「あるいは裏切りという名の犬」
2004年製作フランス映画
80年代、フランスで実際に起こった事件をベースにした作品。
かつて親友だった。
同じ女を愛した。
今はただ敵と呼ぶのか…。
パリ警視庁の警視レオ(ダニエル・オートゥイユ)とクラン(ジェラール・ドパルデュー)は、互いにライバル心を抱き、次期長官の座を争っていた。
現金輸送車強奪事件でクランが犯したミスによって、レオの親友エディ(ダニエル・デュヴァル)の命を奪ったのを機に、2人はますます対立の様相を深めていく。
ふたりの警官の騙しあいの物語には最近では、香港映画『インファナル・アフェア』、そのハリウッドリメイク版『ディパーテッド』などがあるが、元祖はやはりフランス映画でしょう。
往年の「アラン・ドロン」、「ジャン・ギャバン」など名優達の一連の出演作を彷彿させます。
最初から最後までムダのないストーリーにぐいぐい引き込まれて行きます。
さらに出演俳優陣の渋さがストーリーの良さを引き立たせる。
緊張感溢れる息もつかせぬサスペンス!!
心に深く刻まれる
“本物の男たち”による
“本物の感動”を見逃すな!!
ハリウッドでロバート・デ・ニーロ製作によるリメイクも決定している。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