゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

生きるしくみ<痛みは我慢しない>

2008-06-26 16:30:00 | 健康・病気

脳に知らせる「警告」=當瀬則嗣 解説

最近の学生はダメな人や場の雰囲気を無視するような人を「痛い                            人」と表現するようです。何か人への思いやりが感じられず、私は好                           きな表現ではありません。「痛い」という言葉は、文字通り人が苦痛                           を感じたことを指すものです。人は、体のさまざまな場所で痛みを感                           じます。打撲、けがに始まって、頭痛、筋肉痛、節々の痛み、ノドの                           痛み、腹痛、胸痛など、実にたくさんの傷みがあります。でも、一口に                          痛みの様子は異なっています。たとえば、手などを切った時に感じる                           痛みと、運動しすぎたときに感じる筋肉痛とを比べると、感じ方は随                           分と違うものです。さらに、これらの痛みと比べて、おなかをこわした                           ときの腹痛は全く違った漢じですよね。手を切ったときの痛みは皮膚                           痛覚、筋肉痛は深部痛覚と呼ばれ、痛みを感じるしくみが異なってい                          るからです。ですから、筋肉痛で使う薬と腹痛で使う薬は全く異なっ                           ています。でも、人はいずれも「痛い」と表現しますね。これらの痛み                           に共通なことは、その場所に強い力がかかったり、炎症が起ったりし                           て壊れそうになったり、すでに壊れてしまったりしたときに、それを脳                           に知らせる警告であるということです。警告ですから、痛みは人を不快                          にさせます。痛みに無頓着では、体がどんどん壊れてしまうのをその                          ままにすることになるからです。また、痛みによる苦痛は、人の心をひ                          どく痛めつけます。痛かったら、痛みを抑えるとともに、早く原因を取り                          除いてしまいましょう。痛みを我慢する必要はないのです。                                (とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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