「世界一やさしい問題解決の授業」という本が随分 売れているらしい。=佐伯宏介(無職・別海)
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2007-06-29 |
問題解決の手法についてわかりやすく書かれてあり、問題山積、 行き先不透明な今の社会に必要な本だなと思う。問題解決能力、 つまり「考え抜く技術」と「考え抜き、行動する癖」を身につけることが 人生を切り開く力になると著者はいう。ここ数年、短絡的な殺人事件 がよく報道され、聞くたびに心が痛む。他に道はなかったのか? 問題や困難に立ち向かうといったような人生を切り開く力が、若い人 たちからなくなっているな、と感じる。「百計も尽きたときに、苦悩の 果てが一計を生む。人生、いつの場合も同じである」。吉川英治作 「三国志」で、豪傑で知られた張飛が、敵に行く手を阻まれ、にっちも さっちも行かなくなったとき、頭を絞って考え抜いた計略でその場を切 り抜けるくだりの一節だ。困難の中で求めるとき、道が開けるという経 験が誰にもあるだろう。生きていれば困難はつきもの、もうだめだとい う場面に遭遇する。そのとき、そこから目をそむけ逃げたり、自暴自棄 になって強行突破するのでもなく、現状を静かに見極め、受け止めて、 ときにかなった行動をしたい。聖書によれば、「神は、・・・・試練と共に、 それに耐えられるよう、逃げれる道をも備えていてくれる」のだから。
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