夏向けにホラー小説を紹介しましょう。
「ホラー小説」とは
恐怖を通して人間の光と影を描いた小説。
第一弾は「貴志祐介」の作品を紹介します。
「十三番目の人格 -ISOLA- 」
主人公は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。
その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会い、彼女の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。
このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わすようになる。
やがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、
彼女は身も凍る経験をする事になる・・・
ぞくりとおぞましいエンディングが待ってます!
第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。
木村佳乃主演で映画化されました。
「黒い家 」
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。
ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。
ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。
信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。
恐怖の連続、桁外れ、
衝撃のノンストップサスペンス!
本当に怖いですよ!!
この夏を涼しく過ごすお勧めの一冊です!
第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。
1999年 森田芳光監督、主演内野聖陽、大竹しのぶにて映画化されました。
「天使の囀(さえず)り 」
北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。
恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。
さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。
アマゾンで、いったい何が起きたのか?
高梨が死の直前に残した
「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、
何を意味するのか?
前人未到の恐怖が、襲う!
「クリムゾンの迷宮」
主人公はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚める。
視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。
ここはどこだ?傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。
「火星の迷宮へようこそ。
ゲームは開始された」
やがて、同じように気が付いたら、この地に倒れていたという8人の男女と合流する。
彼らは、何故この地にいるのかも
分からないまま、生き残りのために
”凄惨なゲーム”を展開していく…。
「青の炎」
主人公の秀一は、湘南の高校に通う十七歳。
女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。
その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。
母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。
曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。
警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。
自らの手で曾根を葬り去ることを…。
完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。
日本ミステリー史に残る
感動の名作!!
読んでる途中は涼しくて、
ラストに心が熱くなります!!
2003年蜷川幸雄監督、二宮和也主演にて映画化されました。
ホラー小説でこの夏を涼しくすごしましょう!
これも怖い!?
↓
CD機から出てくる貞子!
意味が判らない方は、この夏
ホラー小説を読みましょう!!