酪農大が協定 受講や実習支援
酪農学園大学(江別)が、江別、千歳、恵庭、北広島の4市とJA道 央、千歳開拓農協でつくる道央農業振興公社(恵庭)と、農業後継 者や新規就農を目指す人材の育成に向けて協定を結ぶことになっ た。協定では、社会人なども含めた就農希望者を一般学生とは別 枠で受け入れ、農業法や農業経済などの講座で学んでもらう。大学 側は受講料などで優遇措置を取り、公社側は通学費用を補助する。 協定に先立ち、すでに21-29歳の4人の若手農業者が同大で講 義を受けている。また、公社は学生の農業実習の受け入れ農家を 紹介する。同大は酪農学部で年間約270人の農業実習の受け入 れ先が必要で、これまで遠方の農家にも頼ってきた。受け入れ先の 提供により「近隣農家だと、大学で学びながら実習にも長く取り組め る利点がある」(酪農大)としている。実家が農家ではない卒業生に は、公社が農地をあっせん、貸与するなど地元での就農を後押しす る。自治体と農業系の大学が教育や研究のため協定を結ぶ例はあ るが、4市にまたがる広域の取り組みは珍しいという。
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