←名前の由来になっている先端の黒い翼を広 げ、優雅に舞うソデグロヅル=1日午前七時半 ごろ、女那川下流域で、内山則子さん撮影
函館市的場町の野鳥愛好家、内山則子さん(62)が、同市女那川 町の女那川の下流域で、繁殖地のロシアから飛来したとみられる ソデグロヅルを撮影した。山階鳥類研究所(千葉)によると、世界 でも2500羽ほどしかいないとされる希少種で、国内での確認は 極めて珍しい。 内山さんは10月31日、夫の弘正さん(62)とともに野鳥観察中、 草をついばんでいるソデグロヅルを発見し、同日と翌日の2日間撮 影した。「初めて見る鳥に興奮し、シャッタ-を押す指に力が入っ た」と話す。11月4日まで付近で確認されたが、その後飛び立った かどうかは不明。 ソデグロヅルはインド北部や中国南部で越冬する渡り鳥で、成鳥 の体長は135㌢程度。湿地の減少などにより、国際保護連合(IU CN)のレッドリストで、最上位の「絶滅危惧種1A類」となっている。
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