゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

血液一滴でがん発見期待

2011-11-24 19:38:27 | 健康・病気

腕に「バネ」・・・・病原体がっちり

ノ-ベル賞・田中氏ら 新抗体開発

100_8320 島津製作所(京都市)などは、生物を疾病から守る免疫反応で重要な役割を担う抗体に「バネ」状の物質を組み合わせ、目標の抗原(病原体)向け自由に伸縮させ、従来の100倍以上の効率で結合させる技術を開発したと発表した。

ノ-ベル化学賞受賞者で、同社の田中最先端研究所の田中耕一所長らによると、今後、病原体が含まれる血液一滴からがんや生活習慣病を発症前に発見する技術にも応用が期待できるという。同社などは、抗原について、アルツハイマ-病の原因タンパク質とされるべ-タアミロイドに注目。抗体が持つ、抗原をつかまえる「手」の部分に化学合成したべ-タアミロイドを使用した。さらに手を立体的に動かすための「腕」の部分を「バネ」状にするため、ポリエチレングリコ-ルと呼ばれる物質を使い、この二つの物質を試験管内で結合させ、合成化合物としての抗体を生成した。この合成抗体と抗原のべ-タアミロイドを結び付けた結果、従来の抗体より100倍以上の効率で結合が進んだ。「バネ」の部分の長さを変えると最大10万倍に上がったという。田中所長は「がんやアルツハイマ-病の原因解明だけでなく副作用が少ない抗体医薬の開発にもつながる可能性がある」と話している。

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がん退治に近赤外線

2011-11-24 16:52:51 | 健康・病気

米衛生研 マウスで確認、人間に応用へ

近赤外線を当てる方法で、他の細胞を傷つけずにがん細胞た゜けを退治することに、米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員らのチ-ムがマウスを使った実験で成功、米医学誌ネイチャ-メディシン(電子版)に発表した。がん治療には外科手術のほか、放射線照射や抗がん剤投与などがあるが、チ-ムが開発した方法は副作用が小さいとして、2~3年以内の臨床応用を目指している。チ-ムは、がん細胞にあるタンパク質と結び付きやすい「抗体」に、特定の波長の近赤外線で発熱する化学物質を取り付け、悪性がんを移植したマウスに注射した。悪性がんを移植したマウスは通常、18日以内で死ぬが、この抗体を注射したマウス10匹に近赤外線を4週間に1回、計4回照射すると、うち8匹でがんがほとんど消滅し、1年以上も生存した。がんの再発もなかったという。小林さんによると、近赤外線は10㌢程度は体に浸透するため、人間での応用も可能という。小林さんは「臨床応用を進めたい」と話している。

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