睡眠に関して、ある調査を実施した結果が出ていました。 平均6時間の睡眠で、目覚め時の良否結果は49:51だとのこと です。尚睡眠時間の追跡調査で、長生きしている方たちは、平均 7時間が最も顕著であったとのことです。人(動物)は生命活動を 継続していく上で、自ら意識しないのに活動している、自律神経の 支配下にあります。この自律神経は交感神経と副交感神経とに分 けられます。日光でも、人工灯でも光を煌々と浴びている状況下で は、活動モ-ドでアドレナリンの分泌が盛んにおき、交感神経支配 下にあります。人は非常に順応性が優れていて、本来の機能とは 逸脱していても、その生活習慣に適応してしまいます。しかし良好 な体調を維持していくためには、一定のリズムに合致しなければ確 保できません。活動しているときは、交感神経の支配下にあります が、一方消化器系は副交感神経の支配下にあり、朝、昼、晩の食 事時にはその影響で休息と体調を整える意味合いがあります。また 夕食から就寝において、翌日の英気と免疫機能の働きによって、 全身の浄化が行われる。この生活リズムを恒常的に乱す行為をす る。例えば就寝1~2時間前に食事をとる。満腹状態では血液が胃 に集中して、他の部位での浄化作用が機能不全に陥るし、なぜか 免疫細胞の動きも鈍化するとの事です。就寝時間が不規則であった り、食事時間が乱れたりすると、生命の根幹が機能不全になる。 不眠症になったり、気力が衰える、活動時間が移行したりの生活習 慣のリズムの変調が慢性的疲労感の蓄積となる。
漢方医学での検証では、「未病」状態といい、重大な疾病に陥る 前兆であるというようです。常に、胃に未消化な食品を抱えた状態 で眠りにつくと、良質な睡眠が得られない。いびきや無呼吸症候 群などを併発し、日中の活動に重大な影響をおよぼす遠因のよう です。また食事の不規則化が恒常的になると、実際の時間と体内 時計の不一致が起り、体調不良になるとのことです。良好な睡眠 を確保して、健康体を保持するためには、就寝3~4時間前で食事 を終了する。朝は起床30分後位に、必ず朝食を取る。朝、昼、夕食 を規則正しく取ることによって、脳内時計、腸内時計と実際時計とが 一致する。生活リズムの適正バランスを取り戻し、健康体に成ると の事です。