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あすの医療は「病院守れ」住民動く

2007-11-16 20:00:00 | ほっかいどう関連情報

医師不足 赤字

100_0322 交流会、利用呼びかけ・・・                                       道内各地に支援団体                                           医師不足や赤字経営に悩む地域の病院を守ろ                            うと、道内各地で住民が支援組織をつくる動きが                           相次いでいる。医師との交流会を開いたり、病                            院の利用を呼びかけたりしながら、「行政任せ」ではなく、地域ぐ                  るみで支えていこうという取り組みだ。自治体病院の再編問題など                           地域医療を取り巻く環境は厳しいが、医療関係者は運動の広がり                            に期待を寄せている。「安心して医療を受けられる根室になるよう、                           医師のみなさんには長くお勤めいただきたい」10月28日、根室市                            で開かれた「第1回医師と市民の集い」。主催者のあいさつに、市                            立根室病院などの医師9人と市民約100人が拍手した。参加者は                            バ-ベキュ-で交流、主治医と歓談し感謝する患者家族もいた。今                          春、常勤医が2年まえより11人少ない6人になった市立病院。大学                           側に医師派遣の余裕がなくなったためだが、住民や行政の対応をめ                           ぐり医療関係者に「根室は医師を大切にしない」という風評も広まっ                           ていた。このため根室商工会議所や根室市町会連合会が中心とな                           って「ねむろ医師伝言ネットワ-ク会議」を10月に設立。同会議所                            の北村信人前会頭は「市民と医師が人間同士の付き合いをして信                           頼を築き、医師定着につなげたい」と言う。既に三十の団体と九十                            三人の個人が参加。今後も医師の講演会やパ-ティ-などを開き、                           交流するつもりだ。住民が安易に夜間救急を利用したり、軽い病気                           でも地元以外の大病院に行ってしまうことは、医師の過酷な勤務や                           地元の医療機関の患者減に拍車をかける。「医師不足で困ると言い                           ながら、いざ派遣すると、後は意志任せという地域が多い。医師の                            過酷な勤務や病院経営を支える体制をつくってほしい」と、札幌の                            医療関係者は訴える。                                                      胆振管内むかわ町の穂別診療所では、6月に住民有志が「友の会」                           を結成。ボランティアで定期健診の受付業務を手伝ったり、草むしり                           や花壇整備を行っている。                                                   釧路市阿寒湖温泉でも町内会を中心に、道立阿寒湖畔診療所を支                           える協議会が6月に発足し、医師確保を求める署名活動のほか、住                           民がお金を出し合って医師住宅の改修を検討中だ。協議会の金山                           泰明会長は「これまで医師がいるのは当たり前という意識があったが、                         今後は地域で医師を守る意識を育てたい」と話す。                                     1月に町民有志が町立病院の「応援団」をつくった十勝管内士幌町。                          住民が町立病院の利用を呼びかけるビラを配り、お礼に医師が無料                           検診をするなど、交流が進む。道医療政策課は「病院側も積極的に                           住民に情報公開し、地域で考えるきっかけをつくってほしい」と期待                            している。

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