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生きるしくみ「尿酸って何?」

2009-04-30 15:39:42 | 健康・病気

肉やビ-ル 通風の原因=當瀬規嗣解説

よく検診などで「尿酸値が高い」と医師から指摘される人が増えているようです。尿酸といえば通風です。通風は血液中に尿酸か゛多くなりすぎた人の一部に起る病気です。たとえば足の親指の関節が傷みに襲われる病気です。昔から王族や貴族など、豪勢な食事を続ける人に発症することから「ぜいたく病」と呼ばれていました。ところで尿酸って、なんだかご存じでしょうか。尿酸は主に肝臓で作られて、おしっこに出てくる物質です。尿酸の材料は核酸です。核酸とは遺伝子の材料となる欠くことのできない物質です。核酸を代謝してごみとして体の外に出すために、尿酸に形を変えておしっこに出しています。人は核酸をいつも食事から栄養として取っています。とくに肉類、魚、卵などに多く含まれます。それは、これらの中にたくさんの動物の遺伝子が入っているからです。ですから、こうしたものをたくさん食べ過ぎると、尿酸がたくさんできて、おしっこから出るのが追いつかなくなって、血液中にたまってしまうのです。お肉の中でもホルモンやレバ-などの内臓肉は、核酸がより多く含まれますので、要注意です。一方、お酒も尿酸を増やすもので、とくに酵母の遺伝子がたくさん含まれているビ-ルは危険です。ビ-ルにくし焼きというメニュ-は庶民の味方、おじさんたちの定番メニュ-ですが、尿酸を増やす可能性が高く危険です。今や通風は「ぜいたく病」ではなく、「のん兵衛病」になったようです。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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