゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

本人の幹細胞で心筋再生

2011-05-26 16:09:48 | 健康・病気

岡山大が成功 小児で世界初

岡山大病院(岡山市)24日、先天性の心臓疾患がある1歳の女児に、心筋になる能力ある「幹細胞」を本人の心臓に戻して心筋を再生させる移植治療を実施し成功したと発表した。同病院は、心臓幹細胞を使った小児への治療は世界で初めてとしている。病院によると女児は左右の心室のうち、一つが正常に発育しなくなる機能的単心室症。通常は複数回の手術で全身に血液が回るように修復していくが心機能が改善しないケ-スもある。3月30日にこの修復手術をした際に女児の心臓組織から幹細胞を採取。体外で培養して増やし4月26日にカテ-テルで心臓の冠動脈内に戻した。自分の細胞のため拒絶反応もなく、移植後1週間で退院。5月24日の検査では心筋重量が約4㌘増え、心臓の収縮機能が10%程度回復した。心臓幹細胞を用いた治療は成人では臨床試験が進んでいるが小児はなかった。                                    実施した佐野俊二教授は「子どもの細胞の再生能力は高い。続けていけば、心臓移植せざるまでの期間を長くする治療につながる」と話した。今回は臨床試験の1例目。さらに子ども6人に実施する予定。

コメント