目的地、かっこう料理店に到着。
車が通る道沿いに羊が寝ていてびっくり。

気持ち良さそうに寝ていて、触っても起きませんでした。

毛刈りされていてもふっくらした体型。

少し離れたところにもう一頭いました。

羊に夢中になっているうちに、予約した時間が近づいたので、建物の方に移動。

建物に向かっていると、笹の中に猫発見。

呼んでもこっちを見ないところがとても可愛い。

羊と猫に夢中になっているうちに予約の時間になりました。

席からは紅葉した木々が見えました。

人参の塩スモモ和え

南瓜とかっこう畑のお豆ご飯

長いものカレー煮、南瓜とヤーコンのフライなど、野菜料理いろいろ

放牧豚ロースト ネギトマトソース

甘酒豆乳寒天ときな粉クッキーと有機抹茶

野菜の味が濃くて、どの料理もとってもおいしかったです。
食事の後、もう一度羊を見に行ったら、食事中でした。

もう1匹はまだ寝ていました。


次の目的地の鹿追町へ移動中、畑にいる白鳥を発見。

離れていてもコーコーと賑やかな鳴き声が大きく聞こえました。


鹿追町に到着。
ナナカマドの実があちこちにありました。

神田日勝記念美術館へ。

32歳で亡くなった神田日勝。どの作品も生命力に溢れ、命の尊さや力強さを感じました。

すぐ近くにある道の駅の周りの紅葉もきれいでした。


次の目的地へと移動中、扇ヶ原展望台に立ち寄りました。
神田日勝もここから見た景色を描いていたので、実際に見られて良かったです。

カラマツの紅葉が見事でした。




然別湖に到着。
滞在時間は短めでしたが、カヌーやカヤックなど様々なアクティビティが体験できるようです。




然別湖からさらに移動して、上士幌町のぬかびら源泉郷、中村屋に到着。
以前から気になっていた宿です。

館内は工夫が凝らされていて、どこを見ても面白かったです。
これは熟成中の果実酒。

夕食では食前酒として好きなものを選べました。
私はナナカマド、夫は行者ニンニク。

ナナカマドは酸味とほのかな苦味があり、おいしかったです。
行者ニンニクは透明なのに飲むと強烈な香りでインパクトがありました。

焦がし麦のスープは素朴な味わい。胃腸がホッとする感じで体が温まりました。

ナスやごぼう、根菜の揚げ浸しもおいしかったです。

宿泊者へのサービスがいろいろ充実していて、更別町で作られているポテトチップスが食べ放題。
宿の方から薦められて、囲炉裏で軽く炙ってから食べてみました。

火力が強いところはすぐにこんがり焼き目がつきました。熱々のポテチ、おいしかったです。

空になった袋を見せるともう一袋もらえるシステム。上限はないそうです。
私たちは1袋が限界でした。

星空を見に外に出たら、さっと横切る影。

十数頭のエゾシカが食事中。

距離がかなり近いので、ドキドキしながら少しだけ散策。鹿の繁殖期らしく、鳴き声も頻繁に聞こえました。
星空はすごくきれいでした。

ぐっすり眠った翌朝。
朝の散歩に出かけたら、早速エゾシカ。

晩秋の糠平、宿近くの紅葉はまだまだきれいでした。

川の水流は勢いがありました。



野鳥の囀りと鹿の鳴き声を聞きながら散策。



温泉の熱が湯気になって立ち上っている場所がいくつかありました。

至る所にいるエゾシカ。



アーチ橋が見えてきました。

滝を見ながら川を渡り、

糠平川橋梁に到着。

アーチの向こうに見えるのがは糠平湖。

橋梁の上を歩けるようになっていました。





橋を渡ると、かつて汽車が通り抜けていたトンネルが見えました。

宿に戻る途中、霜が降りた落ち葉が美しくて、しばらく眺めていました。




部屋に戻ると、牛乳が配達されていました。しんむら牧場のノンホモ牛乳、おいしかったです。

チェックアウトして車に向かうと、エゾシカの親子が食事中でした。


車で数分移動した展望台から、チラッとタウシュベツ川橋梁が見えました。
この時期は水没して見えないと思っていたので、とても嬉しかったです。




糠平湖畔にあるヒグマコーヒーで休憩。

席からの眺めが最高。

コーヒーとプリンを頂きながら、景色を堪能。


上士幌町から次の目的地の白糠町までの移動の間、白鳥たちをよく見かけました。

大きな白鳥が飛んでいる姿は圧巻。


紅葉を見ながらドライブ。



白糠町に到着。
晴天の恋問海岸は初めて。きれいでした。



宿のある釧路市へ。
ちょうど夕日が沈むタイミング。世界3大夕日の一つだそうです。


