2021年は開院10周年の大きな節目の年でした。
オリジナルの手ぬぐいを作成してお配りしたこともあり、記念の年らしいことができたかなと思います。
この一年も様々な症状を抱える患者さんとの出会いがありました。少しでもお力になることができればと工夫を重ねる日々でしたが、経験を積むほどに難しさを感じるところもあり、今一度基本を大切に丁寧に施術をしていこうという思いが強くなりました。
夏にはこれまでで最もCOVID-19の脅威を感じることになり、鍼灸師にできること、人としてできること、先が見えない中でいろいろと葛藤したところもありました。
感染対策にこれが絶対というものはないけれど、マスクの着用・手指消毒・換気など、できることを着実に継続していくだけなのかと思います。何より自分自身の体調をしっかりと整え続けることが大切です。
年齢による身体の変化を感じ始めたこともあり、今年から休日の数を少し増やしました。そのことで予約が取りづらい状況を加速させることになってしまいましたが、現時点でこのように判断したことは良かったと感じています。
来年は治療間隔が空いても症状を改善する効果が持続するように、患者さんご自身が行えるセルフケア、生活する上でのアドバイスをより充実させていけたらと思っています。
体質や症状の改善のために細かいアドバイスをすることもありますし、何度も同じことをお伝えしてしまうこともありますが、半信半疑でも、少しずつでも、実践して頂けると嬉しいです。
来年こそ、会いたい人に会いたい時に会えるような状況へと変化していくことを願いつつ、年越しを迎えたいと思います。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。