「男性87、女性80㌢が適切」
東北大大学院薬学研究科の今井潤教授らのグル-プは18日、 メタポリック症候群の診断基準になっているウエストサイズ(腹囲) について「男性87㌢、女性80㌢が適切な基準値」と発表した。 厚生労働省は腹囲が男性85㌢以上、女性90㌢以上で、さらに 高脂血、高血圧、高血糖の二つ以上に当てはまるかどうかを基準 としている。女性の腹囲を男性よりも大きく設定していることに異論 もあった。研究グル-プは「女性の腹囲は引き下げが必要」と指摘。 25日から沖縄県で開かれる日本高血圧学会で発表する予定。 研究グル-プは、2000-06年にかけて、岩手県花巻市大迫町の 男女約400人(平均63歳)に健康診断を実施。血圧などの検診 デ-タを分析し、メタポリック症候群に該当する人を見つける上での 最適な腹囲の値を導き出した。現行の診断基準は、日本高血学会 などが作成、05年に発表した。その後、国際糖尿病連盟が「男性 90㌢、女性80㌢」を発表するなど諸説出ている。
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