花時計、初めて見ました。

夕暮れ時の景色、普段は仕事中でなかなか見られないので、貴重なひと時。

夜景も素敵でした。



馬と牛がかわいい。


ホテル近くの居酒屋で夕食。北海道ならではの魚、八角がおいしかったです。

幣舞橋近くの夜景は派手でした。






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身体の変化に気づくことの大切さ

2024-10-22 22:02:22 | 鍼灸
時折、患者さん自身が特に自覚症状がない状態で来院されることがあります。
例えば肩こりや腰痛など、自覚症状がある方の場合は、それを改善することを目的として施術し、日常の生活で気をつけることがあればアドバイスをします。

しかし、患者さんの中には「自覚症状はないが、家族や友人に勧められたから来た」という方がいます。自覚症状がない方への施術は、本人に具体的な目的がないため、問診や身体に現れているサインから治療方針を考えます。自覚症状がないといっても、身体の状態を診てお話しているうちに、何らかの症状があることに気付かれる方がほとんどです。しかし、身体には明らかなサインが出ているのに全く気付かれない方がおられます。このような方が一番心配です。

人の身体にはセンサーのようなものがあって、気候や体調が変化した時にいち早くそれに気付いて対応できるようになっています。体質によって感度が高く気付きやすい人もいれば、感度が低く気付きにくい人もいます。気付きやすい人でも疲れすぎると感度が低くなることもありますし、元々気付きにくい人はさらに気付きにくくなります。
何十年も同じ身体で過ごしていると、常に絶好調でいられることはありません。大切なのは全く病気に罹らないようにすることではなく、身体の変化に気付き、なるべく早く対策することです。

東洋医学は具体的な疾患名が分からなくても、身体に起きてしまった不調を治す自己治癒力を高めることが得意です。
自覚症状がなく以前と変わらず過ごしている方も、より良い状態で人生を送るために、鍼灸や漢方を試してみるのもいいかもしれません。
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夏の徳島②

2024-08-26 21:26:29 | 日記
翌朝はセルフうどんを食べてから行動開始。

第十四番札所 常楽寺に到着。駐車場からの眺め。

猫がいるお寺らしく、本堂へと歩きながら猫がいないかチェック。

本堂

お遍路さんが参拝中でした。

剥き出しの岩盤は、「流水岩の庭園」と呼ばれているそうです。

しっかり雨が降る天気だったせいか、猫の姿は見かけませんでした。
水が苦手な猫たち、きっとどこかで雨宿りしていたのでしょう。

続いて、近くの札所を巡りました。
第十五番札所 国分寺

第十六番札所 観音寺



久しぶりに仏足石を見ました。


しばらく雨の中をドライブして、道の駅・藍ランドうだつに到着。
脇町の「うだつの町並み」を散策しました。

竹細工のお店。素敵なご夫婦の接客に癒されました。

町並みの端っこ、大谷川に架かる南橋まで行ってみました。

町並みに戻ると、気になる看板が。

「うだつ上がる」築150年の古民家を改装した、複合施設です。
この日はカフェの営業日だったので、一休みすることに。



夫はカレー。地元の新鮮な野菜たっぷり、味見させてもらったら、優しくて程良くスパイシーでした。

朝のうどんでそんなにお腹が空いていなかった私は、抹茶のかき氷を食べました。

冷えるから迷ったのですが、抹茶、あんこ、パンナコッタのメレンゲ、と間違いなくおいしい組み合わせだったので、注文。直感を信じて良かった、と何度も思ったおいしさでした。

2階は大阪の家具屋さんが出店。

カフェの方が「いろいろ試しながらのんびりしてくださいね」と言って下さったので、お言葉に甘えてソファに座ったり、外を眺めたりしながら、のんびり過ごしました。







帰り際、カフェの店員さんが吉野川がよく見える場所を教えてくれたので、行ってみました。

吉野川。川上は脇町潜水橋が見えて、良い眺め。

川下の眺めも良かったです。

再びうだつの町並みへ。
「うだつ」とは、古い日本家屋において隣家との境目に立てられた、小屋根付きの袖壁のこと。防火目的で作られていたのが、装飾としての意味が強くなり、うだつ自体が裕福さの象徴となっていったそうです。





大きな松ぼっくりが1個100円で売られていて大人買いしたくなりましたが、持って帰ることを考えて断念。

曇天と百日紅の花の組み合わせも素敵。


道の駅の駐車場を出て、脇町潜水橋を走ってみることにしました。

すれ違いができないため、対向車が来ていないか確認してから渡りました。
前後に車がなかったので、ゆっくり走って景色を堪能。





渡り切ったら前から車が来ました。

阿波の土柱に立ち寄りました。



世界三大土柱の一つ。100万年前の地層が侵食されてできた、希少な地形だそうです。


旅の最後に、藍住町に行きました。
藍の館を見学。

生の藍の葉で染めたストール。美しい色です。

藍染の道具が展示されていました。



染織だけでなく、陶磁器の釉薬にも使用されていたのを初めて知りました。

さまざまなタペストリーが飾られていて、どれも素晴らしかったです。



奥村家屋敷も見学しました。
















藍染体験工房はお片付けされていましたが、見学OKということで入らせてもらいました。

この原料で藍染ができると発見した先人の知恵に驚かされます。

工房の片隅には、張子の猫と、土鈴。

併設されている藍屋敷おくむらには、美しい藍染の作品がたくさんありました。
店頭には藍の葉。この瑞々しい緑色は乾燥すると藍色になります。
すごく不思議。
今回の徳島の旅では、これまで知らなかった徳島の魅力に出会えました。
他の季節にも行ってみたくなりました。

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夏の徳島①

2024-08-25 21:34:42 | 日記
夕方の便で羽田を出て、徳島へ。
徳島には家族旅行で何度か行ったことがありましたが、地元愛媛からの車移動だったため、徳島空港を利用するのは初めて。

夕日を見ながら鳴門市へ。

ホテルの近くに3匹の猫がいました。

リラックスしているようで顔が真剣なのがいい感じ。

鳴門鯛の塩焼き、おいしかったです。

撫養(むや)川沿いを少しだけ散策。



翌朝、うずしお食堂へ。

うどんも天ぷらもとてもおいしかった!


四国八十八ヶ所の一番札所、霊山寺に到着。

お遍路さんたちが約1460kmの長い旅へと出発する場所です。









名物の和菓子「あわくった」と、上勝阿波晩茶をいただきました。

晩茶は、愛媛の石鎚黒茶に似てる味わいだなと思って調べたら、どちらも日本にある後発酵茶の4種類に入っていました。
後の2つは高知の碁石茶、富山のバタバタ茶だそうです。

道の駅第九の里に立ち寄りました。
道の駅に隣接しているドイツ館。

鳴門はアジアで初めてベートーヴェンの第九が演奏された場所なのだそうです。

国道11号線をドライブ。

私の地元愛媛県松山市内の11号しか知らなかったので、何だか新鮮な感じでした。


ヨットも見えました。
写真はうまく撮れませんでしたが、鳴門スカイラインの四方見展望台手前の眺望が素晴らしかったです。

展望台からは大鳴門橋が見えました。

ウチノ海にはたくさんの船が浮かんでいました。




鳴門公園の駐車場に車を停めて、渦潮を見るため、施設「渦の道」まで歩いて移動。

渦潮を見るのは小学生以来。当時は渦の道という施設はなかったので、見るもの全て新鮮でした。

遠景もきれい。

足元には、ガラス越しに潮流が見えるスポットがあります。私は覗き込むのが楽しくてしばらく見ていましたが、怖くて避けて通る人も結構いました。

観光船がいるところに渦潮あり。

足元のガラス越しにもチラッと見えました。

いつまでも見飽きない眺めでした。




今回の旅のメイン、大塚国際美術館に到着。
以前から患者さんたちにお薦めされていたので、鑑賞時間をたっぷりとって見始めました。
西洋名画を陶板で原寸大に再現したものを展示してある美術館で、その再現性と迫力に驚きながら鑑賞。

システィーナ・ホール



聖マルタン聖堂



聖ニコラオス・オルファノス聖堂

貝殻のヴィーナス

サギの表情がかわいい。

展示方法も素敵。

大英博物館所蔵「ガチョウに乗るアフロディテ」

ガチョウの顔がとってもかわいい。

モチーフに鳥が描かれている作品が多く、好みのフォルムの鳥をつい撮影。



スクロヴェーニ礼拝堂

長椅子に座ってしばらく眺めていたのですが、空間が心地良くて離れ難い感じがしました。



モザイクの魚もかわいい。

聖テオドール聖堂




鳥に説法している場面を描いた作品。

真剣に聴いてる雰囲気を感じました。

モネの庭












モネの「大睡蓮」





レオナルド・ダ・ヴィンチ
「受胎告知」

「最後の晩餐(修復後)」

「最後の晩餐(修復前)」

「聖アンナと聖母子」

「モナ・リザ」

2階から見たシスティーナ・ホール。

ヤン・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」

フォトスポットのフラワーアートウォール。薔薇の花が見事。


フィンセント・ファン・ゴッホ
「7つのヒマワリ」

この2枚目は戦争で焼失したものを、写真を元に復元したのだそうです。











「夜のカフェテラス」

「種をまく人」

「ローヌ川の星月夜」


ゴッホを見終わった後はもうお腹いっぱいな感じで、たっぷりとっていたはずの時間も残り少なくなり、足早に鑑賞することに。

ウィリアム・ターナー
「雨、蒸気、速度ーーグレートウェスタン鉄道」

アンリ・ルソー
「蛇使い」

「異国風景」

エドヴァルド・ムンク
「星月夜」

覚悟はしていたけれど、足の疲労は半端なく、体力の限界を迎えました。
4時間かけても全ての作品を観ることができませんでしたが、素晴らしい作品を存分に楽しめて良かったです。

千鳥ケ浜海岸を見ながら移動開始。





徳島市に到着。
ホテル近くのお店に行きました。

どの料理もおいしかったですが、特にハモが絶品でした。


おいしい料理を食べて大満足。疲労も相まって、この日はすぐ眠りにつきました。















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夏の道東 2024③

2024-07-28 20:56:00 | 日記
かげやまさんを5時に出て、早朝のカヌーツアーへ。
SOMOKUYAさんからカヌーと一生に歩いて移動。

釧路川に架かっている橋の上からの眺め。

ホザキナナカマドがきれいに咲いていました。自然の中で見るのは初めて。


カヌーに乗って釧路川へ。
アオサギがすくっと立っていました。

視線が気になったらしく、場所を変えて狩りをするようでした。

屈斜路湖から釧路川に入り、川下り開始。









冬は背丈が低く茶色いので目立たない葦が、青々として目立つ存在になっていました。



鏡の間の苔や植物たちもしっかり成長して、瑞々しい感じ。

クレソンも健在。

外来種のウチダザリガニ。

ウグイやヤマメもたくさんいました。

少しずつ日が高くなって、水面がキラキラしてきました。

ホザキナナカマドの花がたくさん!



ホザキシモツケの花もたくさん!

8月にはピンク色がもっと濃くなるそうです。



水際に咲くツルアジサイ。

時々やってくるアブをかわしながら、カヌーは進みます。

ベニマシコ2羽、ヤマセミ4羽、野鳥観察も堪能。

コーヒーとフキのクッキーでひと休み。

再び釧路川へ。







約2時間半のレギュラーコースもあっという間に終わり。

この赤いびるわ橋がゴール地点。

カヌーを担いで車に載せる土田さん。

SOMOKUAに戻り、地元の野菜を購入。セミがいました。

お宿かげやまさんに戻って、朝食をいただきました。




ミントティー、とても良い香りでした。
帰り際、かげやまさんに教えてもらった清里町の「さくらの滝」へ移動。
道中、麦畑がきれいでした。

さくらの滝に到着。
サクラマスがジャンプする姿を見たのは初めて、何度も果敢に挑戦する姿がすごかったです。

しばらく眺めていたかったけれど、アブがたくさんいるので早々に退散。
かげやまさんからしっかり服を着てから行ってください、とアドバイスを聞いてはいましたが、思った以上の数でした。
夏の北海道の自然を楽しむには、アブ対策必至です。

滝から女満別空港方面に移動開始。
蕎麦畑もたくさんありました。

途中で、以前から名前が気になっていた、道の駅パパスランドさっつるに立ち寄りました。

温泉施設や足湯がありました。

空港周辺は収穫が終わった畑が多め。


初めての夏の北海道の旅。
行ったことがないエリアも満喫できて、見てみたかった植物も見れて、しっかり充電できました。






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